裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

追記

2011年11月09日 10時12分58秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
ヒマワリの種の分布のどこがフィボナッチ数列か、つーと。

ごらんのとおり、ヒマワリの種は、右回りと左回りに配置されてる。
がまん強く数えてみると、赤線で引いた右回りが55本、青線で引いた左回りが34本。
フィボナッチ数列は、
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377、610・・・
なんで、ちゃんとどんぴしゃにおさまってるわけ。
左回り、右回り、同数になりそうなものなのに、これも不思議だね。
さらにその角度。

種はきちんと137.5度の角度(二線の交差)で敷きつめられてるの。
これが137度でも、138度でも、うまくおさまらないらしいんだな。
この137.5度って角度は、円周360度を黄金分割(1:1.618・・・)した角度で、黄金角というのだよ。
フィボナッチ数列が黄金比に収束してく、ってのは、説明したよね。
数列上で隣り合う数の比は、数が大きくなるにしたがって、黄金比・1:1.618・・・に近づいてく、ってやつ。
これがまた面白くて、
2÷1=2(黄金比・1.618・・・よりも大きい)
3÷2=1.5(小さくなった)
5÷3=1.666(また大きくなった)
8÷5=1.6(小さくなった)
13÷8=1.625(大きい)
21÷13=1.615(小さい)
・・・
こうして、中央に引かれた黄金比の線をまたぎながら、徐々に誤差を埋めるように、黄金比の1.6180339・・・に近づいてくわけ。
もう少しやってみるね。
34÷21=1.6190476・・・(0.0010137だけ大)
55÷34=1.6176470・・・(0.0003869だけ小)
89÷55=1.6181818・・・(0.0001479だけ大)
144÷89=1.6179775・・・(0.0000564だけ小)
233÷144=1.6180555・・・(0.0000216だけ大)
377÷233=1.6180257・・・(0.0000082だけ小)
610÷377=1.6180371・・・(0.0000032だけ大)
・・・
ね、どんどん近似値になってく。
面白いね。
あと、数列のひとつまたぎの二数を掛け合わせると、またいだ数の二乗とひとつ違いになる、って性質もあるよ。
どういうことかっつーと、つまり、
フィボナッチ数列=1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377、610・・・
の、ひとつまたぎ、例えば3と8を掛けると、24。
ふたつがまたいだ数が5なんで、こいつを二乗すると、25。
ね、ひとつ違いだ。
34とひとつまたぎの89を掛けてみると、3026。
またいだ55を二乗すると、3025。
ひとつ違い。
233×610=142130
370の二乗=142129
ね、不思議だ。
こんな数が、人間の知能によって発明されたんじゃなく、自然界から発見された、ってことが不思議じゃないの。
これは、人間が生まれるはるか以前から、もともと宇宙に存在してた数の法則なんだ。
そして、自然界を司ってる数なんだ。
ほんと、不思議だよなあ・・・
では、また。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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