裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

啓蒙

2010年08月30日 00時08分45秒 | Weblog
こんばんは。
今、岐阜の実家にきてます。
のんびりさせてもらってます。
すいませんね。
ここいらの周辺は稲田ばかりで、まるで緑の海原です。
風の質も東京とちょっと違ってて、心地よいです。
それにしても、実家にきていちばんびっくりしたのは、テレビです。
電器屋さんで見るような、薄くて大きなやつがあったのです。
すごい画質です。
かーちゃん、こんなんで韓国ドラマ観てるなんて、なーまいき~。
しっかし、練馬の我が家の箱式14型のやつは、いまだゴーストと闘ってるってのに、このクリアさときたらどうでしょう。
あまりの立体感に、「これが3Dテレビか」と息を呑みましたが、今どきではこれが普通らしいです。
クリステルが驚愕的にきれいです。
皆さんにも観せてさせあげたいです。(つか、観てるか)
どれだけ遅れてるんでしょうか、しはんち。
こんなの観せられると、自分がちっぽけに見えてきます。
そして、自分ちのテレビがちっぽけに見えてきます。
こちらにきた感想は、そんなところでしょうか。
では、また。

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サムライのくらし

2010年08月26日 08時45分44秒 | Weblog
いいカードがあるんだ。
最近ぼくも使うようになったんだけど、とても便利だから、教えてあげるね。
あのね、「PASMO」というんだ。
これを使うと、電車でもバスでもタダで乗れちゃうんだぜ、すごいだろ?
ぼくはカードというのが苦手で、クレジットカードやこの手のノリモノカードどころか、ポイントカードや割り引きチケットすら使ったことがなかったの。
だってサムライだもの、電車に乗るなら切符でしょ。
しかしついに使ってみると、いやーすごいね最近のカードは、ドラえもんの道具かと思った。
なんたってタダだもんな。
もう手放せません。
それもこれも、とある偶然のおかげ。
つのもですね、こないだいつものようにひとりで酔っ払って、池袋を徘徊してたのですよ。
で、駅の券売機で切符を買おうとして千円札を入れたら、見慣れぬプラスチック製のカードが出てくるではありませんか。
「あり?なんか間違えたかな?」
と思ったけど、まあそれがちまたで話題のパスモであることは、いくらサムライの身でもうすうすわかる。(のちに物知りのひとに訊いたところ、その券売機を直前に使った人物の忘れ物であったようだ)
ま、いいか、よくはわからぬが使ってやれ、と思い、改札へ。
ところがそこは、最新のテクノロジーに弱いサムライのこと。
パスモを、いつも切符を入れる細い穴に通してしまう。
飲み込まれたパスモはもちろん機械に詰まり、赤い警報ランプが点灯。
駅員が走ってきて、パネルを開き、「気をつけてくださいね」と引き抜いてくれる。
「かたじけない、うっかり間違えたでござる」としれっとしてみたが、なんとこのカード、読み取り機の上にかざすだけで通してくれるらしい。
夢のようではありませんか。
まるでSF映画。
すごいぞすごいぞ、と浮かれ、魔法のカードを胸に抱きしめつつ、大泉学園駅に到着。
ところがクセとは恐いもの。
ここの改札でも、切符を入れる穴にカードを通してしまい、警報ランプ→駅員駆けつけ→詰まったカード掘り起こし作業→「気をつけて」→「かたじけない」、というデジャヴのような展開。
こうしたトラブルはあったものの、それ以来拙者、未来世界のような生活を送ってます。
もし知らないひとがいたら、使った方がいいね、パスモ。
なんたって、タダで乗り放題なんだものな。
いやー、びっくしたー。
まるでマボロシを見てるようだよ。

