裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

ミヤコジマアイランド

2009年09月30日 11時39分40秒 | Weblog
原稿の〆切をやっつけて、スッキリした気分で宮古島を旅してきました。
まばゆく照り返す白砂の浜をはだしで歩いたり、水泳ゴーグルいっこでエメラルドブルーの海に飛び込んだり、光の綾の中で色とりどりにひらめく魚たちと遊んだり、起伏に富む島内を気ままにドライブしたり、降りそそぐ流れ星をよけながら酒を飲んだり・・・と、まあ、めんどくさいコトバを使ってみたけど、要はのんきに過ごしました。
だけど、それはただの「時間のやりすごし方」ってもので、この島にくる大切な意味は、実は「この場所の空気を吸う」ってことなんだなー、と、ビール片手にテラスの柵に足をのっけて考えたり。
都会とは空気がちがう、とはよく使う慣用句。
だけど、本当にここの空気を吸うと、血液が入れ替わって、からだ(心もね)が更新されていく気がします。
一年に一度こないとだめみたい。
閉ざされた都会で、よどんで、枯れて、収縮したものが、南の島で開放・拡散されるのでした。
みなさんも、ぜひ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

M-J

2009年09月18日 02時24分05秒 | Weblog
ほんとに夢のようなことが起こりそうな、新政権の動きです。
ワクワクしますね、ちょっとこれ。
言っちゃ悪いけど、わずか数日前の麻生さんの画がテレビに映ると、まったくなんという人物を国家のトップに頂いていたのだ、と悪寒を感じずにはいられません。
しかしですねこの高揚感、日本中を興奮の渦に巻き込んだ小泉さんの登場のときと似てませんか?
あのときも、日本は変わる、的な期待感が充満してて、国民は夢見心地になってたものでした。
その反動としての深い失望を体験してるだけに、新しい政権を100%信じられないのが哀しいところ。
ただ、ほんとに国が変わりそうなこの予感は、小泉さんの言葉が非常に抽象的であったのに対して、今回政策をリードしてる人々(鳩山さん個人ではない)の言葉が具体的な説得力を持ってるとこに根差してます。
つか、言ったからにはほんとにやれよ!
できなかったら承知しねっかんな!
・・・くらいのスタンスで見守りましょう。
国会の質疑がはじまったとき、新野党(J他)の攻めの前で、今の意気揚々さが少しでも残ってたらいいんですが。
とは言え、世にも見苦しくゆがんだシステムが、政権党が変わるというたった一事でつまびらかになるのが痛快です。
新政権が一言「ここを変える」と宣言する行為には、これまでのシステムを古く古く見せる効果があったのですね。
この点は新鮮な驚きでした。
それにしても、新しく野党となったJの様子が気にかかります。
ここ10年、国民は一貫して「改革」をしてくれそうな党に投票しつづけてきたわけですが、そのことが理解できてないフシがあります。
「保守結集」なんて信じがたい言葉でまとまろうとしてる姿を見てると、ほんとに大丈夫なのか?と思ってしまいます。
立ち直るなら直るで、改革の名のもとに立ち直ってほしいです。
さて、Jの総裁選は河野さんで決まりです。
歴史はくり返します。
細川さんに政権を獲られてJが下野したときに総裁だったのが、河野さんのパパ。
息子もその「総理になれない総裁」という憂き目を見るに違いありません。
政権党もがんばって、新野党もがんばってほしいです。
なんだか日本がいい方向に向きそうなひさびさの気配がうれしいのですよ。
これはまた、絶望感の裏返しでもあるのですが。

