昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

似た者夫婦・・・

2008-04-05 20:45:17 | 日々の雑記
 耳の疾患メニエールのことは、昨年12月のブログに載せたところですが、なんとしたことか老妻もまた先日受けた脳神経科の検査の結果、私と同じメニエールと診断されました。
 二人の発症症状はまったく別々のもので、私の場合は左耳の耳鳴りから始まり、老妻は目まいからでした。お互い初期症状が始まって直ぐに、私は耳鼻科へ老妻は脳神経科へと、それぞれ別の病院へ行ったのですが、その診断の結果はまったく同一の「メニエール病」そのものだったのです。
 夫婦二人が奇しくも、同じメニエールと診断されたのですが、処方された薬はそれぞれまったく別々で、私のは水薬だけでしたが、老妻は目まい止めの他に脳代謝を良くし、さらに脳の活発化を促進するのもありました。

 こうして夫婦が同じ病気になったことで、肉親やまわりの知人などから、いつも仲の良い夫婦と思っていたら、病気まで仲良く一緒とは・・・と冷やかされてしまった。
 確かに今はウォーキングから買物にいたるまで、常に一緒だからまわりから睦まじい二人だと思われるが、長いこれまでの夫婦間には、まさに山あり谷ありの連続でした。加齢とともに体調が落ちて、ともに行動が制約され狭まるにつれて、いつの間にかお互いが折れ合い、また思い遣りを持つようになったのです。

 私たち二人にはメニエール病のほかにも、それぞれ疾患を持っていますから、この先の余命もきっと幾らも残っていないでしょう。
 ただ思うのは、せっかくの寿命ですから、同じ病名をもつ「似た者夫婦」として、残りの生を全うしたいとせつに願うのみなのです。

 
 今月一日の暴風雪の後、天気はずうっとぐずつき滅入っていたが、どうやら明日あたりから回復するかのような、久しぶりの夕焼け空。