
※ 大坂峠の地蔵さん。
手前の白い腕がブキミ!!
クリック♪
昨夜、寝る直前までネットで ‘心霊スポットサーフィン’ をしたせいか、ヘンな夢ばかり見る。
朝、セミの声で目覚めると、なぜか 「伊東」 というキーワードだけがハッキリと残っていた。
もちろん意味は不明。
連盟へ行く坪井5級を送りだしたあと、お弁当を持ってドライブへ出る。
きょうの目的地は、昨夜ネットで知った心霊スポットの 『大坂峠』 と 『ゴッホの館』
最近こっている西谷地区 『TOHBU』 で冷たいお茶と醤油味のアラレを買ってから、上佐曽利のダリア園を左折して大舟寺方面へ。
秋には赤やピンクのコスモスで埋め尽くされる、幾重にも連なる広い畑の横を走り抜ける。
バス停 ‘波豆川口’を越え、いよいよ大坂峠に差しかかる。
300メートルほどの短い道だが、うっそうと茂った木々や大きな岩肌が両脇から迫る、どことなく陰気な峠道だ。
今まで何度も通っているのだが、ここを大坂峠と呼ぶことも、頂上付近に ‘その手の云われ’のあるお地蔵さんがある事も知らなかった。
峠のてっぺんを少し越したあたりで、左手にそれらしきものを発見。
道が狭くクルマを停められないので、少し先でUターンして戻ってからクルマを降りる。
赤いヨダレカケをつけた顔のわからないお地蔵さんが一体、ウーロン茶の缶を備えられて佇んでいた。
三方を狭い鉄柵で囲まれ、足元には小さなカブトが転がっている。
「カブトをきちんと置いてあげてよ」
「え? ボクが?? イヤやなぁ」
「なに言ってんのよ、ダメだよちゃんとしなくちゃ」
「じゃあ自分がやってよ」
「イヤーだよ」
結局Nがきちんと置き直した。
別にコワくも恐ろしくもなかったが、狭い道を左右に通り抜けるクルマが気になり、あまりユックリともできなかった。
普段でもよく通る道なので、きょうはあっさりと引き上げる (帰宅してもう1度調べてみると、女性の幽霊が出るとのことだった)
「大坂峠の地蔵さん」
そのまま真っ直ぐ走り続けと、これも廃墟マニアの間では有名な ‘三田スケート場跡地’ に出る。
背の高い雑草でおおわれたフェンスの中に、「歓迎 三田スケート」 と赤い文字で書かれたポールが突然という感じで現れる。
何度も見ているクセに、そのたびごとに新鮮な感動があって胸が高鳴る。
生い茂った雑草に半分ほど埋もれながら、その朽ち果てる寸前の姿をさらし続けているのを見るたび、何とも言えぬ気分になるのだ。
きょうは初めてクルマを停めてじっくりと見上げる。
「歓迎 三田スケート」 の文字に向けてデジカメをパシャパシャする私達は、どこからどうみてもミーハー廃墟マニアだろう。
クルマに戻ってふとカーナビの画面を見ると、少し先の道が 「切詰峠」 と出ている。
ブキミな字面に少しギョッとする。
12時半も過ぎていたので、ちょっと先にある林の入り口でクルマを停めてお昼にする。
ずっとトイレをガマンしていたので、林の茂みでサッサと用を足す。
こういう事はわりとヘッチャラな女なのだ
その後、持ってきたオデンを開けると (ウッ! すごいニオイ!!!)
完ペキに腐っている・・・・
結局、えだまめ (これも正直言ってアブナイが気にせずに食べる) とトマトと小さなオニギリだけの寂しい昼食となった。
その後、JR藍本近くにあるという、これも心霊スポットとして有名(らしい)‘ゴッホの館’ を目指す。
新三田駅前交差点、さんかく屋根が目印の ‘手打ちそば 大正庵’を横切り、176Rを篠山方面へ向かって走る。
相野川橋を過ぎるあたりから田畑が多くなり、オモチャのように短い車両の福知山線が、田んぼの緑の中を走り抜けてゆく。
真っ黒になったヒマワリが皆だらんと重そうにうつむいて、いかにも暑そうだ。
電柱に、「しいたけランドかさや」 や 「陶の郷」 の看板が目立ってくる。
一旦、藍本駅前で降りる。
ひなびた駅のホームへ入ると、中学生の男子2人連れがいた。
1人は白い開襟シャツに眼鏡をかけた真面目そうな子、もう1人は黒いタンクトップでちょっと遊び人風。
「このへんにヒガシハラってところが無い?」 と聞くと、「さあ・・ボクらにもわかんない」 との返事。
辺りには店の一軒もなく、歩く人の姿も見つからない。
仕方がないので再びクルマへ戻る。
