マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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上杣ノ川・小屋根の干し物にズイキ茎干し

2024年02月21日 08時07分20秒 | 民俗あれこれ(干す編)
山城町上狛のハザカケ景観の撮影を終えて、これから向かう目的地は、宇陀市室生の小原。

八幡神社で行われるコロナ禍中の秋の大祭状況を調査である。

そこまでの行先ルートに、奈良公園行を経て山越えするつもりだった。

ところが、この日は祝日。

公園まで行きつくどころか、大渋滞に巻き込まれた。

さて、どの道に迂回するのがいいのか。

奈良公園から南下、そして東部山間地コースを諦めて、北に迂回。

川上町を経た山越えルートに切り替えた。

ふと目に入った須川行きの表示。

ハンドルをきり、走行していけば誓多林町に出た。

山道ロードはくねくね。

速度は出ないが、信号のない道を走るのも気持ちがいい。

そして着いた茗荷町。

なるほど、と思った山道ロードは、山行き峠を通り抜けたそこに民家集落があった。

すーっと通り抜けようとしたときに出合った、というか、目に入った干し物。

先に気づいたのは小豆干しだったが、勢いがついて先の民家。

そのお家の小屋根に見た干し物。

一つはお布団であるが、窓に吊るしていた干し物にも目が動く。

なんと、滅多に遭遇することのないズイキ茎干しをされていた。

存食に活用されるズイキ茎干し。

これを「芋がら」と呼ぶズイキは、血液をキレイにして悪露(おろ)の排出を促すといういい伝えがある。

古くから産後の滋養食として有名な食材
でもある。

普段は、保存食として利用される芋がらズイキ。

昔、そういえば田舎に帰ったら、食卓によく登場していたズイキ料理があったな。

宿泊した山間地の民宿の食事にも度々口にしたズイキ煮が旨かったことを思いだした。

(R3.11. 3 SB805SH 撮影)


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