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緊急事態

2010年08月18日 10時58分42秒 | Weblog
みなさん、助けてください。
わが家の風呂の脱衣所の床が、水に浸食されてキシキシ揺れるのです。
トランポリンのように。
揺れるままに弾んでるとたのしいのですが、このまま100年も放っておいたら床が抜け落ちてしまいそうなので、このさい大掛かりに修繕しようと思ってます。
「ひと月以内にいい職人をさがしてこい」と、ツマから命ぜられ、途方に暮れてます。
どなたか、心当たりがありましたら、ぜひご紹介ください。
「金ならいくらでも出す」と、ツマは息巻いてます。
どうぞよろしくお願いします。
forestfish@mail.goo.ne.jp

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超熱帯夜

2010年08月17日 12時54分29秒 | Weblog
きのうの東京都練馬区の最高気温、38,1度だって。
よく生きて切り抜けられたもんだ。
クーラーなしの生活は過酷だぜ・・・
扇風機を回しても、そこから吹いてくるのは熱風。
しかもカーテンなしの窓(買えばいいのに)から射す凶暴な西日が床を焼いたおかげで、部屋内はまるでサウナ。
水分を取れば取るほど汗が噴き出し、汗が噴き出せば噴き出すほど水分が取りたくなり、そんなわけで、アルコールだけが体内で濾し取られてへべれけ状態。(なぜか取るのはアルコール飲料)
こうなるとたのしくなってくるもので、ひとりではだかんぼで汗を出しつづけたよ。
前夜もすごかった。
熱帯夜どころか、最低気温が30度を下回らない超熱帯夜。
こんな日にかぎって、普段は家事をしないよめはんが日中に布団を干してくださったらしく。
夜、寝床に就くと、窯から出したての蒸しパンのようなほっかほっかのお布団となっている。
氷枕もたちまちぬくもる、恐るべき灼熱地獄。
これではとてもじゃないが入眠は無理。
・・・と思って横のよめはんをチラと見やると、すでに静かに寝息をたて、爆睡の彼方へ連れ去られている。
このひとは「スリープ・ジニアス」と呼ばれるほどの睡眠の才能があり、気温、時間、周囲の環境、まるでおかまいなしに眠ることができる。
実写版・のび太くん、なのだった。
そんなわけでオレはひとり、まんじりともできない夜を汗まみれで過ごし、ひたすら地球の怒りがおさまるのを待つ。
ああ、暑いの、きらい。
早くこないかな、氷河期。

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御大

2010年08月09日 09時24分53秒 | Weblog
太陽センセーの神々しきお姿です。

師範の修行記「陶芸みち」もついに完結。
長い間のご愛読に感謝します。


「陶芸みち」

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レジの女の子

2010年08月07日 22時12分49秒 | Weblog
よくいくスーパーのレジに、ひどいアトピー持ちの女の子がいる。
肌が浅黒く、手の甲がボロボロで、その手でお客様お買い上げの食品を扱うのに少々恐縮してるような、言えば、申しわけなさそうな、そんな気配がある。
手を出しては、すっと引っ込め、ズタズタの肌を見られまい、と苦慮する姿が痛々しい。
釣り銭のやり取りのときなんか、決して相手の手には触れまい、とする所作がなんというか、もの悲しさを通り越して、いとおしくすら思える。
だけど気にすることなんてないんだよ。
自信もって仕事してちょうだい。
きみのレジ打ちは速いし、正確だし、礼儀もしっかりしてるし、笑顔こそないけれど、謝意や誠意はしっかりと伝わってくるし、非の打ち所はないのだ。
オレもお肌がボロボロだった時期があるからわかるんだけど、こういった外観を気に病むのはしかたないとしても、恥じ入ってはいけないよ。
というわけで、どれだけ行列ができてても、オレは彼女のレジに並ぶのだった。

