裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

汁で飲む

2017年10月20日 23時27分06秒 | Weblog
汁をアテに酒を、って飲み方が気に入ってて、最近はもっぱらおツユをすすりつつ、焼酎をくいっとやってまして。
シブすぎるかなあ。
でももう唐揚げとかベタベタのもんなんて食べられないし、焼き鳥クラスも胃に重たくきちゃうの・・・
汁はいい。
裏切らない。
ものすごくうまいスープを出してくれるお店があるんで、チューチューしまくってる。
スープの底に沈んでる、鯛のお頭を焦がしたのとか、里芋のマッシュを素揚げたものとかを突きくずしつつ、それらが放出した成分をたぶたぶに溶かし込んだあっちっちのダシをチュー。
んで、冷たいのをぐい呑みからチュー。
こういう飲み方、未来かなあ。
流動食時代が開けても、オレはわりと大丈夫そうだ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

投票活動

2017年10月11日 07時07分49秒 | Weblog
下のブログ、激しいね。
だけどオレは、タバコ吸いと投票棄権者に対しては、どれだけペシャンコに言っても省みないことにしてるんだ。
なにしろやつらには、なにも言い返す権利がないからね。
言いたい放題にしていい連中だと思ってる。
例えば、子育て世代の若いお母ちゃん。
選挙いった?
なにっ、いってないとな?
だったら、「子育てに援助を!」なんて図々しいことを言うべきじゃない。
福祉が、若者よりも老人に手厚いのはなんで?
権力者たち(選挙で選ばれた側のヒトビト)はこう考えてる。
「若い世代に、年金をくれてやる必要はない」
「あいつらは票にならないからね。ほっといていい」
「どれだけ痛い目に遭わせても、批判しようとしないんで、あの世代はらくでいいわ」
「それよりも、老人たちにもっとサービスをしてあげなさい」
「老人は必ず投票にいくからね。おー、こわ」
「ビンボー人対策?放っておきなさい」
「それよりも、金持ちをもっと金持ちにしてあげなければ」
「金持ちは、必ず投票にいくからね。絶対にサービスを怠ってはなりませんぞ〜」
・・・かように、投票行為と国家の政策とは密接なので、投票する一団はひたすらに優遇され、投票しない一団はひたすらに軽んじられるんである。
若いひとたちの給料が上がらない?
当たり前じゃん、投票にいったの?
大企業が国家に優遇されてる?
そりゃそうだろ、ものすごく票をつぎ込んだからね。
なるほど、こう書くと、投票があざとい行為に見える。
しかし、政策への意見の反映とはこうした行動によってのみ行われる。
投票しない一団が割りを食うのは、因果律なのだ。
投票行動をしないヒトビトは、「それでもいいよっ」と言うかもしれない。
なるほど、それはかっこいい態度だ。
ただ、それなら投票結果に対し、絶対に不平不満を言ってはいけない。
国家の進む方向を決めるのは、投票した(きみの代わりにしてくれた、と言わねばならないが)ひとたちだからね。
投票しなかったきみは、政治に関しての一切に口をつぐむことだ。
この禁を犯すから、オレは投票しなかった連中をさげすみたくなるのだ。
「投票しないのなら、黙ってろ!」とだけは断固として言わせてもらう。

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投票行動

2017年10月10日 09時57分15秒 | Weblog
あまりにくだらなすぎる今回の選挙への投票をボイコットしよう、って動きがあるみたいだけど、バカは本当にバカなことを考えつくなあ・・・
こういうのにかぎって、酒の席なんかで政治のことを語りたくてしょうがないんだから、筋が通らない。
投票しないんだったら、黙ってろ、って話だよ。
語りたいんだったら、投票しろ、って話だよ。
だいたいおかしいだろ、投票を棄権するってことは、白紙委任だろ?
自分の代わりに投票してくださった方々の意見に「手放しで従います!」ってことだよ。
その意味では、勇ましいことだ。
日本の政治がどっちに向かおうと構わない、って宣言してるわけだもんね。
税金は今までの十倍支払いなさい、と言われようと、5歳から80歳までの健康男女全員を軍隊に徴兵する、と言われようと、政権に一言でも文句を言った人物は死刑、と言われようと、従ってくださるわけだ?
「おまかせコース(投票棄権)」を選んだってことは、それは自身の責任(他者への委任)においてつくられた法律ってことになる。
こういう白紙委任の構造と意味が理解できてんのかなあ・・・
そこが理解できないからバカなんだろうけど。
だけどね、バカもほどほどにしときなよ。
オレは本当に、投票にいかないやつをバカだと思ってるし、侮蔑するべき存在だと思ってるんだ。
ちゃんとものを考えてない、って意味で、この人物は実際的にバカなんだから。
ただ、白紙委任をした結果において決められたことには全的に従う、という潔い精神であえて棄権しようってんなら許せるな。
そういう人物は、次の選挙まで政治に関しては一切の不満も漏らさず、地蔵のように口をつぐんでるはずなので、無害でいい。
国家に忠誠を誓う人物とは、こうあらねばならんからね。
投票棄権をしようとしてるあなたは、結局、他のひとが選んでくださる投票結果と、次の政権の振る舞いに対し、土下座をしようとしてるんだった。

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続・重力波の説明です

2017年10月05日 09時20分11秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
質量を持つものの周囲の時空はゆがむ。
つまり、物体があると、その周りの空間はぐにゃっと曲がるのだ。
物体が大きければ大きいほど、空間は大きくねじ曲げられる。
その「幻想の地点」から「本来あるべき地点」への最短距離の加速度・・・が重力の正体ってわけなんだった。
ま、それはざっくりと理解してもらって、要するに、質量の大きなものの周囲は、時空が大きくゆがんでる。
あっちの方でゆがんだ時空は、こっちにまで伝わってきて、今この場所もちょっとだけゆがめられる。
時空はどこまでも、一枚のマットとしてつながってるからね。
ちょうど、対岸で石を落とすと波が立ち、こっち岸まで伝わってくるのと同じだ。
その波=重力波を検出しよう、って試みが、ついに成功したわけなんだった。
検出されたのは、ブラックホールふたつがぐるぐる回ってるという、世にも邪悪な天体が放つ重力波。
ブラックホールは、かつて超巨大な天体だったほどのものすごいものすごい質量を限りなく小さな一点に集めました!って特異点だから、そいつがふたつダンスをしてるとなると、その重力(時空のゆがみ)たるやすさまじいものだ。
そいつが宇宙空間を伝わって伝わって、ついに地球にまでたどり着いたやつを、アメリカのチームが拾ったわけだね。
さて、話は戻るが。
人類は天体望遠鏡をのぞき込んで、どこまでもどこまでも遠い天体を観測したいんだった。
138億年先を見てみる。
前編で説明した通り、宇宙開びゃく後の最初の37万年間は、煮えたぎった鍋状態にあったせいで、いかなる波も独立選別して抽出することができない。
ところが、ここに「重力波」という新しい波の概念が現れた。
みんな、ビッグバンがどんなものか知ってるよね?
現在のこの宇宙に散らかされてる物質を、瞬きする間にいっせいにバラまいた、あの事件だ。
そいつを逆再生すると、ビッグバンというのはすなわち、考えうる限りに最大の質量を一点に凝縮した状態、ってことになる。
空間のゆがみ(重力)もすごいだろう。
そいつを検出できないわけがない。
すでに、その手のものを検出した例もある。
ビッグバンが吐き出したすさまじい光は、現在もこの宇宙空間に一様に「波」としてひろがってるのだ。
その「宇宙マイクロ波背景放射」をつかまえたおかげで、ビッグバンの存在は現実のものと認定されたんだから。
ビッグバンの瞬間の重力波をつかまえたら、この世界の誕生の瞬間がどんなだったか、わかるかもね。
それは本当に、「世界のはじまりを見る」ってことなんだった。

おしまい

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重力波の説明です

2017年10月04日 08時29分33秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
重力波がノーベル物理学賞を受賞したよ、わーい。
ここで、重力波の説明をさせてもらうね。
知りたくね?
まず、ひとの目は、「波」を受信するレーダーシステムだ。
「電波」とか「音波」の、あの波だよ。
つまりぼくらの目は、見てる対象が放つ「可視光」という、紫外線から赤外線の間にある波長の、いわゆる光を受け取って、脳内に送り、映像化してるわけ。
そうしてきみはその目で、星を見るじゃない。
星の姿は輝いて見えるよね。
だけど、それだけじゃ、星の存在すべてが見えてるとは言えない。
ざっとした外観が理解できるだけで、内部構造がわかんないし、組成がわかんないし、温度や密度やなんやかんやがわかんない。
だったら、可視光だけじゃなく、星が放つ赤外線をとらえてみよう、次はX線だ、ガンマ線だ・・・となる。
星は、いろんな波を送ってくれてるわけだから、そいつをつかまえて解析すれば、いろんなことがわかる、ってわけだ。
ところで、きみが見てるその月の光(可視光)は、数秒前に月が放ったものだ。
光は、月から地球までの距離を1、3秒かけて進むんで、きみが見てる月の姿は、1、3秒前のもの、ってことになる。
太陽が放つ光は、約8分後に地球に到達するんで、きみが見る太陽の姿は、8分前のもの。
太陽が今この瞬間に爆発しても、きみがそれを知るのは8分後ってことだ。
同様に、アンドロメダ銀河までは254万光年って距離があるんで、天体望遠鏡から見るアンドロメダ銀河は、254万年前の姿ってことになる。
つまり、遠くの天体を見ることは、宇宙の昔の姿を見る、ってことなんだ。
ということはだよ、138億光年先の宇宙を見れば、それは138億年前の、すなわち、宇宙開びゃく(新装オープン)の姿を見られる、ってことじゃない。
いわゆる、ビッグバンの様子が見られるわけだ。
ってわけで、人類は今、130億光年先の宇宙までは見てるんだ。
ところが、そこから先がしんどい。
なにしろ、遠すぎるからね。
そもそも、ビッグバンが起きた138億年前から37万年間は、宇宙が煮えたぎってて、あらゆる光(波)が混線してたんで、可視光線はおろか、なんとか線もかんとか線も、絶対に検出できないんだ。
ところがここに、ついに「重力波」ってものが登場する。

つづく

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