裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

ある勝負

2017年06月29日 09時51分27秒 | Weblog
駅前で飲んだ帰り道。
家にたどり着くまでに、長い長い坂がある。
この心臓破りで、結構な脚力を使わねばならんのだ。
「ダンシング(立ち漕ぎ)」をして、坂に挑みかかった、そのときだ。
隣で20代前半と思われる若者が並走してきたのだ。
レーサーに乗っている。
やつも尻を浮かして、本気モード。
そこから結構な距離を、どっちが前にいくでもなく、並走している。
うざい。
そこで「このやろ〜、ようし、競争だっ」と叫んでやった。
するとあっちも乗ったのか、目の色を変えてきた。
坂はだんだんと勾配を急にしていく。
えっちらおっちらと、ゆっくりゆっくりの並走から、徐々にあっちが前に出はじめる。
最後は大まくりで逃げられた。
「くっそ〜、今日のところはお前の勝ちだあ」と背後から叫んでやった。
「あはは〜」とライバルは去っていった。
昨夜の勝負の話。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本文化論

2017年06月27日 09時34分20秒 | Weblog
シャープに東芝、三菱自動車にタカタ・・・
今や日本企業は、世界で「アホのお手本」になってるカンジ。
ダイソンはえらい。
「ものすごく吸う掃除機」をつくった。
日本の製品は、「そこそこ吸う」「だけど強くしたり弱くしたり内蔵されたコンピュータが勝手に考えて調整してくれたり小さなものに特別な反応をしてくれたり外からスマホで動かせたりカメラがついててわずかなゴミを決して見落とさなかったり排気が環境に優しかったり高性能な消音装置のおかげで赤ちゃんが寝てても大丈夫だったり他にもたくさんたくさん機能があります」が、誰が買うねんそんなもん。
吸えばいいの、掃除機は、ダイソンを使えば一発でそれがわかるし、感動すらさせられる。
技術がない、ってんならまだ救いがあるけど、技術があってアホ、だから始末に負えない。
そうしてるうちに、つぶれて、技術がライバル国に流れて、あちらは繁栄し、こちらは没落の一途、となる。
技術がある、とは言ったけど、それは先端技術ではあっても、最先端技術じゃない。
未来的な技術となると、すでに日本のものは相当に見劣りがする。
原子力?
いつの時代の発電装置なの、それ。
ハイブリッド?
そんな古い技術は捨てて、次にいかんかい次に。
これは政治のせいでもある。
今の政権党は、過去に固着しすぎ、未来を描くことができない。
一切の政策が、未来を蝕んでると断言できる。
かわいそうにね、子供たち、きみらはこんな国に生まれてしまったのだなあ。
その保守的な政治を選んでるのは「自分かわいがり」の親の世代なんで、結局日本は国民全員の意思でもって、緩慢に没落の道を進んでいく。
そんな没落の道に慣れてない、ってのもまずい。
縮小なんて悪いことじゃないのに、拡大にこだわった挙句に、ごまかしたり、だましたり、って卑怯なことをしちゃう。
それが日本企業の姿。
「外国人にほめてもらう番組」が花盛り。
はずいわ。
どんだけのコンプレックスの裏返し?
ほめてもらってますがね、中身、こんなですわ、日本。
アニメやマンガがクールジャパン?
幼児愛を合法的に露出できる機会が歓迎されてるだけなんじゃねーの?
むしろ、外国人にけなしてもらいなよ。
でなきゃ、目が覚めないでしょ。
真面目にやれ、と言いたい。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

打たれすぎたボクサー

2017年06月20日 10時12分35秒 | Weblog
日曜の朝、東の空が白みかけた頃によめはんが、隣で寝てるオレの肩をトントンと叩く。
「わたしの目、どうなってる?」
寝ぼけまなこをこすってよめはんの顔を見る。
飛び上がりそうになった。
両まぶたが腫れ上がって、しかもその両目から血を流してるのだ!
「呪怨〜!?」
あまりにもシリアスな光景に、思わずおしっこをちびりそうになったが、大人なのでそこは我慢して一滴もこぼさず、震え上がりながらもう一度よめはんの顔を見る。
この顔を、かつて見たことがある。
亀田大毅と壮絶な試合をやった後の、内藤大助だ。
「目えや、目に入れろ!」とセコンドの興毅が叫んでたあの試合ね。
あの腫れ上がった目なのだ。
どうやら、どこかで強烈なパンチをもらってきたらしい。
布団から顔を突き出してくる隣の内藤さんに、「こりゃ結膜炎だな」と診断を下してやった。
日が昇り、日曜でもやってる眼科に駆けつけると、受付の看護師嬢はよめはんの顔を見た途端に「どうぞこちらに」とVIPルームに・・・すなわち特別室に隔離してくれる。
ものすごい感染力を持つ「流行り目」らしいという診断で、二週間の自宅待機を命じられる。
仕事人間のよめはんにとっては、二週間という大連休は初めての経験だ。
目が開かないので、自宅仕事もままならない。
二日目にはもう退屈してきて、出歩きたい、という。
目も開いてきたんで、ウロウロすることくらいはできる。
だったらついでにチラシのポスティングをしてもらおうと、工房の新チラシを渡・・・そうとしたが、これはやばい。
チラシを手にした者が、みんな目をやられてしまう。
まことにわかりやすい、わが工房を発生源とするパンデミックが学園町を壊滅させることになる。
あきらめたよめはんは仕方なしにまた布団にくるまってるが、病気とは不自由なもんだなあ・・・
健康って大切。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする