11/3には塩尻に帰った時の中央高速から見た標高600mから1000mの紅葉が記憶に残っていた。
先月は信州と秩父の境にある三国峠を走ってきた。
最近出かける先の選定で使っているCyclo Touristの100峠選を見ていて、十国峠てのが熱海にあったけど、信州と群馬の境にも十石峠というのがあることに気が付いていた。ここなら、紅葉もきれいだろうな。
これも出かける先の選定でよくお世話になっている、ロボさんの峠リストでは、2002年の走行記録が残っていて、国道299号の途中で行く手を阻まれ、迂回に苦労した記事があった。一方今年発行されたCyclo Tourist では、十石峠の記事に、「いくつかの峠の中でも、国道のためか標高の割りに登りやすく、冬季も除雪され、四季を問わず比較的訪れやすい。」とあり、このあいだの一人ぼっちの三国峠とちがって、訪れる人も多い、通り易い峠道なのだろうと想像して出かけることにした。
下仁田からチョット道を間違えるハップニングはあったものの、順調に標高を稼ぎ、塩ノ沢峠で紅葉を楽しむ。日の光があれば、もっと紅葉が輝いているのだが。
塩ノ沢峠をバビューンと下り、国道299号へ右折し、十石峠をめざすも、このサイン。
でも国道だから、大丈夫だろう。ロボさんの記事は10年近く前だしね。
次に進むと、簡単なゲートがあって、この先5.5km地点で法面崩壊と写真入りで警告がある。でも台風は2ヶ月も前だし、国道だから、、、すぐに工事に取りかっかて、自転車なら工事現場の横を通れるだろう、、、
と楽観的予測に基づいて、5.5km走ったら、こうだった。
や~ぁ、まいった、完全に塞がっているじゃん。
国道なのに、、、、、 周りに迂回路とか、工事に取り掛かった跡とかも無いし、、、、
で、当然ここで私が引き返すわけがない。なにしろ、自転車にはバックギアは付いていない、
前進27段だものね。
重いバック、水筒、その他をまず向こう側に運んで、さらに自転車をなんとか乗り越えさせる。しかしグレートジャーニーは丈夫が取り得の12kgの自転車、悪戦苦闘だ。
10分も掛かっただろうか?、汗だくでなんとか崩落箇所を乗り越えた。
だれも通らないことは確実なので、ここで事故ったら、一貫の終わりと、無理をせず国道の道幅一杯を使ってジグザグ低速走行しながら、ようやっと十石峠へ辿り着いた。
複数のサイクリストとすれ違うことを期待していたが、結局今日も、すれ違ったのは3人だけ、しかも十石峠下の10kmでは人っ子一人会わない心細いサイクリングだった。
日差しが無くて、紅葉は今ひとつだし、今日はちょっと期待外れだったかな。
まあ、ほぼ数ヶ月間、誰も走っていない道を走れただけで良しとしよう。
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しかし、ここ、林道ではなく、れっきとした国道なんですよね。