逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



大正時代に福沢桃介によって作られた、関西電力大井発電所は、水車、発電機が4台もあるので、数年に1回は工場で摩耗した水車の修理のお世話をしていた。名前が大井なので、入社した頃は大井川の発電所かとも思っていたのだが、関電、木曽川水系と知ってからは、何となく親近感を持って触っていた。


9/4、恵那に出かけることになったので、大井ダムに寄ってみた。関東大震災で大変な中、よくこのような大ダムを建設したものだと感心した次第。
当日は晴天にもかかわらず、台風前の事前放流?で放流ゲートが開いており、45mのダム斜面を白く泡立った水が流れ落ちる大迫力の光景であった。


発電所建屋も装飾付の凝った建物。この中にオリジナルは1924年製の水車はアリスチャルマー、発電機はGE製なるも、100年経った今は、その部品のほとんどが東芝製に置き換わった水車発電機が4台合計で52,300kWを発電している。


発電所の背後に聳えているのは、多分100年に作られた、ほとんどそのままのサージタンク。


リベット継ではないので、鉄管はさすがに交換されている。


大井発電所の隣には、豊富に流れる水を利用する為、増設された新大井発電所。こちらは残念ながら東芝製ではない。


発電所を見終わったので、ダムの上に。水しぶきがダム上まで上がって来る。


ダム上を左岸まで歩き、右岸の発電所全景を眺める。


無人の発電所の多くが、事故を避ける為、塀で囲われ眺めることができない場合が多いのに、ダムや発電所を間近で見られる大井ダムは貴重である。

大井ダムを十分に楽しんだ後、ダムによって作られた、恵那峡も見物。


恵那の宿に向かったのであった。

 



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