裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

帝展

2013年10月31日 09時02分59秒 | Weblog
日展の上層部が、入選ワクを力関係に応じて配分、か。
学生の頃から、まっとうな芸術家志望者の間では、「日展には近付くな」が合い言葉のようになってたけど、ついに露見したかー。
徒弟関係とかベタベタだし、いかにも奇妙なヒエラルキー構造だものな、あの組織は。
「帝展」と呼び習わされるように、体質が古すぎる。
日本芸術界の頂点(たくさん所属してるだけで、ろくな作品はないが)にして、文化発展を阻害する、芸術界の闇部。
歯車に徹することによって、勲章への道がひらける、というデタラメな審査っぷりは、ひたすら自らの作品の質を落としつづけてきた。
とにかく、わかりきってたことが、はじめて新聞で報道された、というだけのことなんだった。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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コンプライアンス

2013年10月30日 08時55分26秒 | Weblog
と、いうのもですね(下からのつづき)、それは他山の石じゃないと考えるわけですよ。
オレは、陶芸教室のひととしては結構「しでかさない」方でして。
つまり、めったに生徒さんの作品を破損しない、日本中の陶芸教室の中でもたぶん五指に入るくらいのひじょ~に高いアベレージで「壊さない」ひとと自負してるのです。
だけど、ま、一年にいっこほどはやらかすわけですよ、宮本のエラーみたいなもんで。
こないだもついにやらかしまして、すごい作品を。
それは、とある生徒さんが何週間も手塩にかけた作品で、その人物も焼き上がりをたのしみにしてたもの。
ところが、まあ労作にありがちなんだけど、めちゃめちゃ危ういつくりなわけです。
底厚が1ミリほどしかない大きな磁器皿なわけ。
そんなつくりとはつゆ知らず、素焼きをしようと思ってその上に別の作品を重ねたら、くしゃっ、と底が抜けちゃった。
立ちすくんだよ。
そして、オレも人間だもの、一か八かごまかしてみるか、との考えがよぎる。
だけど、すぐにその考えは、ある懸念によってかき消される。
それは、理性や良心や高潔な精神から、というよりも、ごまかしがバレたときにどうなるか、という本能からのもの。
それ(ごまかし)をやったらもうね、破滅的な事態を引き起こしかねない。
誰もこのウソつき先生を、この陶芸教室を信じなくなる。
だからね、素直に事実を話して、誠心誠意に謝るわけですよ。
その正直さは、こう言っちゃ身もフタもないけど、恐怖心の裏返し。
うまく隠し通せればしめしめだけど、バレたときのリスクが大きすぎる。
コンプライアンスってのはね、そういう構造で発展してきたんじゃないかと思いますよ。

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アホ対応

2013年10月29日 15時59分20秒 | Weblog
いつものやつやな~・・・
べつにいいよ、なんとかエビがかんとかエビになってても。
「出来心でした」「ウソつきました」「甘かったです、ごめんなさい」で幕引きゃいいじゃないの。
それがさ、「ウソをつこうと思ったわけじゃありません」「だまそうなんて気持ちはありません」「ただの表現の問題です」なんて言い張るから、事が複雑にもつれちゃうんだよ。
絶対に誤表示なんかじゃないじゃん。
こんな間違いはあり得ないよ、100%意図的だよ。
そこを認めないから、社会の怒りを買っちゃうんだよ。
素直に謝っときゃ、そして「態度を改めます」って抜本的な改善をすりゃ、もっかい清潔な企業として見直してもらえんじゃん。
社会は、偽装表示に怒ってんじゃなくて、その後の対応(ごまかし)に怒ってんだよ。
そして、不信はさらに根深くなり、問題が長引くことになるんだよ。
まったくいつもの構図で、日本の企業の劣化を憂えざるをえない。
サムライはいなくなったなー。

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意欲のもと

2013年10月28日 09時02分54秒 | Weblog
創作活動なんて、モチベーションいっこだよ。
以前に、ある人物に祝いの品を差し上げたのだ。
ちょっといいのができたぞ、って陶芸作品だよ。
すると人物は、ありがとう、でもなく、いい作品だね、でもなく、「ついでにもういっこつくってよ」とおおせられる。
ついでに、とはなかなか上からじゃないか。
この言葉を聞いた時点で、もうオレのモチベーションは萎えきってるんで、えー?とかウダウダ言ってると、人物、「めんどくさい?」とたたみかけてくる。
ここで、義理の気持ちまでがエンプティ。
言葉いっこいっこは、ひとの意欲に直結してるんだな。
またあるときは、義理ある人物に「ひとに差し上げたいので」と作品を所望された。
そのときは手持ちの品がほとんどなかったんだけど、あるものの中から見栄えのするものをセレクトして、差し上げた。
すると、それが渡った先が陶芸にくわしい(やかましい)人物らしく、「これではダメだ。もっといいものを持ってこい」とおおせになってるらしい。
わが義理ある人物は、「そういうことなんで」ともういっこを所望にきたが、もちろん、そんなものは死んでも渡さない。
ものをもらったら、まず「ありがとう」だろ。
それが作法ってもんじゃないの?
それとも、オレ、そんなに変なものをつくってるかな?

