裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

帝国の逆襲

2016年06月24日 02時24分24秒 | Weblog
なにも知らないひとは、ちょっとだけ聞いてちょうだい。
オレもたいして知ってるわけじゃないけど、今回の選挙はわりと大切だと思うんだよ。
政権は、「けいざい〜」って大きな声を出して、「憲法をつくり変える〜」をそっとひた隠しにしてる。
このこと自体は報道にものってて半ば公然の事実だから、なんとなく知ってるよね?
だけど、政権が「憲法のどこをつくり変える」って言ってるかはわかってるのかな?
戦争ができるようにする?
相手が攻めてこなくても、世界中に出向いて撃ち合いができるように?
そのへんはまあ、なんとなく知ってるか。
だけど、もっとすごいんだよ。
政権党が「憲法はこう変えようよ」って言ってる案。
読んでみなよ、すごいから。
みんな、小学校だか中学校だかの社会の時間に「日本は三つの大切な約束事に支えられてるよ」って、先生から習ったよね。
つまり、「国民主権」と「戦争放棄」と「基本的人権の尊重」だ。
ところが政権党の改憲案は、これを全部ナシんこにしちゃいましょう、って案なんだ。
主権は国民じゃなくなるんだ。
つまり、いちばん偉いのは国家で、国民は全てその指示に従うことになるんだよ。
これは全体主義、国家主義の考え方で、ナチスとかファシズムとかと一緒だ。
政権党の偉いひと(美しい女のひとだ)も「国民は国のために死ね」「そういう憲法をつくらなきゃ」って言ってるよ、ネットで動画を探せばすぐに出てくる。
新しい憲法で、日本は戦争ができるようになる。
そして、ぼくら国民からは、ついに基本的人権までもが取り上げられるんだ。
国家のためには、個人的な自由は許しません、ってわけだ。
この日本は、中国のようになるんだ。
安倍さんは、ああいう体制にしたいの。
マジなんだよ。
本気でこういう案を出してるわけ、今の政権党は。
みんな、ちゃんとわかってるのかな?
わかってて選挙にいかないってんなら、あるいは政権党を応援しようってんなら、まあいいけど。
ただ、わからないでぼんやりとサボってて、いつの間にかこの国が北朝鮮とかソ連(スターリンの頃の)とか、あるいは大日本帝国とか、そういう国になってて、びっくりするのはやめてね。
この驚くべき世界は、この選挙後、すぐに実現されるんだよ。
与党サイドが大勝ち(憲法改正の発議に必要な3分の2を確保)すればね。
これは、本当に真面目な事実なんだ。
すごいよねえ。
それでも、選挙いかないんだ?
ま、それでもいいけど、だとしたらたいした豪傑だよ。
腹を据えてるのか、諦めきってるのか、あるいは単なるバカなのか・・・
とにかく、ちゃんと考えたほうがいいね。



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権利の放棄

2016年06月22日 23時35分53秒 | Weblog
選挙ですね。
だけどこれ、権利なんですってね、投票するもしないも。
だけどオレ、選挙にいかなかったやつの政治の話、まるきり聞く気ありませんから。
選挙にいかないで、政治の話するバカがいるでしょ。
そういうやつにかぎって、「今の政治は」とか「この政治家は」とか言うじゃないですか。
黙ってろ、って思いますね。
「白紙委任したてめーがなに言ってんだ」って話でしょ。
言う権利ねーだろ。
素直に他の方々が選んでくだすった政治家のおっしゃることに従わないと。
権利を放棄したからには、放棄したまま過ごしてよ。
おまえに政治について語る資格なんかない。
本当にバカがいるんで困ります。
投票で他人にまかせたんだから、6年間は口つぐんでろ。
マジでそう思うんですよ。

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災害ボランティアの手引き

2016年06月08日 02時27分05秒 | Weblog
5年前の東北の大震災から、ちょくちょく災害ボランティアに出かけては、ガレキをひっくり返したり、転がしたりしてます。
くわしくは→被災地ルポルタージュ
みんなもやってみたいでしょ?
やりたいに決まってますよね。
でも、もう一歩踏み出せなくて、それはなんでかっつったら、どうしていいかわかんないし、ってわけでしょ?
それで、ここに災害ボランティアの手引きを記すことにします。
参考にしてください。

