裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

掃き掃除宇宙論

2013年03月05日 15時03分10秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
乾燥した朝。
工房の床をほうきで掃き掃除してると、どこから発生するのか、無数のホコリが集まってきて、やがてモコモコとした綿ボコになってかたまり、最後にはいっこの大きな毛糸玉みたいになる。
そんなとき、いつも思う。
ああ、宇宙の星ぼしはこんなふうに生まれたんだなあ、と。
なにもない空っぽの空間に、分子が生まれ、やがてそれらが集まり合ってガス状のもやもやを構成し、星雲となり、さらに質量が大きくなるにしたがって引力が機能しはじめ、なおも密度を高めて、凝集すると同時に加速的に巨大化していき、そんなこんなの結晶が、ついに天体となる。
それの生まれる最初の段階を、ぼくは朝の工房の足下に見てるんだった。
星くず=スターダストと名付けた人物は、きっとぼくのように掃き掃除をしててひらめいたのにちがいない。
・・・それにしても、ただのゴミをこんなふうに美しいお話に昇華できるぼくって、すてき。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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