反重力装置??の正しい名前はテンセグリティと言う。テンション(張力)のみでインテグラルな(統合された)構造体を作ることだそうだ。
用意するものは2枚の板と2個のコの字型金具に釣り糸だけ。
コの字型の金具を中心位置を合わせて、板にネジ固定する。
コの字型金具先端に開けた穴に釣り糸を通し、数cm位離して結ぶ。
内側から拡げながら、外側からはFクランプで押さえるようにして、中心の糸にテンションが掛かり、かつ板が平行になるような位置を見つけ出す。
四隅に開けた穴を通して釣り糸を張り、中心の糸、四隅の糸に適度な張力が働くように、糸の長さを調節する。
そうすると、釣り糸の張力だけで、2枚の板の位置が決まり、あたかも空中に浮遊しているように見える構造体ができる。
上板は、下側のコの字型の金具から下に伸びた釣り糸で上に吊り上げられている。一方、4隅の釣り糸が板が一方に倒れないよう、バランスを取っている。今回は典型的な形で作ったが、もう少し意外感のある形状で次はつくってみよう。