まず、日本のどこかが被災しますね。
あなたは疼くわけです。
助けて差し上げたい、と。
そこでまず最初にしなきゃいけないのが、「ボランティア保険」に加入することです。
これは一年間限定の保険で、現地でケガをしたときに補償が出ますし、千円の加入金で、死んだら二千五百万円くらいもらえます(死ぬあなたにはすでに必要のないお金だけど)。
これは、現地で汗を流す際に必ず入ってなきゃならない保険なので、お忘れなく。
近くの社会福祉協議会まで足を運んでこれに入ったら(手間は10分、掛け金五百円からで入れます)、リュックを取り出して、出かける準備をします。
装備、というやつです。
必要となるのは、長グツ、ヘルメット、作業着(長袖、長ズボン)、作業用ゴーグル、粉塵用マスク、軍手、ゴム手袋、タオル・・・てなところ。
だけど被災から日がたつに従って、現地にも支援物資が行き渡るようになり、ボランティア基地などにいけば、ほとんどの装備品を貸してもらえる感じになります。
動ける格好でいけば、結構手ぶらでもOKです(そうでない場合もあるので、最低限は準備しましょ)。
食料や飲料ももちろん自前ですが、水などは救援物資として送られたものが余ってる場合があるので、基地でありがたく頂戴します。
が、基本は持参です。
で、出かけます。
災害直後は、大物をやっつけるための重機などが入ってるので、素人には手は出せません。
「せっかくきてもらっても、迷惑」の場合がありますし、交通網も遮断されてる可能性があるので、ちゃんとそのあたりを確認の上、旅立ちます。
あらかじめ、ネットなどで「ボランティア募集」などの情報をあたっといてください。
被災地である自治体が「ボランティアセンター」「受付」などを開設してくれるので、そこに飛び込むのがいちばん確実です。
それとは別に、民間の団体(NPOや地域有志が立ち上げるボランティア団体)が活動しはじめるので、それに乗っかるのも手です。
最寄りの場所から現地までバスを出したりしてくれるので、そこに潜り込めるとラッキーかも。
で、現地です。
自治体が運営のボランティアベースだと、だいたい受付時間が決められてて、時間がくると「仕事のマッチング」が行われます。
何件かの仕事依頼が被災者さん側から寄せられてるので、主催者がそれを示し、「この仕事をしたいひと~?」「力仕事、男12人募集~」などと呼びかけるわけです。
んで、あなたが手を上げると、他に手を上げてるひととグループになり、うまくいけば自分に合った仕事を割り当ててもらえます。
仕事内容は、ガレキ処理、重量物運搬などのガテン系から、掃除、水仕事、写真の洗浄、被災者さんのお手てモミモミまで、多岐に渡ります。
決まったら、ベースキャンプにたいがいそろってる、スコップ、ツルハシ、ハンマー、土嚢袋、ネコなんかを借りて、だいたい車(これもボランティアさんの供出)で作業現場に移動、となります。
仕事は、現場のリーダーとあなたの主体性に任されてるので、好きなだけ働きたおし、疲れたら好きなときに休憩し、どこもだいたい3時から4時に切り上げて、またベースキャンプに戻ります。
そして解散、また明日、となるわけです。
簡単でしょ?

あと、個人的な意見ですが、ボランティア作業が終わったら、その地域で存分に遊ぶのがいいと思います。
観光地をめぐったり、おいしいものを食べたり、経済活動でふんだんにお金を落とすのです。
せっかくその地まで赴いたんだから、被災者さんへのシンパシーはちょっと横に置いといて、その地ならではのものをたのしまないと。
それもまた、ボランティアさんたちに期待された活動だと思うのですよ。
地域を再起動させるための、重要な行為です。
それを含め、ボランティア活動自体をたのしめればいいかな、と思います。
なんたって、気持ちいいことですから。
ボランティア参加者さんは、半数は止むに止まれず乗り込んでくる一匹狼たち(物好きのおせっかい焼き)、あとはカレシとカノジョ、家族連れ、大学の友達同士、職場仲間が連れ立って、って感じが多いみたいです。
参考にして、よかったら実地に試してみてください。
ご安全に~。



