昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

エゾエンゴサク

2008-05-03 18:06:23 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 同じ北海道でありながら、道央などの地域ではこの時期本州に先駆けて、早々と真夏日を記録しています。南の沖縄をさしおえて北の北海道が、一番暑い日となったとか・・・まさに驚きです。
 しかしここ道東の海沿いでは、今日だってようやく11度ちょっとほどに上がったに過ぎません。ですから天の不公平と多いにボヤキたくもなるのです。
 気温が上がらないからと云って、家ののなかに閉じこもっていても、何の得にもならないだろうと、多少の風は気にしないで出掛けたのです。

 春先から、さほど暖かい日は無くて、人間がいくら嘆こうとも自然の移ろいは確かなもので、エゾエンゴサクが色鮮やかに花を咲かせ、またその蜜の香を探しあてた一匹の蜜蜂を眼にしたのです。春早々にひっそりと花咲くエンゴサクのその可憐さが、多くの人に愛されるゆえんでもあるのでしょう。
 私の記憶に間違いが無ければ、樺太での子ども時代にこのエゾエンゴサクのことを「アイヌ芋」と読んでいた。春の山菜としておひたしにして食べたこともあるのですが・・・。

 大袈裟な表現ですが、自然は本当に強かで・・・まさに脅威です!

               エゾエンゴサク  蜜蜂