※ハトもお花見。 クリック♪
お昼ごはんを食べてから、夙川のサクラを見に行くことになった。
混みそうなので電車で出かける。
窓から見える景色がなんか変だ。
「きょうの霞みかたはスゴイねぇ!」
「うん・・・あ、多分コウサや」
「コウさん?」
「黄砂! きっとそうやで。 多分夕方のニュースに出るやろ」
そういえば去年の黄砂もすごかった。
中国の砂漠の砂がここまで吹きつけて来るなんて、なんかロマンチックだ♪
「夙川」 に到着。
少し前から、「夙川さくら駅」 と変わっているはずだったので写真に撮ろうと思いホームの看板に目をやるが、なぜか今までと同じ 「夙川」 のままだ。
(アレェ???)
「何してんの」
「オカシイよ。 夙川さくら駅ってなってるはずやのに」
「なにそれ」
「エ、知らないの? この間ニュースで言ってたやん。 「西ノ宮」 の 「ノ」 を取るのと同時に 「夙川」 も 「夙川さくら駅」 になるって」
「ハァ?」
「確かにそうだよ。 ニュースでやってたもん」
「・・・・・・・ダイジョーブ?」
「まさか・・夢じゃないよね。 『ガス燈』 とかしないでよ」
結局ナゾのまま駅を出る。
外へ出るとネズミ色の空だった。
ちょっとガッカリだが、とりあえず夙川沿いの桜並木を歩く。
暑くもなく寒くもなくキモチがいい。
きょうは上着なしにウエストポーチという身軽な格好なのでとってもラクチン♪
サクラは思っていたよりも開いていてほぼ8部咲き状態、今が1番の見頃かも知れない。
シートを広げた花見客グループ、肩を寄せ合ってベンチに座るカップル、ケータイで撮ったサクラを見せ合いっこする友人同士、小さな子ども連れの夫婦、犬の散歩、杖をついたお年寄り夫婦・・・
ほどよいニギワイ加減の中、桜の花をカシャカシャ写しながら歩く。
3,40分ほどノロノロ歩くうち 「阪神 香櫨園駅」 につき当たる。
そろそろ河岸を変えようと、電車に乗ることにした。
運賃表をみると 『御影駅』 がある。
『御影』 と言えば阪急しか知らなかったので行ってみる事になった。
阪神電車はめったに乗る機会がないのでちょっとワクワクする。
『打出』 『芦屋』 『深江』 『青木』 と進む。
「青木はアオキじゃなくてオオギってゆうねんで」
「へえ」
「ここはフェリー乗り場があって、昔よう乗ったわ」
「それって奨励会時代?」
「うん、川之江から乗って朝6時に着くねん」
その次は 『魚崎』
ここは私の思い出の場所だ
当時22,3歳だった私は桂春蝶さん (ずいぶん前にお亡くなりになった。 ガリガリの人) のファンで、ここ魚崎で寄席があるのを何かのチラシで知って駆けつけた事がある。
なんか異常にハリキッて、その日のために買ったまっ赤なタンクトップを着ていった(恥)
ところが着いた場所というのが、パイプイスを30ほど並べただけの小さな小さな部屋で、来ているのもほとんどがお年寄り。
まっ赤なタンクトップ姿の私は完全に浮きまくっていた。
その時のお題目は忘れてしまったが、喋っているときの春蝶師匠と何度か目が合ってドキリとした事だけはハッキリと覚えている。
そんな事も思い出しながら、ほどなく 『阪神 御影』 へ到着。
駅前の地図を見ると、以前から1度行ってみたかった 『御影公会堂』 がある。
少し離れているが行ってみる事になった。
写真館、カレー屋さん、眼科、塾などが並ぶ御影坂を進むと2号線に出る。
そのまま左に折れ、「兵庫県立御影高校」 の横を通り過ぎ 「御影公会堂」 に到着。
ここはレトロな建築物として有名なのだが、実際に足を踏み入れると ‘廃墟’ の雰囲気さえ漂う古いものだった。
そしてもう1つ名物なのが、地下の食堂の 「オムライス」 (本当はこちらがメイン)
ところが入ってみると残念なことに定休日。