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みのもんた

2013年10月27日 04時58分51秒 | Weblog
みのもんたの会見を見たよ。
上手にまとめてたけど、ニュースショーの降板はしょうがないよ。
彼の番組の構造が、世の中で悪さをする連中をけちょんけちょんにこき下ろすというものである以上、息子だけを「信じる」なんてわけにはいかないもんね。
彼がすべきは、自分の息子に対して「どんな育てられ方をしたんだっ!」「親の顔が見てみたいっ!」という例の手法でこき下ろすことだよ。
それができさえすれば、なんの問題もないんだけどな。
一方、それができないと、別の事案で、どこかの大金持ちのボンボン息子が愚かな犯罪を犯したときに、理屈上、その件の人物(犯人)を「信じる」「守る」ことをしなければならなくなる。
自分の息子のことだけは棚に上げといて、人様の息子だけをこき下ろすってのは、ムシがよすぎる、と言えばいいのか。
報道ってのは、そうした整合上、絶対に清潔であらねばならんのだった。
でないと、説得力が決定的に失われる。
ナンシー関の名言で、「珍プレーのナレーションは全部みのもんたでいくべきだ」ってのがある。
それくらいの才能のあるひとなんだから、しばらくはいろんな県のおいしいものを紹介するくらいにしといて、みそぎをしてほしい。
そして、本物の報道番組をつくってほしい。
それにしても、「原発推進派にはめられた説」を信じてたんだけど、その圧力とはなんの関係もなく、本物のバカ息子だったんだなあ・・・
ただ、謝罪の必要はないと思うよ、降板の必要はあっても。
会見では、そこを区別できてない気がした。

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台風祭

2013年10月24日 11時21分23秒 | Weblog
台風がふたつ、ランデブーするとどうなんの?
一見、合体して二倍の大きさになりそうだけど、チョとまてよ。
台風は、時計と反対回り。
その右サイドと左サイドが触れ合うと、つまり「いってこい」の風と「おかえり」の風がカウンター方向でぶつかり合うわけだから、逆回転の歯車が噛み合って、結果、風は相殺されんじゃね?
昔よくやった「扇風機の風をウチワで扇ぎ返して、プロペラを止める」的な。
ふたつの台風がぶつかり合った瞬間、ふっ・・・なんてこつ然と消えたりしたら面白いなー。
ありえねっかな、刺し違え。
どっちにしても、土曜日はたいして降らない気がするよ。

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ボラ for ボラ

2013年10月19日 08時59分21秒 | Weblog
伊豆大島がえらいことになってるな、ボランティアにいきたいなあ・・・とぼんやり考えてるとこ。
が、朝日新聞に、「まだボランティアはきてくれるな」と記事。
受け入れ態勢が整ってないから、と。
地元の数少ない高校生を総動員して、がれき処理をしてるにも関わらず。
どの現場にいってもそうだけど、ボランティアがいちばん難儀するのは、寝床。
こっちとしては、寝袋があるんで、軒先でも貸してくれればそれで事足りるんだけど、被災地側としては、それでは申し訳ないという思いらしく。
それならいっそ、まったく救援活動をしない、ボランティアのためのボランティアNPOをつくったらどうなんだろ?
すわ、って事態がどこかで起きたら、いち早くその被災地に駆けつけて、ボランティアのためのテント村だけを設営しちゃう集団。
もうあるのかなあ、そんなの。
ビル・ゲイツみたいに出世したら、いちばんにそれをつくろう。

ボランティアルポルタージュ。
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15年か

2013年10月18日 18時07分56秒 | Weblog
働き者の部分だけをクローズアップしてるけど、ここだけの話、そこそこ立派なひとだと思うのよ、うちのよめはん。
ただそこにいるだけで周囲をそこそこしあわせにしてしまう才能の持ち主なのね。
容貌が美しく整ったひとや、ウイットに富んだ会話のできるひとも周囲の空気をあっためてくれるけど、彼女は人間味でそれができる希有のひと。
そこそこ聡明で、品性と人格もそこそこ優れてはいるが、いちばんそこそこにすばらしいのは、雰囲気だね、ぼんやりとした言い方だけど。
すばらしすぎないとこがいい。
あのカンジね、ひとをほっとさせる空気感、あれはそこそこ価値があるとオレはにらんでるよ。
あんなのをよく選んだもんだ、オレ、えらい。
はた、今気づいたけど、今日で結婚15周年か。
よめはんとは、つき合った時期を含めて、23年間も一緒に過ごしてるわけか、なんだか不思議。
しかし、あきないなあ、あの人物は。

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荒廃!連載誌

2013年10月16日 17時02分02秒 | Weblog
プレゼント当選者の捏造事件をやらかした「少年チャンピオン」の秋田書店に加えて、今度は集英社の「ヤングジャンプ」編集長がタクシー運転手暴行事件。
マンガ連載してたとこが、軒並み荒れてる~。
事件起こさんといてくれよ、「陶工房」(好評連載中!買って読んでね)。

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根深いやつ

2013年10月15日 09時29分18秒 | Weblog
平日は終電まで勤労奉仕、土曜は休日出勤し、日曜はパソコンで宿題・・・
すべてが間違ってる働き方なわけだけど、とにかくそんな企業戦士のよめはんの肩モミ係を、なぜかオレがしてるのだった。
肩も背中もゴリゴリなんで、菊練り仕込みの指圧でほぐしにかかる。
よめはんはうわごとで「ありがと、くー・・・」てな具合である。
その働き方はほとんどアスリートに近いんで、オレはさしづめスポーツトレーナーの役回りか。
とにかく、明日の朝に死なないように、この夜のうちに筋肉疲労をほどいとかねばならんのだった。
いや、むしろ、ワーカホリック、という病のほうが深刻だが。

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