裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

サルからヒトへ

2017年07月25日 09時26分55秒 | Weblog
人類は、うわさ話をするために言語能力を磨いたらしいよ。
いや、逆かな。
人類が最初に話した言葉はうわさ話だった、って順序のようだ。
それが、動物界で革命的な「会話」という行為になったんだ。
犬も猿も会話をしてるって?
いや、違うんだ。
ある猿は、「ライオンがきた!」という叫び声と、「ハゲワシがきた!」という叫び声を使い分けてるんだって。
その声によって、大集団が一斉に、木に登り、あるいは空を見上げる。
だけどそれは、目の前にある現象を声帯を介してサインにしてるだけであって、キャッチボールをしてるわけじゃない。
最初期の人類は、「あいつとあいつが寝てる」「やつはこっちの仲間に入った」なんてやり取りを覚えて、集団内を整頓する術を身につけたんだ。
さらに、「神」とか「国」なんてわけのわからない観念を言語化することによって、幻想を実体化させちゃったってわけ。
叫び声が具象画だとしたら、会話は抽象画なんだね。
それにしても、動物がうわさ話をした瞬間に人類になったとはね。
おばちゃんたちのうわさ好きは、サル時代の名残だったのか・・・

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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エスカレーター歩行考

2017年07月20日 19時59分54秒 | Weblog
エスカレーターを歩くな、と言うひとがいるけど、まったく理解できない。
この手の人々が言い立てるイチャモンの数々は、不合理極まる。
彼らがまず踏ん反り返って最初に言うのは、「障害者が困る」というものだろう。
左手が不自由なひとは左側の手すりをつかめない、ゆえに右半分を空ける作法は困る、的なやつ。
でもさ、そういうひとは右側に立ちなよ。
ものの数分でしょ、待つよ、待ちますよ。
それでいいじゃん、一件落着。
日本人の几帳面は「バカ」のレベルにまで高められてるんでこういう柔軟な発想は考えもつかないわけだけど、とにかく左手が不自由なひとはそういう乗り方をしてもらって構わないし、そもそもこの論は「エスカレーターを歩くな」の問題とはまったく関係ない。
次にやつらが突きつけてくるイチャモンは、「すれ違うときにぶつかって危険だ」というのもの。
バカか?
ぶつからずに歩けばいいだろ。
ひとにぶつからずにすれ違う、なんて基本的な身ごなしは、エスカレーター上だけの作法でもなんでもない。
普通の人間の普通の歩き方なら、すれ違うときにぶつかるなんてことはありえないし、ぶつかる人間がいるとしたら、それは常識的でない人間なんで、こうした種族は歩道を歩いてるときでさえ隣の人間とぶつかって歩いてる。
逆に言えば、「エスカレーター上ですれ違うときはぶつかる危険があるので、歩いてはならない」と言うのなら、「歩道上ですれ違うときはぶつかる危険があるので、歩いてはならない」と言いかえることもできる。
絶対矛盾だ。
回りくどくなったが、ぶつからなきゃいいわけでしょ?すれ違う際に。
ぶつからないから、気をつけるから、歩いてもいい?
それでいい?
あと、ほんとに取ってつけたようなイチャモンで、「エスカレーターは歩く用の強度になってないので危険」ってのもあるけど、日本国内のすべてのエスカレーターはすでにさんざんに歩かれて強度の確認はできてるんで、この点も顧みる必要はない。
それでもエスカレーターでは歩くなっての?なんで?一切のイチャモンに合理的に答えてご覧に入れるから、それをクリアしたら歩かせて。
誰か困ってる?誰が?
そもそも、駅を使う人間全員がエスカレーターを歩かなくなったら、ラッシュ時のホームには動けなくほどの人間がひしめくことになる。
新宿や池袋の混み方とか、知ってる?
・・・まあオレは知らないけどさ、都会にはいかないから、特にラッシュ時には。
だけど、とにかくエスカレーターは歩かせてくれよ。
上岡龍太郎がよく言ってたけど、「エスカレーターを歩かないやつは、機械に操られてる」のだ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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今日の運勢

2017年07月12日 07時58分45秒 | Weblog
占いはあまり信じないけど、信じてるものは何個かある。
毎朝、パソコンで麻雀ゲームをやるんだけど、こいつの勝ち負けは重要だ。
トップを獲れば、その日は絶好調に過ごせるし、ハコを割ったら、要注意の一日となる。
朝の情報番組の占いを見せられると苦々しい気持ちになるわけだけど、わが麻雀システムは、運勢を実力で勝ち取るものなんで、直接に一日のテンションに影響してくる。
かくて、一位なら本当にいい一日になるし、最下位なら本当に凹んだ一日となる。
占いのメカニズムとは結局、こういうものなのだ。
もうひとつ、信じてる占いがある。
これは「丁半」の賭博に近いかもしれない。
意外とやってるひとは多いに違いない「ブラジャー占い」だ。
二人暮らしである我が家は、洗濯は数日置きに行われる。
その間に、よめはんのブラジャーがたまってく。
これらを洗濯し、干すのはわが任務なのだが、この干すときに、どっちをつまみ上げるか、なのだ。
つまり、ブラのホックの。
ブラジャーには、背中で接続するべき二端があり、それぞれに別形状のホックがついてる。
ホックにはオス型とメス型があり、つまり立体的に盛り上がった「ツメ」側と、扁平な「ウケ」側がある。
このホックを洗濯物干しのピンチにはさむには、ウケ側の平らな部分が必要だ。
すなわち、ブラをつまみ上げる際には、当たり外れが存在するのだ。
洗濯カゴに手を突っ込み、運よくピンチに据わりのいいウケ側をつまみ上げられればポイント獲得、ツメ側をつまんでしまった場合はマイナスポイントとなるわけだ。
その「何勝何敗」というアベレージが、その日一日の運気の量となる。
しかしここでなかなか厄介な問題が発生し、そのためにイレギュラーなルールを設定しなければならない。
洗濯カゴからは、よめはんいったい何枚持っとんねん、というほどのブラが姿を表すが、その中に「ホックなし」のブラ、すなわち、オスもメスもつなぎ目もない輪っか状の「頭からかぶり式」のものが一枚だけ存在するのだ。
こいつは最悪だ。
なにしろ、運気の判断がつかない。
そこでこいつは「ボーズ」として扱うことにする。
百人一首を用いたお馴染みのカードゲーム「坊主めくり」のボーズだ。
こいつを引くと、今までの勝敗数がノーカウントとなり、次の一枚から勝負のやり直し、となる。
負けが込んでるときには、ボーズはラッキーな徳政令となり、勝ちまくった末の最後にボーズをつかんだ日にゃ、思わずベランダでへたり込みたくなる。
こうした天の気まぐれにより、わたくしはその日一日の運気をコントロールされてるのだった。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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