辰吉の最新の試合を観ましたが、無惨なものでした。
想像以上に凄惨な画づらだった・・・
世間は、辰吉丈一郎に幻想を抱きすぎてます。
彼が強かったことなど、実は一度もないのです。
「古今無双の豪腕ボクサー」は、マスメディアがつくりあげた偶像でした。
彼は、タイミングが合えば強いパンチを打ち込むことができるボクサーですが、それ以外の技術が稚拙すぎるのです。
ただ、生涯でその「幸運なタイミング」が重なりすぎたために、不幸なことに、英雄に仕立て上げられてしまいました。
そして調子にのっちゃった。
ひどく打たれ弱いくせに、ノーガードで相手をからかったりしては、パンチをもらって沈んだりする。
戦績を見ればわかりますが、あまりに負けすぎです。
強く打ち込む、という以外の技術を磨かなすぎた。
最新の試合では、その強いパンチも鳴りをひそめ、とても見られたものじゃありません。
試合開始から10秒観ただけで、彼が勝つ可能性が皆無であることは、誰の目にも明らかでした。
相手のタイ人ボクサーは若く、精気がみなぎり、勢いだけで戦ってるように見えます。
しかしそのスタイルは、辰吉にとって、若かりし日の自分に生き写しと見えてたに違いありません。
かつて絶頂期に、相手のチャンピオンをノーガードで挑発してた38歳のロートルボクサー(辰吉)は、今、若さあふれる相手にノーガードで挑発され、それでも手も足も出せない。
陰惨な光景です。
ボコボコにされ、記憶が飛んでふらふらになり、自陣コーナーもわからず、セコンドからタオルを投げ込まれた辰吉。
夜、家に帰り着いて、奥さんと顔を合わせます。
その場所に、カメラが入っている。
この夫婦の会話が、辰吉の生き様を如実に表してて、胸に迫ります。
奥さん「無口やん」
辰吉「しゃべりたーない」
奥さん「なんで?」
辰吉「だって、やめさそーとするやろ」
婉曲に、まだつづける、ということを伝えてるわけです。
まだやるんや・・・?
彼の頭の中に、引退するなどという考えはこれっぽっちもない。
網膜剥離、国内ライセンスの失効、コミッションからの引退勧告、衰える肉体・・・
それでも、彼はボクシングをやめないのです。
こんなだから、辰吉はいつまでも愛されつづけるのでした。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
想像以上に凄惨な画づらだった・・・
世間は、辰吉丈一郎に幻想を抱きすぎてます。
彼が強かったことなど、実は一度もないのです。
「古今無双の豪腕ボクサー」は、マスメディアがつくりあげた偶像でした。
彼は、タイミングが合えば強いパンチを打ち込むことができるボクサーですが、それ以外の技術が稚拙すぎるのです。
ただ、生涯でその「幸運なタイミング」が重なりすぎたために、不幸なことに、英雄に仕立て上げられてしまいました。
そして調子にのっちゃった。
ひどく打たれ弱いくせに、ノーガードで相手をからかったりしては、パンチをもらって沈んだりする。
戦績を見ればわかりますが、あまりに負けすぎです。
強く打ち込む、という以外の技術を磨かなすぎた。
最新の試合では、その強いパンチも鳴りをひそめ、とても見られたものじゃありません。
試合開始から10秒観ただけで、彼が勝つ可能性が皆無であることは、誰の目にも明らかでした。
相手のタイ人ボクサーは若く、精気がみなぎり、勢いだけで戦ってるように見えます。
しかしそのスタイルは、辰吉にとって、若かりし日の自分に生き写しと見えてたに違いありません。
かつて絶頂期に、相手のチャンピオンをノーガードで挑発してた38歳のロートルボクサー(辰吉)は、今、若さあふれる相手にノーガードで挑発され、それでも手も足も出せない。
陰惨な光景です。
ボコボコにされ、記憶が飛んでふらふらになり、自陣コーナーもわからず、セコンドからタオルを投げ込まれた辰吉。
夜、家に帰り着いて、奥さんと顔を合わせます。
その場所に、カメラが入っている。
この夫婦の会話が、辰吉の生き様を如実に表してて、胸に迫ります。
奥さん「無口やん」
辰吉「しゃべりたーない」
奥さん「なんで?」
辰吉「だって、やめさそーとするやろ」
婉曲に、まだつづける、ということを伝えてるわけです。
まだやるんや・・・?
彼の頭の中に、引退するなどという考えはこれっぽっちもない。
網膜剥離、国内ライセンスの失効、コミッションからの引退勧告、衰える肉体・・・
それでも、彼はボクシングをやめないのです。
こんなだから、辰吉はいつまでも愛されつづけるのでした。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園