帰り際、ホームのベンチに座るさっきの男の子たちに 「ちょっといい?」 と言ってカメラを向けると、メガネの方がサッとピースサインをくりだす。
遊び人風のほうがテレたようにうつむき加減なのが意外だった。
「どこへ行くの?」
「アマ(尼崎)」
「ふ~ん・・・じゃ、バイバーイ」
一期一会だなあ。
その後、ひとつ手前の駅 『相野』 へ戻る。
‘横山家 葬式式場’ と書かれた看板がアチコチに立てられた村をグルグル走り回るが、どこにもそれらしき建物は見当たらない。
暑い日盛りの田んぼで働くおじさんにも、3匹の犬を連れて川沿いを散歩する夫婦にも、喪服姿の女性にも聞いてみたが、誰もまったく心当たりがないようだ。
まるっきり手がかりの掴めぬまま、残念ながら引き上げる事になる。
次回はもっと詳しく事前調査をして再チャレンジしよう
帰り道、いつもの千刈水源地で休憩する。
白い綿雲が、うす水色の空にノンビリと散らばって浮いている。
Nが軽いイビキをかいて眠りだすが、私は晩のおかずの事を考え出してしまい結局眠りそこなった。
帰宅後、Nがカレーを作る
今夜は久しぶりで誰もいないので、借りていたビデオ スフィア 特別編 を観る。
深海で、たくさんのクラゲが潜水スーツにウジョウジョ入ってくるシーンがえぐい。
けっこう残酷な場面もあるパニックものだったが、ラストが何やらファンタジーっぽく妙な終わり方だった。
おわり
手前の白い腕がブキミ!!
クリック♪
昨夜、寝る直前までネットで ‘心霊スポットサーフィン’ をしたせいか、ヘンな夢ばかり見る。
朝、セミの声で目覚めると、なぜか 「伊東」 というキーワードだけがハッキリと残っていた。
もちろん意味は不明。
連盟へ行く坪井5級を送りだしたあと、お弁当を持ってドライブへ出る。
きょうの目的地は、昨夜ネットで知った心霊スポットの 『大坂峠』 と 『ゴッホの館』
最近こっている西谷地区 『TOHBU』 で冷たいお茶と醤油味のアラレを買ってから、上佐曽利のダリア園を左折して大舟寺方面へ。
秋には赤やピンクのコスモスで埋め尽くされる、幾重にも連なる広い畑の横を走り抜ける。
バス停 ‘波豆川口’を越え、いよいよ大坂峠に差しかかる。
300メートルほどの短い道だが、うっそうと茂った木々や大きな岩肌が両脇から迫る、どことなく陰気な峠道だ。
今まで何度も通っているのだが、ここを大坂峠と呼ぶことも、頂上付近に ‘その手の云われ’のあるお地蔵さんがある事も知らなかった。
峠のてっぺんを少し越したあたりで、左手にそれらしきものを発見。
道が狭くクルマを停められないので、少し先でUターンして戻ってからクルマを降りる。
赤いヨダレカケをつけた顔のわからないお地蔵さんが一体、ウーロン茶の缶を備えられて佇んでいた。
三方を狭い鉄柵で囲まれ、足元には小さなカブトが転がっている。
「カブトをきちんと置いてあげてよ」
「え? ボクが?? イヤやなぁ」
「なに言ってんのよ、ダメだよちゃんとしなくちゃ」
「じゃあ自分がやってよ」
「イヤーだよ」
結局Nがきちんと置き直した。
別にコワくも恐ろしくもなかったが、狭い道を左右に通り抜けるクルマが気になり、あまりユックリともできなかった。
普段でもよく通る道なので、きょうはあっさりと引き上げる (帰宅してもう1度調べてみると、女性の幽霊が出るとのことだった)
「大坂峠の地蔵さん」
そのまま真っ直ぐ走り続けと、これも廃墟マニアの間では有名な ‘三田スケート場跡地’ に出る。
背の高い雑草でおおわれたフェンスの中に、「歓迎 三田スケート」 と赤い文字で書かれたポールが突然という感じで現れる。
何度も見ているクセに、そのたびごとに新鮮な感動があって胸が高鳴る。
生い茂った雑草に半分ほど埋もれながら、その朽ち果てる寸前の姿をさらし続けているのを見るたび、何とも言えぬ気分になるのだ。
きょうは初めてクルマを停めてじっくりと見上げる。
「歓迎 三田スケート」 の文字に向けてデジカメをパシャパシャする私達は、どこからどうみてもミーハー廃墟マニアだろう。
クルマに戻ってふとカーナビの画面を見ると、少し先の道が 「切詰峠」 と出ている。
ブキミな字面に少しギョッとする。
12時半も過ぎていたので、ちょっと先にある林の入り口でクルマを停めてお昼にする。
ずっとトイレをガマンしていたので、林の茂みでサッサと用を足す。
こういう事はわりとヘッチャラな女なのだ

