逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



「地震、津波は我欲の天罰」発言の石原ドンが、今度は花見自粛を命令したので、都立公園のそこかしこに(日中を含む)花見ご遠慮くださいの看板が出ているそうだ。

「バカじゃねぇ~」 

まあ、電力節約の為の夜桜のライトアップ自粛なら解かるけど、日中も花見は止めろだぁ?
自分がオリンピック招致とかで数億円のパーティーをするのはOKだが、庶民が日中にささやかに春をめでたり、気分転換を計り、新生日本への思いを新たにするのはお嫌いらしい。

バカの壁、自粛の壁のおかげで、観光地とか、サービス産業(そう、飲み屋だって大いにGDPに貢献しているんだ)は壊滅状態、閑古鳥が鳴いているらしい。このままでは、風情のある日本旅館も廃業の一途だ。日本復興がますます遠のいてしまう。

そんな、自粛の壁に挑戦すべく、頚椎症の治療もかねて、一流純日本旅館に湯治にきた。

期待した桜はまだ蕾だし、築数十年の日本旅館はギシギシ音のする古い部屋だったけれど、コンクリート造りの新館なんかより、この一階の東南角部屋が一番風情がある。部屋からは池、庭、そしてその向こうには地球の丸さが解かる太平洋が広がっている。

極めつけは、部屋付属の源泉かけ流しヒノキ風呂。窓を開ければ、庭と太平洋を一人占めだ。
露天大浴場も良いけれど、こういったプライベート風呂は最高だぜぃ。

こんな素敵な旅館でも、今は予約キャンセルの嵐で、仲居さんに聞くと、春週末なのに半分位しか予約は埋まっていないんだとか。インターネットで1週間前に見つけ、しかも、計画停電時なのでゴメンナサイキャンペーン(大きな旅館だが非常用発電機は照明のみ)の特別割引料金で、良い部屋に泊まれてしまった。

行き帰りの道路は全然渋滞しないし、自粛の壁を乗り越えての温泉三昧は最高だった。

でも本当は転車には乗りたかったんだ、何人ものローディーとすれ違ったしね。早く頚椎症直さなくっちゃ。



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