(ここまで歩いたのにぃ) とちょっとショックでウジウジしていたが、Nにせき立てられ再び歩き出す。
桜のキレイな公園に入った。
ここでもいくつかのグループが大きなシートを広げてお花見の真っ最中。
その周りでは子供たちが思い思いに遊んでいる。
くったくなく遊びまわる子供たちはとてもカワイイ
公園の終わったところに 『旧石屋川隧道記念碑』 の立て札がある。
「隧道」 という文字と響きはとってもステキだと思う。
その近くにある 「網敷天満神社」 にも立ち寄る。
いつもの事ながら、狛犬を見てトビオが恋しくなった。
神社を出て、 「六甲」 か 「阪急 御影」 どちらを目指すか迷う。
柴犬を連れた大家族が通りかかったので聞いてみると、2駅とも大体同じくらいの距離とのこと。
それなら御影へ行こうと、道順を教えてもらってから再び歩き出す。
立ち並ぶ豪邸に口をアングリさせながら通り過ぎる。
坂を登りつめたところが頌栄短大で、そこからゆるい下り坂となった。
もうどのくらい歩いたのだろう、足はマメが出来そうに痛く腰もダルい。
それに引きかえNは元気いっぱいでサッサカサッサカと先を歩いていく。
やがて阪急の線路が見え、大きな陸橋を越えると 『御影北小学校』
この辺から、入学式帰りの親子連れの姿をポツポツと見かける。
どこか近辺の私立の小学校なのだろう。
やがて 「阪急 御影」 に到着。
おなかも空いて疲れ果て、以前入った事のある 「御影 高杉」 で、サンドイッチとアイスティーを頼む。
途中、Nがテーブルの水を引っくり返し大騒ぎになった!
コップの水を引っくり返すなんて、子供しかしない事だと思っていた
駅前の売店でサンケイの夕刊を購入。
電車の中で、きょうが1回目の連載となる、Nの 『棋怒哀楽』 を読む。
糸谷四段の成績報告の様子がなんとも微笑ましい
6時前に帰宅。
サクラ疲れと歩き疲れでグッタリの1日だった。
おわり
お昼ごはんを食べてから、夙川のサクラを見に行くことになった。
混みそうなので電車で出かける。
窓から見える景色がなんか変だ。
「きょうの霞みかたはスゴイねぇ!」
「うん・・・あ、多分コウサや」
「コウさん?」
「黄砂! きっとそうやで。 多分夕方のニュースに出るやろ」
そういえば去年の黄砂もすごかった。
中国の砂漠の砂がここまで吹きつけて来るなんて、なんかロマンチックだ♪
「夙川」 に到着。
少し前から、「夙川さくら駅」 と変わっているはずだったので写真に撮ろうと思いホームの看板に目をやるが、なぜか今までと同じ 「夙川」 のままだ。
(アレェ???)
「何してんの」
「オカシイよ。 夙川さくら駅ってなってるはずやのに」
「なにそれ」
「エ、知らないの? この間ニュースで言ってたやん。 「西ノ宮」 の 「ノ」 を取るのと同時に 「夙川」 も 「夙川さくら駅」 になるって」
「ハァ?」
「確かにそうだよ。 ニュースでやってたもん」
「・・・・・・・ダイジョーブ?」
「まさか・・夢じゃないよね。 『ガス燈』 とかしないでよ」
結局ナゾのまま駅を出る。
外へ出るとネズミ色の空だった。
ちょっとガッカリだが、とりあえず夙川沿いの桜並木を歩く。
暑くもなく寒くもなくキモチがいい。
きょうは上着なしにウエストポーチという身軽な格好なのでとってもラクチン♪
サクラは思っていたよりも開いていてほぼ8部咲き状態、今が1番の見頃かも知れない。
シートを広げた花見客グループ、肩を寄せ合ってベンチに座るカップル、ケータイで撮ったサクラを見せ合いっこする友人同士、小さな子ども連れの夫婦、犬の散歩、杖をついたお年寄り夫婦・・・
ほどよいニギワイ加減の中、桜の花をカシャカシャ写しながら歩く。
3,40分ほどノロノロ歩くうち 「阪神 香櫨園駅」 につき当たる。
