畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

アピオス

2007-12-10 19:59:16 | 我が家の畑
今日は  時々 

昨年春、茨城の有機農業生産グループに行った折、アピオスという芋をもらってきた。アメリカ原産のキク科の野菜で、健康野菜だといわれた。食べてみると、ホクホクで栗のような、落花生のような味。それほど美味しいとは思わないし、基本野菜ではないと思ったが、少し植えてみた。最初の生育が遅いため、草に負けてほとんど収穫できなかった。
今春、畑を片付けていると、ぽつぽつとアピオスの芽が出ている。雑草に負けず、育った芋が芽を出したのだ。周囲を掘り、7,80個の芋を収穫して、再度植えることにした。昨年に懲り、マルチを張り、植えつけた。蔓が伸び、支柱を立ててやる。夏には花をつけた。花を取ってやると芋が太るらしいが、そのままになったしまった。
今は、すっかり地上部は枯れてしまっている。忘れたのではないと、掘ってみると、大きいのは少ないが、芋になっている。根が伸び、そのところどころに、養分を貯蔵し、芋になる。珍しい作物だ。

収穫したアピオス


根のところどころが太って、数珠のようになっている


作業  サツマイモの貯蔵
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一人仕事

2007-12-09 21:10:20 | 農作業
今日は 

連れ合いは、昨夕から出かける。東京時代の趣味の仲間たちの恒例の忘年会。帰りは遅くなるだろう。
こんなときは、動物たちの世話も全部一人でやることになる。朝、昼、晩と何やかやと付き合わなくてはならず、余りまとまった事は出来ない。また、日常的にはやっていないから、ペースも狂う。
ヤーコーンの収穫は終わらす。アピオスの収穫を始める。どちらも根菜だから、スコップで掘り取るから、腰に来る。弱点をつかれイタイイタイだ
ニワトリに餌をやったり、タマゴをとったりしながら、サツマイモの整理。貯蔵するために、腐りや、小さいものを除き網袋に入れてゆく。種芋も含め100キロくらい貯蔵することにした。
そうこうするうちに、日も暮れてきて、風呂を沸かしながら、犬、猫の餌。最後のタマゴ取り。
何時もより、遅く家に入り、風呂に入り体を温め、夕食の支度。
今日は、アルコールを少し入れてからの、投稿。

ヤーコーンです

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賞味期限

2007-12-08 19:52:00 | 食、農への思い
今日は  たり  たり

最近、食べ物について、何かと問題がニュースにならない日はない。その全てが加工された食品といってよい。そして、ほとんどが、加工業者のモラルのなさ、経済性重視に原因を見ているようだ。食べ物の大元を生産していると自負している農業者から見ると、なんともおかしいと思えることが多くある。
そのひとつが、賞味期限の問題である。私たちは、タマゴと野菜の一部を自然食品店に納入している。幸いにして、野菜は賞味期限は要求されない。しかし、タマゴには要求される。最初のころはなかったと思うが、2年位前から要求された。
賞味期限とは、(製造者が安全性や味・風味等の品質が維持されると保証する期限を示す日時)だそうだ。タマゴの消費期限はどうすればよいだろうと、悩んだ。直販でなく卸をしている友人に聞いたりして、おおむね2週間位と教わりそのようにした。
でも何かふに落ちない。新しいタマゴは生タマゴで食べ、ちょと古くなったら火を通して食べる、というのが昔からの生活の知恵であったと思う。それは、農家も、消費者も同じだった。誰か第三者に、何時までは食べられますよ、などと決めてもらうのでなく、食べる人それぞれが、自分で決めていた、と思う。
消費者の立場からしたら、判断する基準がないと言われるかもしれない。私は製造(産卵)月日がよいと思う。かつてはそうだったのだから。
自分で食べるものを、自分で判断して、食べるという動物的本能を、賞味期限という表示に奪われてしまうなんて。そう思いませんか?

