逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



昨日はカーテンを開けずに寝たので気が付かなかったが、ハイアニスの宿のテラス側はシャクナゲの花が満開だった。



出発前にハイアニスの町を散歩(と言っても脚が痛いので車で)してみよう。
JFケネディーメモリアル公園。ここ2~3日の雨勝ちの天気が終わり、旅行日和になりそうな青空。

 

海辺のヨットハーバーと光輝く海。


宿の前まで戻ると、丁度目の前がフェリー乗り場だ。事前の計画でマーサズヴィンヤード島を楽しむのは諦めていたが、まだシーズン初めなので、ここから日帰りで、島に渡って帰ってくる選択肢があったかもしれない。


落ち着いた避暑地の印象があるハイアニスでもう少しゆっくりしたいが、荷物を纏めて出発しましょう。
観光名所ということで、ケープコッドポテトチッブス工場見学(100円位のチップスの試食期待)に寄ったが、残念な結果に。


事前の計画では、訪れる予定の無かったフェアヘブンという小さな町にジョン万次郎の足跡を尋ねることができるらしいことに気が付いて、高速を降り、ミリセント図書館に寄ることにした。
素晴らしい建物。


1894年の開館記念式典にはマークトウェインも来て挨拶したらしい。


これが司書カウンターですよ。読書家の天国ですね。


で、司書さんに、ジョン万次郎関連の展示があると聞いて日本から来たのだがと告げると、案内されたのはこの展示。まあ、日本趣味ではあるが、万次郎の物ではないし、、、、、、


と落胆した顔をしていたら、司書がおもむろに見せてくれたお宝がこれ。


司書の求めに応じて、恐れ多くも上皇夫妻のサインしたゲストブックと同じ体裁の続きのブックにサインしてきたのであった。
あ、それから、司書の女性に近所の名所を聞くと、目の前のタウンホール、自分も卒業した高校、そして万次郎が住んでいた家を紹介された。
これまたすごい建築のシティーホール。



入口で躊躇していると、職員らしき女性が中を見て行きなさいと招き入れてくれる。講堂、会議室、、、、重厚な中にも使いやすそうな建物だった。

もう一つの、高校と言うのも気になったので、道すがら訪ねてみると。これもすごいわ。これが公立高校。通称キャッスルと呼ばれているらしい。写真にはとれなかったが、卒業式姿の学生も。


で最後に、ジョン万次郎の住んでいた家と言うか、助けてくれたホィットフィールド船長の家。


これも家の前をウロチョロしていたら、丁度家から日系人と思われる婦人が出てくるところ。これから孫を迎えに行くので閉めようとしているのだが、夫に残ってもらい、見学させてくれるとのこと。
何の予備知識もなしに行ったのだが、この家は聖路加病院の日野原先生が寄付金を集め、廃屋寸前を買い取り修復した家なのだそうだ。ご主人は米軍退役後、数年モペットで世界中を放浪、故郷のフェアヘブンに帰ったら、留学中のご婦人と教会の縁でご結婚。これまたキリスト教の関係で、日野原先生とも知り合い、この家のボランティアをしているのだとか。


本来は予約して有料で見学すべき所を長時間色々お話を聞き、無料では悪いので、記念のTシャツを2枚購入して退散。周りには捕鯨博物館とか色々あるらしいが省略して、ニューポートに向かう。

ニューポートの連れ合いのお目当てはテニスの殿堂。


かって第一回全米テニスチャンピョン選手権の行われた会場だ。今では狭すぎて(と言ってもコートは数十面あるが)収容人数に限りがあるので、ATP選手権しか行われないが、テニスの歴史が展示された、テニスの殿堂がある。


こんなクラブでテニスをした雰囲気を味わうべく、遅い昼食をテニスコートを眺めるテラスで頂く。



ノンビリと午後を過ごしていたら、ニューポートのもう一つの観光名所、ニューポートマンションズが閉まる時間だ。まあ、住めるはずの無い豪邸を金を払ってみても仕方ないという思いもあったのだが、、、
The Breakers.

 

Rosecliffは開門していたので、入って行ったら、何か異様な感じ。結婚式のレセプション中。場違いなところに来てしまった。


閉まっている門から本館がのぞき見できる、比較的小さいマンション。これが、「小さい、マンション」である。


ほかにもニューポート音楽祭の会場とか、ペリー提督の家とか、探訪したき所は数あれど、日も暮れたので、夕飯に。若者でにぎわった港近くは駐車ができず。下町に隣接しているが、警察署の横なので、安心そうなレストランでスペアリブ。



今日は思いがけない出会いもあり、充実した一日だったが、最後の宿だけが外れだった。

 

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