むかしむかしの話です。
エピメテウスとプロメテウスって兄弟の神様がいたのです。
エピメテウスはいろんな動物を創出し、ヘビには鋭い牙、とか、クマには強い爪、とか、鹿には速い脚、とか、一種につき一個の利点を与えました。
で、最後に人間をつくったわけですが、もう与えるべきものがなにも残ってない。
んじゃ、ってんで、兄弟のプロメテウスが天にのぼって、火を盗み出してきました。
それをうっかりと人間に与えた結果、ま、現状、こんな具合になってるわけですが。
使い方、ですかね。
ちなみに人間に火を与えたプロメテウスは、ゼウスの怒りを買って、ハゲタカの丘に縛られ、肝臓をついばまれるハメになりました。
プロメテウスの肝臓ってのはひどく丈夫にできてて、食われても食われても再生するんで、おかげでいつまでも苦しまなければならないんですと。
・・・つ話を、湯川博士が本に書かれてます。
ついでに言いますなら、このノーベル賞物理学者さんは、話の示唆するところをこう解説してくれてます。
すなわち、「人間が火を使うという行為の中にはすでに、罰せられるべき要素が含まれているのだ」と。
なめたらあかん、というひと言でしょう。
自然への畏れがない者に、それを使う資格はないのだよ、と、「大きな火」の発生に加担してしまった博士は、戒めを込めて、そうおっしゃりたかったんではなかろうかと思います。
このたびの仕儀を教訓に、みんなで、これから火をどう扱えばいいのか、考える時期にきてるんじゃないでしょうか?
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
エピメテウスとプロメテウスって兄弟の神様がいたのです。
エピメテウスはいろんな動物を創出し、ヘビには鋭い牙、とか、クマには強い爪、とか、鹿には速い脚、とか、一種につき一個の利点を与えました。
で、最後に人間をつくったわけですが、もう与えるべきものがなにも残ってない。
んじゃ、ってんで、兄弟のプロメテウスが天にのぼって、火を盗み出してきました。
それをうっかりと人間に与えた結果、ま、現状、こんな具合になってるわけですが。
使い方、ですかね。
ちなみに人間に火を与えたプロメテウスは、ゼウスの怒りを買って、ハゲタカの丘に縛られ、肝臓をついばまれるハメになりました。
プロメテウスの肝臓ってのはひどく丈夫にできてて、食われても食われても再生するんで、おかげでいつまでも苦しまなければならないんですと。
・・・つ話を、湯川博士が本に書かれてます。
ついでに言いますなら、このノーベル賞物理学者さんは、話の示唆するところをこう解説してくれてます。
すなわち、「人間が火を使うという行為の中にはすでに、罰せられるべき要素が含まれているのだ」と。
なめたらあかん、というひと言でしょう。
自然への畏れがない者に、それを使う資格はないのだよ、と、「大きな火」の発生に加担してしまった博士は、戒めを込めて、そうおっしゃりたかったんではなかろうかと思います。
このたびの仕儀を教訓に、みんなで、これから火をどう扱えばいいのか、考える時期にきてるんじゃないでしょうか?
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園