裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

ロシア論

2017年11月15日 20時13分00秒 | Weblog
ロシア史、好き!
ロシア革命から、今月でちょうど100年なんだよ。
前にも取り上げた気がするけど、「ロシア指導者ハゲフサ理論」を知ってる?
ロシアの最高指導者の地位には必ず「ハゲ」と「フサ」が交互に就任する、という不文律があるのだ。
最初の指導者はレーニンで、みんなが知ってる通り、つるっパゲだよね。

それを継いだのがスターリンで、フサフサだ。

その後にフルシチョフがくるんだけど、ツルッツル。

そして剛毛のブレジネフね。

そして短命のアンドロポフ=ハゲに、

同じく短命のチェルネンコ=フサ。

上の二名は、ハゲフサの歩幅合わせに利用されたとしか思えない。
こうして、満を辞してつるっパゲのゴルバチョフが就任。

クーデターが起きて、そのどさくさにまぎれて、フサフサのエリツィンが台頭。

完璧だ。
ところが、ここで問題が発生する。
微妙にフサのプーチンが就任してしまい、「ハゲフサ理論」が危機にさらされるのだ。

ここでロシア指導部は、ウルトラCを繰り出す。
いったんプーチンを退場させて、フサフサ極まるメドベージェフを担ぎ出したのだ。

そして再び、プーチンが最高指導者に返り咲き。

だいぶフサエリアの後退とハゲエリアの拡大が見られ、理論は命脈を保とうとしている。
こうした経緯に鑑みても、プーチンがつるっパゲになるまでこの座に留め置こう、という最高指導部の判断が働いたことは疑いがない。
こうして、ロシア指導部ハゲフサ理論は、未来永劫つづいていくのだ。
信じるか信じないかは、あなた次第です。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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トゥルースリーパー・後編

2017年11月14日 10時29分14秒 | Weblog
で、「トゥルースリーパー」がやってきたわけだが。
巨大な箱が運び込まれたんで、こりゃ期待できるぞ!と思いきや、中身はスカスカ。
ちょっと大型のバウムクーヘン的な物体が入ってる。
ところがこいつをほどいてみると、みるみるうちに回復を見せはじめ、30分後には巨大なマットに早がわ・・・おそがわり。
真央ちゃんや康介くんがスーツケースの脇に携え、遠征先までわざわざ持ち込めるわけだ(あれはエアウィーヴか)。
さて、カバーを張って、シーツを敷き、夜を待つ。
そしてついに夜がきて、よめはんいよいよお試しの仕儀となった。
体を横たえると、吸いつくようなホールド感。
沈み込みが止まったところで、完全に体のラインにフィットし、骨や筋肉が最も自然な均衡状態に保たれる・・・的な謳い文句は伊達じゃない。
この食感・・・いや触感は、どこかで経験がある、と脳内のデータを洗い、「ハイチューだ!」と気づいた。
ハイチューのあの弾力とホールド感、そして回復力なのだった。
しっくり、ぴったりと食いつき、かといって肌離れもナチュラルな、ほどよい密着感。
寝返れば、先刻のくぼみはふさがり、新たに生じる肉体の起伏に合わせた凸凹を形成する。
この融通無碍っぷりも頼もしい。
こうして一晩を新しい相方に包まれ、明くる朝に起き出したよめはんの一言が、「一夜にして腰痛が治った!」。
たまりきった疲れをリセットし、生まれ変わったような爽快感・・・なのだそうな。
なんてものがうちにきたんだ、オレも欲しい。
しかし例によって、相撲部屋のちゃんこシステムが採用されてるしはん家。
よめはんが散々に使い倒した数年後に、くたびれきったものがダンナに回り、これより開発されるであろうハイパープレミアムな新製品がよめはんの元にいくものと思われる。
それまでは、年々やたらとうず高くなっていくよめはんの寝具を見上げながら過ごすとしよう。
それにしても、もったいないほどのこの名文・・・オレ、製品販促のコピーライターになれるな。
おしまい。