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処理の方法論

2009年09月17日 09時20分21秒 | Weblog
新政権の組閣にタイミングを合わせて出てくる魂胆だったりして、と思ってたら、ドンピシャでした。
旦那の方でしたが。
弁護士の入れ知恵なんでしょうが、細君の方は逃亡&出頭で選挙報道をむちゃくちゃにしてたし、民主党に怨みでもあるのか知らん。
それにしても、保釈されて謝罪の言葉をひと言口にしてはみても、反省の色がぜんぜん感知できませんね、別件の色男の方もそうだったけど。
自分の報道が掻き消えるタイミングだけを計ってたにちがいありません。
細君の「ヤク抜き」逃避行といい、すべてが計算ずくで、まるでお芝居の世界です。
ドッキドキでしょうね、こういう三文芝居って。
ところで矢田亜希子さんはどうしたんでしょうか?
彼女も少しは社会的なエクスキューズってものを考えなければ。
旦那逮捕の直後にとっとと離婚して、関係無しを装ってますけど、マジでそれでいいと思ってるのか?
このあさましさには、暗い笑いしか出てきません。
美しいひとだけに、この対応はひどく鼻につきます。
スクリーンに復帰しても、妙なものがわだかまって、素直に見られません。
ちゃんとスジを通せば、好感度なんてぐんとアップするのにね。
こういうときこそ、テクニックに頼らず、自尊心でもって事にあたってほしいです。
不祥事を起こした企業でも、悪事がバレた政治家でも、スキャンダルを明かされた芸能人でも、現代の日本人てのは後処理が粗末すぎます。
もっとていねいに対応して、いっこいっこクリアにしていかないと、世間体はともかく、自分の中で気持ちわるくないのかな・・・?
澱を沈めたような心持ちのまま日々を過ごすのは、オレは絶対いや。
さっさと自分の非を認めて、反省して、それを態度で示したいです。
それだけが信頼回復への道すじなんじゃないですかね。
「卑しい人物」と指差されたくなければそこを徹底しなければいけないし、それができない人間は「卑しい人物」と指差されても文句を言いなさるな。
そして、生涯それを背負いなされ。
つか、生涯背負うくらいなら、一瞬の本気の誠意を見せとけばいいのに~・・・

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ぼくの前世

2009年09月15日 11時25分39秒 | Weblog
自分の前世はなんだったんだろう?と考えてみる。
ばくぜんと、お殿様だったのでは、と思ってんだけど。
「上様」なんて呼ばれてたにちがいない。
その気分がまだ抜けきってない感が、自分の中にある。
「暴れん坊将軍」とかみてると、ひと事とは思えないもんなあ。
あれが自分の本当の姿だった気がする。
それか、キリンね。
これもばくぜんと。
昔、サバンナのバオバブに首伸ばして、葉っぱを食んでた記憶があるもん。
キリンか、お殿様。
それは間違いない、うん。

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広島カープ

2009年09月11日 08時54分29秒 | Weblog
報道で、常に受動態で語られる球団。
それが広島カープ。
広島が勝ったとき→「広島に破れました」
広島がチャンスのとき→「広島に攻められてピンチです」
広島が上位に上がりそうなとき→「広島が迫ってきました」
・・・いちばん下のは受動じゃないが、立場は相手チームの側にありますね。
要するに、常に報道の眼中から外れた球団です、広島カープ。
戦ってるのは他球団で、広島はいつも「その相手」なわけ。
もちろんこれは、広島が優勝しないチームだからです。
優勝できないというか、優勝しようにないというか、究極的な言い方をすれば、優勝するべきでない球団ということなのでしょう。
だから、ぼくは応援するのです。
プロ野球にあまり興味はないけど、広島だけはずっと追っかけてます。
見捨てておけない、というか、シンパシーですかね。
シーズン中に軽んじられ、オフになると骨までしゃぶられ、人材は流出する一方ですが、それでもこの球団には「愛」がありますよ。
がんばれ、ビンボー球団。
ところでジャイヤンツが強いです。
ぼくもみなさんと同じくジャイヤンツのやり口を毛嫌いしてた者のひとりですが、最近のジャイヤンツは面白いです。
原さんは天才ですね。
スタメンに大金で漁ってきたビッグネームをごっそり並べてた頃とはまったく別の戦い方をしてます。
今まで鬱屈してた若い衆の生き生きと伸びやかなこと。
実に視野が広くて、フェアで、誰にも文句を言わすことなく優勝するにふさわしい資格を回復させました。
見事です。
でも、最終的に優勝するのは、残念ながらわが広島カープですが。
そのとき、報道はこういう受動的表現を取るはずです。
「広島カープに優勝されてしまいました」
ちゃんとそう言えよ、報道各社!

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アートマーケット in 井の頭公園

2009年09月10日 09時18分15秒 | Weblog
アートマーケットに出店してみます。
来月の10月12日(体育の日)と31日(土)です。
場所は、吉祥寺の井の頭公園。
ここでは毎週末に「手づくり系」フリマが行われてて、にぎわってる様子。
それに参入したいんだけど、売り手が多すぎて参加者を絞り込んでるみたいなのです。
今回は「一日チャレンジ」といって、来年度募集分のプレゼン的仮出店。
ここで売り上げて、役所側のお眼鏡にかなえば、新規参入できる・・・のかな?よくわかんねーけど。
というわけで、管理事務所まで申し込みにいってきました。
さすがはお役人様、律儀で慇懃で、吟味がいちいち細かい。
口元の作り笑いと猜疑のまなざしの対象が面白かったな。
それを無事にパスして、チャレンジ番号を頂戴しました。
「51番」でした。
わーい、野球の背番号と一緒。
いいことありそなヨ・カ・ン。
で、ナンバーズを買って、家路につく。
しかし帰ってみると、ヨメはんがロンドンから帰国してました。
もう少し長く滞在してくるものと思ってたのに。
なかなかこの世の中、そううまく運ぶものではありませんな。