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フェス帰りの女

2010年08月05日 08時03分53秒 | Weblog
「フジロック」という野外フェスがありまして。
真夏の苗場スキー場に大小さまざまなステージを設営し、三日三晩、ロックを主とした音楽にひたりきろう、という催しであります。
国内外さまざまなアーティストが、広大な敷地内のあちこちのステージで同時進行でシャウトするという、夢のような企画。
ブリティッシュロックマニア(オタク)のよめはんは、毎年この時期が近づくと生き生きと精気がみなぎりだし、浮き足立ち、仕事もそこそこに(ウソ、がんばってます)音楽に集中しはじめ、フェス会場のどのステージをどの順番で観てまわろうかしら、とコース立てとスケジュール組みに余念がなくなります。
そして三日三晩を終えると、夢心地になって帰ってきて、ほわわわわ~ん、といつも以上に惚けまくります。
正月みたいなもんなのかな、ここで一年がリセットされるみたいな。
そしてオレの幻覚かもしれないけれど、以後一週間(魔法がつづく時間)は、よめはんのお肌が三つは若返った状態に見える。
人生にはこういう時間が必要なのかもしれないね。
さて、お土産はなにかなー、と聞いてみると、その前に「土産話」がある、という。
いわく、彼女が大好きなバンドがあり、初日にそのライブTシャツを買ったんだそうな。
ところが着てみると、脇に穴があいており、そこに「B品」の記号を発見。
検品ではじかれた不良品が店頭に交じってて、それをよめはんが手にしてしまったわけ。
翌日に、取り替えてもらおうと店に出向く。
ところが、その人気Tはすでにソールドアウト。
ガックシしつつ、しかしそこはタダでは起きない女。
「なんかおまけしてください」
そう言ってみると、店員が奥に引っ込み、店長らしきとひそひそ打ち合わせ。
昨今はモンスターのようなクレーマーも多く、売り手側は消費者に対してとてつもなく臆病になっている。
そして店側が出した提案。
「5枚で、いかがですか?」
5万円・・・ではない。
お好きなTシャツ5枚選んで、もってってくださってけっこうですよ、という驚くべきサービス。
ライブTといえば、一枚=3千5~6百円はするプレミア品。
よめはん、大よろこびで選びまくったんだそうな。
・・・とここまで聞き、オレも大よろこびではないですか。
オレにはどんなTシャツくれるんかな~、と。
ところが、「ぜんぶわたしの」と言い放ち、よこさない。
一枚も?
オレには一枚もないの?
そして出てきたお土産が、小さな封筒のようなものに入った柔らかき物体。
「なんや、これ?」
「シソ味噌。おいしいよ」
どないやねん!
ロックに頭をやられてる女とは、常識的なやり取りができん。

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日本の夏

2010年08月02日 07時22分11秒 | Weblog
暑いデス!
わが家の生活スペースに、クーラーはありません。
今、風呂上がり。
バスケパンツ一丁姿で、扇風機の風で涼みつつ、パソコンに向かってます。
それでも日中の凶暴な酷暑の名残に、汗が噴き出してきます。
わし、しっとり肌さんなのね。
かえりみて、水分の取りすぎかもしれません。
しかもしょわしょわするやつを。
あ、工房では隠語で、麦芽とホップでつくられた5%くらいのやつを「しょわしょわするやつ」と呼んでるのです。
ご用命の方は、そう言ってくれたら、こっそり渡すからね。
200円ね。
5時以降限定。
なんの話だっけ?あ、暑いね、ってか。
んと、寝るときは、氷マクラが欠かせません。
扇風機は回しっぱなしです。
窓もあけっぱ。
そりでも暑いデス。
「タクでは一晩中クーラーは効かせっぱなしざーますのよ、おーほほ」という大金持ちさんがいますが、その室外機の熱風がうちに来とんじゃい~!
・・・とは言いませんが、もっと自然の風を大切にしましょう。
朝方なんて、窓からそよ風が入ってきて、涼やかなもんですよ。
ただ、はだかんぼの寝姿が隣のアパートから丸見えなんで、東の空が白んできた頃には、障子戸を閉めなきゃなりませんが。
この作業を怠ると、窓の外からの画づらが大変わいせつなものになりますので、自尊心でもって早起きし、務めを果たしております。
それにしても、木と紙で家屋を造るなんて、なんという日本の先人の優れた知恵。
午前4時にまどろみつつ障子に手をかけるたび、そう感じます。
緊張のナツ、日本の夏。

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