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布団物語

2017年11月13日 10時19分18秒 | Weblog
肩が凝る〜、腰が痛い〜、首筋が〜、頭痛が〜・・・とよめはんが夜な夜なやかましいので、なんとか始末をつけねば、と思ってたのだ。
そこに、あるひらめきが。
「ショップ・ジャパン」という通販番組が不意にテレビ画面の中ではじまったので、ぼんやりと観るでもなく観てたときだ。
そこで我々は、「トゥルースリーパー」を見出したのだった。
つまりこれは、低反発マットという布団の中敷きみたいなもので、その上で横たわると、からだの出っ張りに合わせて凹んでくれるので、快眠が約束されますよ、というものだ。
疲れも取れ、腰痛がなくなりました、とバレーボールの中田久美さんも大絶賛してるではないか。
こいつだ!と飛びついた。
わが家の布団物語は、話せば長くなるのだが、聞いてみる?
サムライであるオレが、独り暮らし時代から愛用する油揚げのように貧相な綿布団で凍えてたのに対し、よめはんは寝具を買うのに金に糸目をつけない女で、まずは羽毛布団を購入したのだ。
これが、なぜか自分の分だけだ。
「あなたはそれが好きで寝てるのでは?」と、オレ愛用の油揚げを指してのうのうとのたまうのだが、とにかく彼女はこれでふわふわを得た。
ところがこれが、冬は温かいが、それ以外の季節では暑すぎるというのだな。
寝汗かきで、眠ると温泉のようにホカホカになる彼女には、今少し薄いタイプが必要なようだ。
そこでもう一枚、「羽毛の量が半分ですよ」という軽めの羽毛布団を購入してきた。
こいつを春秋は彼女が使い、残った分厚い方がオレにあてがわれるわけだが、なるほど暑い!
そして冬になると、彼女が温かい方を用い、ダンナに薄い方があてがわれるわけだが、さぶい!
まあこれはこれでいい、よめはんがしあわせに過ごせるのなら。
このひとは枕にもうるさい女で、高いの、低いの、やらかいの、硬いの、自分でつくったの、ひとにつくってもらったの、いろいろと試すのだが、なかなか気に入ったものがない。
ところが、毎年宮古島で滞在するホテルのものが最高だ、とついに最高の一品にたどり着いたので、優しいダンナはそこに問い合わせ、手に入れる。
こうして掛け布団と枕問題には決着がついたわけだが、まだ敷き布団問題が残っている。
この最後の難題を、ついに「トゥルースリーパー」が解決してくれるというわけだ、たのむぞ。
さて、購入は、今回もまたよめはんの分一枚だけ。
からだに合わなければ、ダンナに回そう、という魂胆だが、まあいい。
長くなったので、つづく。

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旅のはじまり

2017年11月01日 17時50分31秒 | Weblog
東北新幹線で虹をくぐった後、一ノ関から気仙沼に向かう大船渡線の二両編成の電車に乗り込む。
ちょうどすべての座席がふさがろうかという乗り合い状況だった。
最後に空いた一席が、オレの左隣。
そこに、新たにふたりの、たぶん台湾からの観光客かなあ(台湾人と中国人の違いってすぐわかるの、なんで?)が乗ってきた。
これが30付近のカップルなのだ。
席がいっこしか空いてないんで、メガネの女子を座らせ、ノッポの男子はドア付近のバーにもたれて、仕方なしにスマホいじりをはじめた。
なんとか座れないもんかなあ、と考えてるところに、ふと向かい側を見ると、おばはん(ブス)が隣に高級そうなバッグ(たぶんパチもん)を置いて二席を占有し、ひとに座らせまいと居眠り(のフリに間違いない)を決め込んでる。
オノレ、と思い、睨みつけてみる。
オレは、外国文化との接点であるこうした不意なコミュニケーションの場は、外交の最前線と考え、日本国家の誇りと日本人としての自尊心にかんがみ、必ず介入することにしてるのだ。
ババア、かばんどけろや〜・・・と念じてるところへ、うまい具合いに、そのバッグ(パチもん)の中の携帯が鳴りはじめた。
おばはん(ブス)は舌打ちでもしたいところだろうが、こうまで派手に着信音が鳴っては、寝たふりをした目を開かざるを得ない。
そこへすかさずオレは席を立ち、「そこ、空いてんなら座らせてもらえます?」と・・・ここがオレのえらいところだが・・・天使の笑顔でお願いをする。
相手は、えっ、ああ、はい、などと口をモゴモゴさせつつ、バッグをひざにのっけた。
オレはその空いた席に座り込みつつ、ドア方面の台湾人♂に目配せ。
彼が移動すると、世にも美しくスマートな動線が描かれた。
相方との邂逅相成った台湾人♀(コミカルだが可愛い)は、輝かんばかりの笑顔でこちらに向かってお辞儀。
オレは再び天使の笑顔でそれに応える。
ピタシとパズルが嚙み合い、国家の誇りは守られ、日本人の美意識は海外に伝わり、完全無欠の一両が出来上がり、ってわけだ。
こうして前途洋々、発進した大船渡線、っつー旅路のはじまりであったとさ。

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