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酒、ラヴ

2009年09月08日 22時30分36秒 | Weblog
文章仕事や、考え事に熱中してると、頭が煮え立つ。
そんなときは、本当に頭脳の奥底の一点に没入してるので周囲も見えないし、音も聴こえない。
「無我の境地」と言っていい。
それが終わると、脳がカラになる。
軽くバーンアウト。
なんにも考えられない、機能不全状態。
セミに似てるかも。
やつらは七日間を絶叫し倒し、空っぽになって朽ちる。
だけどオレは人類なので、現世に復帰しなければならない。
空っぽのまんまというわけにいかない。
そんなときは、クールダウンに酒を飲む。
飲めば、回復してくる。
血液が細胞内を走りだすような感覚。
酒無しには生きられないよ。
ありがとう、酒。

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イチロー

2009年09月07日 23時27分40秒 | Weblog
イチローを嫌いなひとは、たぶん「生意気」とか、「ナルシスト」ってところで嫌悪感を感じてるんでしょう。
が、果たしてプレイヤーにとって、そんな些末な要素が価値に影響するものでしょうか?
太宰治や川端康成がどれだけ奇妙なひとだったかという点を勘案して、作品を軽んじるようなもの。
そのパフォーマンスのすばらしさは、人間性や、いわば人付き合いというものとはまったく切り離して考えるべきものです。
「人格者」として尊敬される松井は、メジャーで変節してぼくらをがっかりさせたわけだけれど、果たしてイチローがぼくらをがっかりさせたことがかつて一度でもあったか?と言いたいのです。
でもあるな、たまに本数稼ぐためとしか思えないバントヒットとか・・・
だけどそれをきちんとやってのけて数字にのっけるというところが人間離れしてて、ぼくらはぐうの音も出せないわけです。
さて、冒頭の「生意気」とか「ナルシスト」の件ですが、彼のインタビューを聞いてると、その批判が的を射てないことがわかります。
生意気やナルシストというのは、「当人の勘違い」の産物です。
イチローは、少しも勘違いしてない。
彼は感性が特殊なだけで、そして尋常ならざる境地に実際に到達してしまってるので、ぼくらにその立場の意味が理解できないだけなのです。
ぼくら凡百の人間には、もちろん理解などしようもありません。
なぜなら彼は、古今東西この世に存在した人類の中で、最も野球がうまい人物なのだから。
「最もうまい」という点に納得できないなら、「最高の記録を残し」「最高の記憶を残した」人物と言いかえることもできます。
それはすなわち、「唯我独尊」を口にしても誰にも文句を言わせない高みに存在してる、ということです。
伝説として今後100年語り継がれるお方様。
だから、あのインタビューはしょうがないの。
あきらめてください。
ところで、ぼくの好きなイチローの言葉に、「引退するのは、腹の出たとき」というのがあるんですが、これもすごい思想です。
本当に、本当に、イチローはほんっとーに、変人なのですよ。
そして、そのついでに、大天才なのです。
だから、しょうがないのです。
あきらめて、見守りましょう。

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乱暴

2009年09月06日 07時48分08秒 | Weblog
「乱暴」という報道用語(ひょっとして法曹界用語?)は、きちんと「レイプ」と表現するべきでしょう。
この使い分けは、被害者に対する配慮なんだろうけど、加害者に対する酌量のようにも聞こえます。
言葉ひとつで、軽~い罪を犯したかの印象に濁してしまう効果がありますね。
れっきとした強姦なんだから、きちんとそれを認識させなさい。
そして、こういった性暴力犯罪者には、「チンコ切り落とし刑」を適用していただきたい。
この手の乱暴者(法曹界用語)は斬首刑に処してもかまわないくらいの人間なんだから、そっちの(つまりムスコさんの)首を落とすくらいぜんぜんかまわないと思います。
被害者が生涯負い目に感じるような犯罪をしでかしたのだから、その対価として、自分の首無しチンコを見るたびに生涯後悔しつづけてもらいたい。
そのように思うんであります。
オレが政権獲ったらそうするね、うん。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園