3週間あまりで耐震シェルターが完成したが、思った通り鉄鋼構造物の加工が現有の工具では困難な部分があった。
勤めていた時は、厚さ200mm程度の鉄板を加工して重量千トン超の機械を作っていたのだが、たった3mm厚、数kgのアングル鋼の加工に四苦八苦してしまった。
特に困難だったのは、隅っこのアングル鋼接続部分の合わせ穴明けである。無理な角度、垂直にスラスト力を掛けられなかったので、Φ3.5mmのドリル2本破損。そして、この数年重宝して使っていたフレキシブルシャフトを破損させてしまった。
電動工具では使わないでくださいの注意書き付きの100円のダイソーフレキシブルシャフト、アングルへの穴明け、木ネジ締め付けに活躍したのだが、強く押し付けたスラスト力でソケットとフレキシャフトの繋ぎ部が発熱し、破損したもの。ドリル、フレキシブルシャフトとも予備があるので工事は継続できたが名誉の戦死をとげさせてしまった。
一方、接続部には数本のコースレッドを打ち込んだし、アングル鋼と3X4材の結合に多数の28mmネジを使ったので、箱の半分以上のコースレッドを使ってしまった。まあ、これだけ打ち込めば、結合強度は十分出てくれているだろう。