マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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南山城村南大河原のヤマモリ御供

2017年08月15日 08時59分41秒 | もっと遠くへ(京都編)
南山城村南大河原で行われているヤマモリの場は前月の11月7日に確認していた。

ヤマモリ行事についてはずいぶんと簡略化されているような話しを聞いた。

その行事はどのような形でしているのだろうか。

今夜は隣村の北大河原で行われる山の神の取材がある。

その行事が始まるまでの時間までに見ておきたい。

行事をされておれば痕跡があるはずだ。

なければ訪れた11月7日と同じような景観になるであろう。

とにかく行ってみなければわからない南大河原のヤマモリ

行事の場はゾーク(造営)をされて美しくなった恋志谷(こいしや)神社社殿の横にある。

纏めて一柱にされた山の神。

その前にあった。

細く削った青竹で組んだ御供台。

風雨に晒されて潰れていた。

時間帯は午後5時前。

やや暗がりのその場に視線を落とす。

白い粒は洗米であろう。



まき散らかしたような感じである。

緑色の常緑樹と思われる葉っぱも飛び散っている。

葉っぱはなぜかすべてが照りのある表面。

御供を乗せていた椿葉の皿であった。

ざっと枚数を数えてみれば12枚。

果たしてあっているのかどうか怪しいが・・。

じっと目を凝らせば白い粒は洗米でなく、炊いたご飯であった。

かつては村の子どもたちの行事だった。

少子化の波を受けた南大河原。

今では子どもではなく、総代が行う行事になっているらしい。

時間帯も大幅に変わっているのだろう。

(H28.12.10 EOS40D撮影)


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