畑の野菜 ネギ


作業 出荷 ヤーコーン収穫
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芋ほり

2007-12-07 19:04:07 | 農作業
今日は  暖かい一日

霜がもう何回か降りた。残っているサツマイモを掘る。すでに、葉や蔓は霜により枯れている。蔓を切り取り、マルチをはがしてから掘る。粘土質のため、マルチの下の土は水をたっぷり吸っていて、スコップにくっ付きはかどらない。それでも思ったより多く、100キロ近く掘った。
今まではサツマイモの苗は友人から譲ってもらっていたが、今年から自分で作った。今年は、種芋も自分で保存しておくことにした。わざわざ穴を掘るのだから、食用も保存しようと思う。サツマイモは物置などで保存は出来ない。かなりが腐ってしまう。
掘った芋を整理して、二、三日のうちに貯蔵する。
秋取りのジャガイモも掘る。今年は夏の暑さで、種芋を腐らせたので、余り良くない。ジャガイモは寒さには強い。霜が降りても芋は平気だ。

サツマイモ
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初氷

2007-12-06 19:47:38 | 農作業
今日は 

朝起きると、外は真っ白に霜が降りている。外流しのバケツにはうっすらと氷が張っていた。ごく薄いが初氷だ。12月の初旬に氷が張るのも珍しい。全体的には、温暖化の影響で暖冬傾向なのだろうが、夏の猛暑、集中的な降雨など天候が極端化しているようだ。
午前中、土木屋さんが赤土を運んでくるので、置き場を作る。2トンダンプに1台注文してある。降ろしてもらってた土は、この間の雨でかなり水分を含んでいる。
この土は、野菜の苗を作る培土に使う。そのために、細かく砕き篩わなければならない。この湿り具合では無理なので、乾かしてからになる。日の当たる屋根の下に移動する。我が家の役立たずの猫たちに、糞をされないようネットをかけておく。
午後は、畑で夏野菜の片付け。トマトやモロヘイヤを引き抜き、マルチをはがす。マルチは決められたようにたたみ、リサイクル処理業者に引き取ってもらう。当然処理費用を支払って。この作業と、マルチの量は馬鹿にならない。その都度やればよいのだが、忙しいときなど、適当に丸めて引き上げた分は、庭の隅に山となって、困った邪魔物になっている。

畑の野菜は 虫に食われ穴だらけのチンゲン菜

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寿司

2007-12-05 20:14:52 | 食事
今日は  時々  

出荷作業に一日かかる。葉物が多いから収穫と整理に時間がかかり、結局二人で一日がかり。気温が低く、作業場で野菜を触っていると手がかじかむほど寒い。4時を過ぎると他の仕事には手をつけない。家の中で事務仕事。
我が家では、たいがい、ご飯は朝一回炊く。月に一、二回はローテーションが狂い、夕食に炊くこともある。そんなときは、良く寿司飯にする。今日もそんな廻り合わせで、寿司。
寿司飯は多めに作る。今夜は、刺身を買ってきてちらし寿司。仲間や、お客が来るときは魚屋に頼むが、こんなときは近くのスーパー。結構地元の近海物もあるから十分だ。
今日の残りはまぜ寿司に。地元のヒジキ(これが美味しい。葉だけでなく太い茎が磯の味を引き立てる)、干ししいたけ、自家製の切干大根、人参に油揚げやこんにゃくを煮て具を作る。寿司飯に混ぜ込み、まぜ寿司の出来上がり。
明日朝食は、菜の花をさっとゆでて、ちらして、菜の花寿司。

さあ、夕食だ。寿司にはやっぱり日本酒。

畑の野菜  菜花
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餃子

2007-12-04 19:30:03 | 食事
今日は 

我が家は餃子をよく作る。キャベツや白菜の取れるときはもちろん、ないときでも山東菜を使ったり、ニラだけだったり。
昨日、近所から白菜をもらった。残念ながら我が家の白菜はまだ。農薬を使ってのものだが、こだわることなく、頂く。連れ合いは早速、「餃子にしよう」
ハウスの隅に植えっぱなしになっている細いニラを取ってくる。
白菜はゆでてみじん切り、ニラもみじん切り。ひき肉に調味料を入れよく練り、野菜も入れてよく混ぜる。ここからは連れ合いの出番。餃子の皮に包み形作る。私はこういう細かいことは苦手。皮は市販のもの、そこまでこだわらない。
老齢の母と三人なのに、何時ものように60個も作る。
さあ、そろそろ出来たころ。焼いて夕食だ。餃子にはビール。多めに冷やしてある。
我が家の畑の野菜たち。今日は
大根


