また観てしまった、「となりのトトロ」。
やさしい映画だなー・・・
うっとりとおだやかな気持ちになれる。
この宮崎駿って監督は、さして面白いストーリーをつくらないんだけど、その奥を流れる世界観を描き出すのが抜群にうまいね。
世界観だけを徹底的に煮詰めて描き込んで、そこを舞台に、登場人物たちが勝手に動いてくれてる感じ。
ストーリーを組み立てる必要なんかないんだろう。
タテヨコの広さを限定されたスクリーンでは奥行きで世界を見せなきゃいけない、と開高さんが言ってるけど、その深さの使い方を知ってるんだよなー。
すごい芸術家です。
ところで「子供にしか見えないトトロの世界」をながめてるうちに、水木しげるさんの言葉を思い出した。
彼も妖怪が見えるのだ。
とても印象に残ってる言葉なんで、思い出して書いてみるね。
「いろんな民族学者や妖怪を知ってるひとと話をしたけれど、彼らの説はぼくの考えと違っているので、ぼくはいつも自分の意見を言わなかった。ぼくはもっと別の妖怪を考えている。すなわち、それは『いる』のだ。妖怪の姿を思いながら幼い頃からの自分の頭の中を観察してみると、やはりぼくは20回ちかく妖怪に出会っている。シッポはつかんでいる。いつかぼくは妖怪をタイホするときがくると思っている」
彼は妖怪を信じてるんではなく、実際に妖怪のいる世界に身を置いてるわけ。
それが彼にとっての自然なのでした。
そんな純心が、オレにもかつてあったのかなー・・・
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
やさしい映画だなー・・・
うっとりとおだやかな気持ちになれる。
この宮崎駿って監督は、さして面白いストーリーをつくらないんだけど、その奥を流れる世界観を描き出すのが抜群にうまいね。
世界観だけを徹底的に煮詰めて描き込んで、そこを舞台に、登場人物たちが勝手に動いてくれてる感じ。
ストーリーを組み立てる必要なんかないんだろう。
タテヨコの広さを限定されたスクリーンでは奥行きで世界を見せなきゃいけない、と開高さんが言ってるけど、その深さの使い方を知ってるんだよなー。
すごい芸術家です。
ところで「子供にしか見えないトトロの世界」をながめてるうちに、水木しげるさんの言葉を思い出した。
彼も妖怪が見えるのだ。
とても印象に残ってる言葉なんで、思い出して書いてみるね。
「いろんな民族学者や妖怪を知ってるひとと話をしたけれど、彼らの説はぼくの考えと違っているので、ぼくはいつも自分の意見を言わなかった。ぼくはもっと別の妖怪を考えている。すなわち、それは『いる』のだ。妖怪の姿を思いながら幼い頃からの自分の頭の中を観察してみると、やはりぼくは20回ちかく妖怪に出会っている。シッポはつかんでいる。いつかぼくは妖怪をタイホするときがくると思っている」
彼は妖怪を信じてるんではなく、実際に妖怪のいる世界に身を置いてるわけ。
それが彼にとっての自然なのでした。
そんな純心が、オレにもかつてあったのかなー・・・
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園