そろそろ河岸を変えようと、電車に乗ることにした。
運賃表をみると 『御影駅』 がある。
『御影』 と言えば阪急しか知らなかったので行ってみる事になった。
阪神電車はめったに乗る機会がないのでちょっとワクワクする。
『打出』 『芦屋』 『深江』 『青木』 と進む。
「青木はアオキじゃなくてオオギってゆうねんで」
「へえ」
「ここはフェリー乗り場があって、昔よう乗ったわ」
「それって奨励会時代?」
「うん、川之江から乗って朝6時に着くねん」
その次は 『魚崎』
ここは私の思い出の場所だ
当時22,3歳だった私は桂春蝶さん (ずいぶん前にお亡くなりになった。 ガリガリの人) のファンで、ここ魚崎で寄席があるのを何かのチラシで知って駆けつけた事がある。
なんか異常にハリキッて、その日のために買ったまっ赤なタンクトップを着ていった(恥)
ところが着いた場所というのが、パイプイスを30ほど並べただけの小さな小さな部屋で、来ているのもほとんどがお年寄り。
まっ赤なタンクトップ姿の私は完全に浮きまくっていた。
その時のお題目は忘れてしまったが、喋っているときの春蝶師匠と何度か目が合ってドキリとした事だけはハッキリと覚えている。
そんな事も思い出しながら、ほどなく 『阪神 御影』 へ到着。
駅前の地図を見ると、以前から1度行ってみたかった 『御影公会堂』 がある。
少し離れているが行ってみる事になった。
写真館、カレー屋さん、眼科、塾などが並ぶ御影坂を進むと2号線に出る。
そのまま左に折れ、「兵庫県立御影高校」 の横を通り過ぎ 「御影公会堂」 に到着。
ここはレトロな建築物として有名なのだが、実際に足を踏み入れると ‘廃墟’ の雰囲気さえ漂う古いものだった。
そしてもう1つ名物なのが、地下の食堂の 「オムライス」 (本当はこちらがメイン)
ところが入ってみると残念なことに定休日。
(ここまで歩いたのにぃ) とちょっとショックでウジウジしていたが、Nにせき立てられ再び歩き出す。
桜のキレイな公園に入った。
ここでもいくつかのグループが大きなシートを広げてお花見の真っ最中。
その周りでは子供たちが思い思いに遊んでいる。
くったくなく遊びまわる子供たちはとてもカワイイ
公園の終わったところに 『旧石屋川隧道記念碑』 の立て札がある。
「隧道」 という文字と響きはとってもステキだと思う。
その近くにある 「網敷天満神社」 にも立ち寄る。
いつもの事ながら、狛犬を見てトビオが恋しくなった。
神社を出て、 「六甲」 か 「阪急 御影」 どちらを目指すか迷う。
柴犬を連れた大家族が通りかかったので聞いてみると、2駅とも大体同じくらいの距離とのこと。
それなら御影へ行こうと、道順を教えてもらってから再び歩き出す。
立ち並ぶ豪邸に口をアングリさせながら通り過ぎる。
坂を登りつめたところが頌栄短大で、そこからゆるい下り坂となった。
もうどのくらい歩いたのだろう、足はマメが出来そうに痛く腰もダルい。
それに引きかえNは元気いっぱいでサッサカサッサカと先を歩いていく。
やがて阪急の線路が見え、大きな陸橋を越えると 『御影北小学校』
この辺から、入学式帰りの親子連れの姿をポツポツと見かける。
どこか近辺の私立の小学校なのだろう。
やがて 「阪急 御影」 に到着。
おなかも空いて疲れ果て、以前入った事のある 「御影 高杉」 で、サンドイッチとアイスティーを頼む。
途中、Nがテーブルの水を引っくり返し大騒ぎになった!
コップの水を引っくり返すなんて、子供しかしない事だと思っていた
駅前の売店でサンケイの夕刊を購入。
電車の中で、きょうが1回目の連載となる、Nの 『棋怒哀楽』 を読む。
糸谷四段の成績報告の様子がなんとも微笑ましい
6時前に帰宅。
サクラ疲れと歩き疲れでグッタリの1日だった。
おわり