最近ブログ友や知り合いが乗鞍に自転車で出かけた話を散見していた。以前、自転車仲間から信州に帰ったら、美ヶ原と乗鞍のヒルクライム三昧だねと言われていたのだが、Uターン後3年の間、なぜか乗鞍に行こうと言う気にならなかった。知り合いからは、自走で浅間温泉から登る美ヶ原より、車載で乗鞍高原から登る乗鞍の方がずっと楽だとも言われていた。そこで、今日、重い腰を上げて、乗鞍の偵察に出かけることにした。
朝5時半に家をでて山を見ると、少し霞んではいるものの前山の向こうに穂高連峰が見える。天気予報は晴れ、微風だし、今日はサイクリング日和とこの時は思っていた。
家から55km、1時間チョイの早朝の快適なドライブを楽しんで、7時丁度に三本滝の駐車場に到着。
早朝の気持ち良い朝の空気の中を、グレートジャーニー改のアシストレベル1/4で快調に登っていく。e-bikeならあっという間に、スキー場の上部に到着。
乗鞍エコーラインは三本滝から上はバス、タクシー、関係者車両と自転車以外は通行禁止。早朝のせいもあるのだが、交通量は極小。舗装は綺麗で、すれ違う車が無いので、すごく楽しく登りを楽しめる。林間から山頂付近が見えはじめた。今日はあそこまで行くんだ。
道が九十九折れになり、斜度が10%を超える部分ではアシストレベルを2/4にするが、今日は偵察ということもあり、なるべくバッテリー消費を抑えて登る。最近自転車で訪れる人が増えたとの事で、冷泉小屋を改装しているとの記事を新聞で見た。
さらに九十九折れを数回こなし、位ヶ原山荘へ。ここまでノンビリ登って1時間。山頂付近もはっきり見えてきたし、ここのベンチで大休止にする。
角を曲がれば、おっ、雪渓が見えてきた。
先行の夫婦のサイクリスト発見。旦那はロードで奥さんがe-bike。電池がどの位残ってると聞くと2/3位とのこと、我が方は節約モードで登っているので、80%位、余裕で乗鞍は登れそうだ。
今まで交通量極小だったのだが、朝も9時になって来ると、団体登山のバスが数台登って来た。
道端に咲く高山植物や雪渓を眺めながら登ると、
ほどなく標高2716mのバス停へ。ここまでタラタラと登って、獲得標高1000mを2時間弱で来たことになる。
畳平の駐車場で軽量化の後、岐阜県側の乗鞍スカイラインを偵察してみる。
サイクリングをする上では、長野県側のエコーラインより、こちらの乗鞍スカイラインの方が開放的で気分が良さそうだ。
そして、スカイラインの呼び物は槍、穂高を中心とする北アルプスの秀峰の眺めの筈なのだが、、、なんも見えないよ。塩尻からはあんなに見えていたのに。
仕方が無いので、路傍の高山植物を撮影する。
標高2665mのコマクサ他。
30分ほど、雲が切れないかと待つものの、槍、穂高は姿を見せてくれず。
時間もあまっているので、SPD靴から運動靴に履き替え、剣ヶ峰登山に切り替える。
------>長くなるので、その2/2へと続く。