裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

ピアノ

2011年11月11日 07時29分56秒 | Weblog
きっかけは「ああ、ピアノが弾きてーな」とつぶやいたことなんだよな。
その声を、よめはんの耳がひろったのだった。
そしたらあんた、その二週間も後には、工房のわきにユニック付きのトラックが横付けにされて、わが家の二階に向けてピアノが吊られてたのだった。
よめはんの手配で、彼女の実家から愛機が移送されてきた、というわけ。
というわけで、逃げるわけにいかなくなってたのだ。
三日前に、はじめてピアノ教室にいってきた。
「体験」ってやつ。
工房でさんざん体験者を受け入れてるけど、自分がトライアルにのぞむのははじめて。
ちょっとドッキドキだね、これ、みんなの心境を知ったよ。
ネットで見つけたピアノ教室は、うちのごくご近所・・・だけど、道が入り組んでて、迷路のような路地をさまよったあげくにようやくたどり着ける、住宅街の普通の一軒家だった。
ピンポンを鳴らす。
玄関先に姿を現した「先生」は、20代後半のスリムなメガネ女子。
かなりの美女だったんで、面食らわされた。
オレは美女が苦手なのだ。(工房の女子たちはちょうどいい感じなんで助かってます)
さて、導かれたのは、ふっつーのこの年頃の女子の部屋。
久しく嗅いでなかったいいニホヒがする。
その傍らに、アップライトピアノがあって、そこでレッスンを受けることになるらしい。
「どんなオンガクをご希望?」と訊かれ、「最終的には、ガーシュインを完奏したいのデス(のだめ?)」と、身のほど知らずに答えてみる。
だけどその前に、譜面を読めるようになりたいし、耳コピの自己流で弾いてるために指使いがめちゃくちゃなので、そこを直してほしい、と「初歩から」を強調してお願いした。
「では、まるっきりいちからはじめましょう」ということになった、当たり前だが。
鍵盤の前にふたつのイスを並べ、「個人レッスン」の、例のあの感じになる。
まずは音符の名前と、譜面の読み方のレクチャー。
そして鍵盤の「ド」の位置から教わる。(ほんとにいちから教わってるわけだ)
右手のドは知ってたけど、左手のドはあんなとこに書き付けるんだね、ややこしや。
しかし、一音一音を最もシンプルに並べた基本編のあたりは楽々とクリア。
当たり前だ、オレは6音の和音までは耳で読み取れるし、ファンクの相当複雑なリズムを左右バラバラに弾くことも、自己流ながらしてるのだ。
が、譜面を読みながら、つところで、途端に心もとなくなる。
ドードーレーレーミーレードー、的なやつからして、ものすごい集中力が必要となってくる。
アタマ使って解析しすぎ。
感覚で読めるようにならなくちゃね。
パソコンのキーボードを打ち込むみたいに、脳から指への直接の神経を太いものにしたい。
譜面の音符が言語としてアタマに入ってきたら、指が瞬時かつ勝手に動くようになるにちがいない。
がんばろ。
新しいチャレンジは、心おどるなー。
30分のレッスンが終わって、1000円なり。(安っ)
これだけでぐったりと神経が衰弱して、帰り際に鏡を見たら、面相が少し年食ってたよ。
時間は少ない。
届くのか?ガーシュインまで。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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