作業  ハウス内土埋め戻し 終わらせる。
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マヨネーズ

2007-12-03 19:40:08 | 暮らし
今日は  後  よるには  が出ていた
 
マヨネーズが到着した。最近、タマゴが余り気味。有効利用したいと、マヨネーズに加工することにした。幸い、隣町で、有機農業で野菜を作り、消費者に直接配送しているグループも、私たちと同じように平飼養鶏をしている。彼らが以前からマヨネーズ加工をしていた。相談の結果、私たちの卵だけでは、依頼する最低量にはならないため、彼らの加工時に、上乗せさせてもらえることになった。基本の餌は同じものを使っているし、ありがたくお願いした。
そのマヨネーズが、今日到着した。私たちは、必要なときは、自分でマヨネーズを作っていたから、買ったことはない。久しぶりでチューブ入りを手にした。今夜は早速、使ってみることに。
この会社は、原材料を厳選し、添加物を使わず、作っていて、製品は自然食品店などが扱っている。
ちなみに原材料は、(会社の説明を私なりに書き換えた)
圧搾一番絞りなたね油(遺伝子組み換えでない)、遺伝子組み換え飼料を使わず平飼(有精)卵、ポストハーベスト農薬のない国産りんご酢、自然海塩「海の精」、国産蜂蜜、100%からし菜種のマスタード
有精にカッコを付けたのは、どんな飼い方をしても、100%有精卵であるとは言えない為、原料の正確表示するには、有精卵とは言えないから。

12月に入り、水仙が咲き始めた



作業 夏野菜の片付け、ハウス内土埋め戻し
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出来た!ベーコン

2007-12-02 19:40:38 | 暮らし
今日は 

一晩ゆっくりとさめた豚肉の塊は、ちゃんとベーコンになっています。ポリ袋に入れて、真空パックにします。これを冷凍しておくと、一年中、使えます。作るのは2月までの寒い間だけ。冬のほうが比較的忙しくないし、なによりも、寒い季節は細菌の活動も少ないから。滅菌された工場生産ではなく、農家の自給的農産加工。(養豚はやっていないけど)

薫煙器のふたを開けると、ベーコンに


出来上がったベーコン。形は不ぞろい。でもこれを食べると、市販の、特にスライスベーコンなどとても食べられなくなる。野菜のお客さんに食べてもらったり、好きな人への使い物など、重宝している。


作業 山芋、ヤーコーン収穫 モロヘイヤ、ツルムラサキの種の採取
    夏野菜の片付け
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ベーコン作り

2007-12-01 19:32:20 | 農作業
今日は  後 久しぶりに暖か

いよいよ12月。あっという間に過ぎる師走。寒さも深まるだろう。
今日からベーコンを作り始める。
月曜日、国産豚ばら肉を購入。これは手に入りやすい、市販品。地元のスーパーの精肉部に、一本700gくらいの塊を15本頼んでおく。これに、天塩、きび砂糖、コショウ、シナモン、ナツメグ、を混ぜたものを丁寧にすり込む。連れ合いの夜なべ仕事だ。私はアルコールで、舟こぎ。出来たものは冷蔵庫で寝かせる。
金曜日、夕方、途中一回上下入れ替えた肉を冷水にさらす。約2時間の塩抜きだ。これも途中で上下をかえる。水から上げ、水気を良く拭いて、つるすためのタコ糸を通す。
土曜日、薫煙器につるし、カセットガスコンロで熱を加える。約2時間は50度くらいを保ち、風乾。肉の表面を良く乾かす。こうしないと、薫煙がよくしみ込まないそうだ。いよいよ、スモークウッドに火をつけて、薫煙開始。これからは、約70度を保っていく。7時間続ける。コンロに火をつけてからは、温度を一定に保つため、長く離れることは出来ない。時々温度を見る。ボンベも一回交換。スモークウッドも追加する。
こうして、夕方暗くなるころに、コンロを止め、そのまま自然に放熱すれば出来上がり。
ドラム缶で作った薫煙器、20年以上使っている年代物


今日の作業 たまねぎ350本、これで定植終わり
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