裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

お風呂

2008年08月08日 09時36分16秒 | Weblog
お風呂で過ごす時間が好きでして、はい。
二時間ほど、ぬるーいお湯に半身浴。
汗をたっぷり出して、読書をして、もぐって遊んで、飽きたら眠って、起きたら思索に耽って・・・
まったくいい時間です。
人生の何%を浴槽で過ごしてるんでしょうか。
湯舟でうつらうつらしてると、人生の最後はここで迎えたいなー、なんて思ったり。
地球は「水の惑星」と呼ばれますが、「お湯の惑星」なんて星があったら、そこに移住したいもんです。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

原爆の日

2008年08月06日 16時34分54秒 | Weblog
「原爆の日」だそうです。
どんどん風化していく記憶。
だけどあの戦争を忘れちゃいけません。
アジア諸国を「ヨーロッパ列強の支配から開放する」という名目で強姦しつづけた日本。
その日本を「はやく戦争を終わらせるために」という名目のもとに原爆で粉砕し、黙らせたアメリカ。
どちらの名目も噴飯もので、醜悪きわまりないエクスキューズです。
だけど奇妙に、どちらの名目にも理があります。
当時の日本の「軍部がアジア諸国を犯しつつ、同時に自国民をも犯しつづけた」という特殊性は、戦後何年たっても問題を解決できない根源になってます。
「死ね」「帰ってくるな」という上意は、融通のきく余地なく下達され、当時の善良な百姓武士(前線の兵隊)たちの行き場を奪いました。
そして哀れ、やみくもに突撃し、隣国に怨念だけを植えつけて、果てたのです。
我が殿への忠義のためならいつでも腹かっ切りまする、という戦国時代の価値観を、軍閥が解釈を歪曲して持ち込み、陛下という金科玉条をダシに使って下々の者を支配しようとした狡智は、新興宗教の洗脳教育と瓜二つです。
殿さま気分で高揚した上官は前線の兵隊を捨てコマとしか考えず、狂った兵士は兵士で生き延びるためにどんなことでもする。
誰も彼もが加害者であり、被害者であり。
どうしようもないドロ沼で闘ってたのでした。
そんなことをいってはみても、蹂躙された側のかの国々に対する贖罪になるわけでもなし。
また、原爆を落としたアメリカに「なんてことをしてくれたんだ」とも言えず、「はやく戦争をやめさせてくれてありがとう」と言うこともできず。
ブザマなものです。
水木しげるさんはある本の中で「幸か不幸か、日本をほしいままにしていた軍部を、外国の力でたおすことができた」と語ってますが、達見です。
バカが戦争を起こし、戦争がバカをつくる。
まったく戦争ってのは愚かなことだ。
・・・ということだけを忘れないでいようと、ぼくは思ってます。

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