裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

非ユークリッド幾何学

2019年02月20日 09時08分41秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
くそー、数学って酷なことをするぜ。
曲がった空間が、こうまで実生活に影響を及ぼしてるとは、思ってもみなかった・・・
つまり、よめはんのたたむタオルのエッジがそろってなくて、いつももやもやさせられるのだ。
そんな折り(折りたたみ作業なだけに)も折り、ゆうべタオルを折りたたむよめはんの手の動き、目の運びを見て、はたと得心がいったのだ。
オレはタオルをたたむとき、エッジ感重視なんで、二つ折りにした際に短い辺の両サイドの直角と直角とを重ね合わせ、折りたたむ。
そして次もまた角角合わせ、角角合わせ・・・とくり返してたたんでいく。
これが当たり前だと思ってたのだ。
ところが、よめはんの作業はそうではなかったのだ!
思い起こしてほしいのだが、使い込まれ、洗いざらしにされたタオルは、実は平面ではない。
経験者なら誰もが知るところの、「あり?角合わせをしても、辺がまっすぐに重ならないぞ?」のやつだ。
こすられ、なぶりあげられ、強烈な圧力でねじ込まれた末に、石鹸水につけられ、日光にあぶりたてられ、風にはためかされた平面長方形は、すでにどの鏡合わせにおいても非対称と成り果ててる。
こうなるとタオルは三次元構造となり、すなわち平行線公準が成り立たず、ユークリッド幾何学の範疇でとらえきれる形状ではなくなってる。
さて、そいつを折りたたもうとする者には、ふたつの選択肢が用意される。
すなわち、角角合わせか、「辺辺合わせ」かの二種類だ!
そうなのだ、よめはんは、角と角とを重ね合わせる道を捨て、「辺と辺とを同調」させてたのだ!
そのために、なるほど辺同士は美しくシンクロしてるが、エッジはバラバラとなり、見た目にだらしない積み上げとなってしまうんであった。
しかし・・・そこを選ぶか、よめはんよ・・・
気持ち悪くはないのか・・・?

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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キャッシュレス

2019年02月14日 08時40分07秒 | Weblog
キャッシュレス社会がついにはじまり、戦々恐々としておるのじゃ。
なにしろ、スマホはおろか、携帯も持ったことがない。
クレジットカードなど使ったこともないし、そもそも使い方そのものがわからぬ。
これまで財布も持たず、現金は直接にポケットという、男の中の男スタイルで通してきた。
それがかっこよいと固く信じてきたこの生涯ゆえ、カード決済、などと言われてもオロオロと戸惑うばかり。
ところがじゃ、社会は進んだのう、ワシの唯一持っておるPASMOでも事足りるようじゃぞ。
駅前にチャリで出かけて、駐輪場で、ピッ。
おお、これはなんと便利な。
いちいちチャリ銭を探さなくてもよいとは。
それからキヨスクでピッ、パン屋でピッ、カルディでピッ・・・
うほほー、まるで未来人にでもなったようじゃぞ、ドラえもーん。
いやはや、ついにサムライにもスマホを持たされる時代がきたかとおびえておったが、しばらくは大丈夫そうじゃわい。
ところが、PASMOの機能もさらに進んでおるらしく、よめの母親などは、チャージをいちいちせずともじゃんじゃん口座から振り込まれる、すなわち銀行から直接流れ込み式に設定しておるらしい。
しかしこんなことをして、ひとたびカードを落としたりでもしたら、いったいどんな惨劇になることじゃろう?
拾った者は、暗証番号もサインも必要なしに、こちらの貯蓄額が尽きるまで、パン屋でピッ、カルディでピッ・・・際限なく使えるではないの。
恐ろしい時代がきたもんじゃ・・・再びひざが震えるわい。
やはり現金を使った方がええんではなかろうかのう・・・

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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