その後、持ってきたオデンを開けると (ウッ! すごいニオイ!!!)
完ペキに腐っている・・・・

結局、えだまめ (これも正直言ってアブナイが気にせずに食べる) とトマトと小さなオニギリだけの寂しい昼食となった。
その後、JR藍本近くにあるという、これも心霊スポットとして有名(らしい)‘ゴッホの館’ を目指す。
新三田駅前交差点、さんかく屋根が目印の ‘手打ちそば 大正庵’を横切り、176Rを篠山方面へ向かって走る。
相野川橋を過ぎるあたりから田畑が多くなり、オモチャのように短い車両の福知山線が、田んぼの緑の中を走り抜けてゆく。
真っ黒になったヒマワリが皆だらんと重そうにうつむいて、いかにも暑そうだ。
電柱に、「しいたけランドかさや」 や 「陶の郷」 の看板が目立ってくる。
一旦、藍本駅前で降りる。
ひなびた駅のホームへ入ると、中学生の男子2人連れがいた。
1人は白い開襟シャツに眼鏡をかけた真面目そうな子、もう1人は黒いタンクトップでちょっと遊び人風。
「このへんにヒガシハラってところが無い?」 と聞くと、「さあ・・ボクらにもわかんない」 との返事。
辺りには店の一軒もなく、歩く人の姿も見つからない。
仕方がないので再びクルマへ戻る。
帰り際、ホームのベンチに座るさっきの男の子たちに 「ちょっといい?」 と言ってカメラを向けると、メガネの方がサッとピースサインをくりだす。
遊び人風のほうがテレたようにうつむき加減なのが意外だった。
「どこへ行くの?」
「アマ(尼崎)」
「ふ~ん・・・じゃ、バイバーイ」
一期一会だなあ。
その後、ひとつ手前の駅 『相野』 へ戻る。
‘横山家 葬式式場’ と書かれた看板がアチコチに立てられた村をグルグル走り回るが、どこにもそれらしき建物は見当たらない。
暑い日盛りの田んぼで働くおじさんにも、3匹の犬を連れて川沿いを散歩する夫婦にも、喪服姿の女性にも聞いてみたが、誰もまったく心当たりがないようだ。
まるっきり手がかりの掴めぬまま、残念ながら引き上げる事になる。
次回はもっと詳しく事前調査をして再チャレンジしよう

帰り道、いつもの千刈水源地で休憩する。
白い綿雲が、うす水色の空にノンビリと散らばって浮いている。
Nが軽いイビキをかいて眠りだすが、私は晩のおかずの事を考え出してしまい結局眠りそこなった。
帰宅後、Nがカレーを作る

今夜は久しぶりで誰もいないので、借りていたビデオ スフィア 特別編 を観る。
深海で、たくさんのクラゲが潜水スーツにウジョウジョ入ってくるシーンがえぐい。
けっこう残酷な場面もあるパニックものだったが、ラストが何やらファンタジーっぽく妙な終わり方だった。
おわり

私の本名です!!ドキッとしました。
ハハハ奇遇でございます。
それでも心霊とは云えませんですねえ。
トタン屋根のねこ様は 「ハトヤ」 だったのですね
あまり関係ないかも知れませんが、出席番号がア行やカ行の人ってウラヤマシイです。
私は結婚前も結婚後もハ行やマ行の姓なので、いつも最初のほうに書かれたり呼ばれたりするア行カ行の人に憧れてしまいます。
イイナァ~