口はばったいけれど、「いかに生徒さんにソンをさせないか」だけを考えて工房を転がしてるツ・モ・リ。
自分が得をしないわけにはいかないのがアキナイというものだけれど、やっぱこんなサービス仕事(?)をしてる以上は、相手にこそ得をしてほしい。
生徒さんを差し置いてうっかり得でもしようものなら、恥じ入っちゃうよ。
でもまあ、生きるってことはそういう最低限のそろばん勘定は必要なわけで、だけれど、自分がソンをして周囲が幸福になるのなら・・・つのは自虐的すぎるとしても、つまり、得をしすぎないですませられるものならば、と考えたい自分がおり。
それは、生まれ育った環境、というより、両親にそういう価値観を植えつけられたかららしい。
息子にソンばかりさせる両親に、感謝。
とにかく工房は、金勘定よりも、来てくださるヒトビトの気持ちだけをおもんぱかって展開されておりますツ・モ・リ。
という考えなものだから、ある日突然に工房に足が向かなくなってしまう生徒さんを思うと、忸怩たるものがあり。
どこが悪かったのだろう、と反芻してはみても、そこは相性だの、疎通の行き違いだの、各個の事情だの、様々な要素が絡んでてしょうがないのかもしれない。
だけど工房側としては、お互いの関係はただの教え学ぶの素っ気ないものでなく、人間性まで通じ合えるものを醸成しようと努力してる自負もあり。
なので、連絡がチョキンと途絶、という事態には、当惑と無力感おびただしいものがあり、その心持ちの理解には大変な徒労感がある。
ただ、最初に述べた損得勘定への無頓着はさすがに口はばったいけれど、次のことは言えるよ。
すなわち、「おらーもうけようと思ってこの仕事をしてるんじゃなく、みんなにしあわせな時間を過ごしてもらって幸福感ってやつを持って帰ってほしいって、そのことを最大に願って、このバカバカしいシステムで工房を切り盛りしてんだぜ」ってことは。
さいわいなことに、うちの工房は誰も彼もがいいひとで、仁義も作法も知ってくれてるし、打てば響いてくれる人物ばかり。
そのことに感謝の気持ちを覚えつつ、それに応えて少しでも恩が返せれば・・・
と、考えてるうちに、はて、得をしてるのも、しあわせをもらってるのも、さては自分の方ではないか、と思い至る。
こんなにいい人生を歩ませてもらっていいんだろうか。
生かしてもらってるそのこと自体に感謝したくなる。
そして、ぼくを生かしてくれてるものは生徒さんたちである、とはっきり自覚できはじめた今日この頃。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
自分が得をしないわけにはいかないのがアキナイというものだけれど、やっぱこんなサービス仕事(?)をしてる以上は、相手にこそ得をしてほしい。
生徒さんを差し置いてうっかり得でもしようものなら、恥じ入っちゃうよ。
でもまあ、生きるってことはそういう最低限のそろばん勘定は必要なわけで、だけれど、自分がソンをして周囲が幸福になるのなら・・・つのは自虐的すぎるとしても、つまり、得をしすぎないですませられるものならば、と考えたい自分がおり。
それは、生まれ育った環境、というより、両親にそういう価値観を植えつけられたかららしい。
息子にソンばかりさせる両親に、感謝。
とにかく工房は、金勘定よりも、来てくださるヒトビトの気持ちだけをおもんぱかって展開されておりますツ・モ・リ。
という考えなものだから、ある日突然に工房に足が向かなくなってしまう生徒さんを思うと、忸怩たるものがあり。
どこが悪かったのだろう、と反芻してはみても、そこは相性だの、疎通の行き違いだの、各個の事情だの、様々な要素が絡んでてしょうがないのかもしれない。
だけど工房側としては、お互いの関係はただの教え学ぶの素っ気ないものでなく、人間性まで通じ合えるものを醸成しようと努力してる自負もあり。
なので、連絡がチョキンと途絶、という事態には、当惑と無力感おびただしいものがあり、その心持ちの理解には大変な徒労感がある。
ただ、最初に述べた損得勘定への無頓着はさすがに口はばったいけれど、次のことは言えるよ。
すなわち、「おらーもうけようと思ってこの仕事をしてるんじゃなく、みんなにしあわせな時間を過ごしてもらって幸福感ってやつを持って帰ってほしいって、そのことを最大に願って、このバカバカしいシステムで工房を切り盛りしてんだぜ」ってことは。
さいわいなことに、うちの工房は誰も彼もがいいひとで、仁義も作法も知ってくれてるし、打てば響いてくれる人物ばかり。
そのことに感謝の気持ちを覚えつつ、それに応えて少しでも恩が返せれば・・・
と、考えてるうちに、はて、得をしてるのも、しあわせをもらってるのも、さては自分の方ではないか、と思い至る。
こんなにいい人生を歩ませてもらっていいんだろうか。
生かしてもらってるそのこと自体に感謝したくなる。
そして、ぼくを生かしてくれてるものは生徒さんたちである、とはっきり自覚できはじめた今日この頃。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園