米国駐在の同僚が、現地で買ったNuviを持って、先週末私の所に来た。 来年早々、某国へ転勤になるので、某国およびその周辺の地図を何とかしてくれとの依頼である。 東京に居るのは29日までなので、週末で何とかし、月曜には返してくれとの仰せである。 私のNuviと機種は違うし、米国版なので、漢字には対応していないし、たった2日で何とかしろと言われても、、、、、 でも、一緒に仕事をしてきた仲間だし、これからは米国でなく、あの英語の通じない、生活の大変な某国駐在なのだから、、、、と人肌脱ぐことに。
従来ガーミンの地図は ①非合法、ガーミンの製品地図をデコードしてインストール ②ガーミンもしくは他に版権があるかも知れないデジタル地図をインストール ③篤志家が政府機関等の数値地図データーをガーミンフォーマットに転換した ものをインストール
などの形態があったのだが、 ①は使い勝手の良い地図だが、非合法、先進国しか地図がない ②は使い勝手がいまいち。 ③はナビができないことが多く、地図の品質も玉石混交 であった。
ところが、1ヶ月前に、Open Street Map (Open Soft系のソフト集団) http://garmin.na1400.info/routable.php (IEではサイトにアクセス不能なところがコダワリ、FireFoxでアクセスのこと) から、ルータブル、ナビ可能な地図が出ていた。 これなら、③の系列に属し、完全合法で著作権に触れることも無い。 しかも、ほぼ全世界をカバーしているし、ガーミンに付きものの、ソフトウェアキーを管理するわずらわしさも無い。(SDカードの地図を他のガーミンで使える) 最初は使い方、インストール方法が読み解けず、Mapsourceでの地図転送もドタバタ、土曜日中に処理できるか????だったが、
①必要な地図を大陸毎にダウンロード(サーバー負荷分散の為大量DL禁止) ②それぞれ別のディレクトリーにイメージファイルを展開 ③SendMapを使って、地図転送(mapsouceでの転送はかえって面倒) でうまく転送できた。
参考にしたのは、このサイト http://kyrgyz2009.sakura.ne.jp/tp_gps_41_free_soft/tp_gps_44_free_soft_.html
今日さっそく手渡したら、大変喜ばれたことは言うまでも無い。
地図で気が付いたこと
日本:漢字は出ないが、まあ地図として何とか使える。但しデーターは最新では ない。多摩川を越えるとナビしない。 中国:悪名高き、中国政府の陰謀、地図位置バイアス問題はなさそう。私の知って いる地点は正しく位置が出る。田舎は地図が粗いが、大都市ならOK。 東南アジア:荒いが都会なら使える、ジャングルの中は勿論ダメよ。 インド:地図は非常に荒いが、今まで地図なしだったからね。 アフリカ:こりゃ地図が荒すぎだな。でもガーミンのWorld Mapよりずっと良い。 豪州、NZ: こりゃ、Garmin並み、もしくはチョット落ちる程度の良い地図だ。 ナビも私の知っている道をきちんと案内する。でも私の作った水力発電 所が載ってないや。 欧州:西側はGarmin並みよりチョット落ちる程度。東側、ロシアは荒い。 南米:最近ようやくブラジルのGarmin地図が出てきたところだが、これは 全南米をカバーしている。ナビはチョット頼りなさそう。
あ~、忙しかったので、うまく動作している証拠写真を撮り忘れた。 暇になったら、また地図を整理して見よう。
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