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災害ボランティア

2016年06月06日 10時23分58秒 | 被災地ルポルタージュ
熊本で災害ボランティアをしてきた。
今回は、駅前のホテルに泊まって(移動も宿泊ももちろん自前)、熊本市が設営したボランティアセンターに出向き、仕事のマッチングをしてもらい、現場に派遣されるって形。
それにしても、自治体(公的な)運営のボランティア活動は、のんびりしてる。
基地内に人員がふんだんに配されてて、どう見ても人余りなんだけど、手持ち無沙汰な彼らはなにをしてるんだろ?
それに、時間はきっかりから、安全を最重視、もいいけど、柔軟さがない。
待ち時間とか、長すぎ。
長蛇の列ができてんだから、さっさと開門すればいいのに。
各地に配される人員も、なんとかの確認、かんとかの確認、で仕事量を相当にロスしてる印象。
も少しフレキシブルに動けんかね。
装備、器具や、食料、飲料などの物資はふんだんに用意されてて、まさにボランティアさんたちに対するサービスが行き届いてるけど、こっちとしてはもっとキビキビ動きたいんだけどな。
しかし確かに、ボランティア参加の敷居は下がって、誰もが飛び込める環境にはなってる。
小学生から、女性、ご老体まで、気軽に参加できる。
こうしてボランティア経験者が増えてくといいと思う。
一方、一面を荒野にされた東北で経験したのは、NPOや非営利の団体が運営する、民間のボランティア団体だった。
ここはすべてが自主性と自己判断に任されてて、そのおかげでものすごい機動力があった。
即断、即決、即行動。
装備や安全性に関しても自己責任。
一匹狼たちの集まりで、公営チームみたいなほんわか和やかムードとは大違いのギスギス感があったけど、きわめて高い充実感があった。
どっちがいいとは、もちろん言いきれない。
どっちも、被災地、被災者を想って、押しとどめようのない気持ちで活動してるんだった。

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バレーボール文化考

2016年06月04日 09時01分55秒 | Weblog
バレーボール中継、ってのが観てらんないんだよなあ。
ひどい絵づらだと思う。
だいたい、なんで「オリンピックの最終予選」なんてほどの重要なものを、いつもいっつも日本で開催してんの?
ホームの日本が、卑怯なまでに圧倒的有利(それでも勝てない、ってのがどうかしてる)。
それに、あのアイドル少年たちの前座、なに?
それにもびっくりするけど、客のチャラい声援には度肝を抜かれる。
勝てばキャーキャー、大騒ぎ。
負ければ極端なまでに消沈。
ありゃ、会場の全員がバカだね。
礼を決定的に失してる。
相手国は間違いなく、日本での試合が大嫌いになって自国に帰ってくと思うよ。
日本だって、こんなイイコイイコされて勝ち上がったところで、アウェイに乗り込んでいい勝負ができるとは到底思えないよ。
いいことなしだ。
敗退してよかった、と言いたい。
オレもこんなこと言いたくないんだよ。
バレーボールは楽しいスポーツだし、なにしろかわいこちゃんばっかだし、彼女たちの躍動にはワクワクするし、必死に飛んだり転がったりする姿は観てて愉快だ。
が!、あの応援だけはひどい文化だ。
なんとかしてくれ。
せめて、フェアに。
「恥ずかしくて視聴できない」なんてスポーツ、バレーボールの他に例がないと思うよ。

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等量

2016年06月02日 09時11分53秒 | Weblog
景気の悪いときには、「上げるわけにはいかない」。
景気が普通のときには、「腰折れさせるわけにはいかない」。
景気がいいときには、「税収が増えてるからやる必要はない」。
じゃ、いつ上げるってんだろ?
ま、いいけどね。
子供たちの世代に50%を払わせりゃ、オレたちの世代の10%はチャラにできる計算だ。
サンキュー、ファインプレイ、安倍ちゃん。
・・・と子供のいないオレは「よろこぶ権利を持ってる」わけだが、小さな子供を持つお母ちゃんや子育て中の若いお父ちゃんまでが、消費税アップ見送りを歓迎してる姿を見ると、違和感を覚える。
子供の行く末を真剣に考えてないんだなあ・・・
現在の楽チンは、未来の苦労と正確に等量なんだよ。

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