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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

ふにゃっと折れる小枝

2021年01月21日 09時50分37秒 | 自然観察会(番外編)
ほぼ満開になった我が家に咲くセッコク。

淡いピンク色に咲いたセッコクは万里江の名がある。

撮影しやすいように鉢を移動しかけたら何かがおかしい。

すぐ横に育っている樹木は南天。

正月飾りの鉢にあった南天は地植えした。

それから30云年も経った。

まだ老木にはなっていないと思うが、その幹から小枝が突き出す。



おかしなつき方だと思った小枝に糸を引く。

その先にあったセッコクをどけようとしてわかった。

こいつは生物。

まぎれのないエダシャクと思った瞬間にふにゃっと折れた。



曲がったというよりも折れたように見えたエダシャクが動いた。

腰を曲げるように動いた。

思っていた動きよりも素早い動作。



横から見たエダシャク。

動態がよくわかる。

その後のエダシャクはどうなったのか。

1時間後に見たエダシャクは一歩も動かずに同じ場所。

再び、小枝の姿になっていた。

ウキペデイアに“尺取り虫は土瓶落とし”と書かれている。

懐かしい説話であるが、ほんまに架けられる枝と見間違うのか。

土瓶は重たい。

ましてや、枯れ枝のつもりで引っかけたとあるウキペデイア

枯れ枝なら折れるのが当然だ。

そんな説話が出ること自体がおかしい。

何らかの教え、訓話であれば、と思うが・・今のところ説明できない。

(R1. 5. 4 EOS7D撮影)

団地に観た春告げる花散らし

2020年12月12日 09時45分15秒 | 自然観察会(番外編)
おふくろが通院する耳鼻科と歯科医院の送迎にやってきた大阪・住之江区の大和川団地。

満開になった桜の木がある。

車を近づけてみれば桜の花がいっぱいに広がっていることがわかった。

花びらには違いないが、ほとんどが5枚花弁のまんま。

風に煽られて落下したようでもない。

樹上にチュンチュン・・・チィーの囀り。

2羽が飛び交う樹上の野鳥はニュウナイスズメ。

持ち合わせのカメラはケータイしかない。



ニュウナイスズメが落とした花散らし状態を撮っていた。

ラッパ落としともいう野鳥の生業痕。



春が来たかなと思うべな、であるがこの自然をおふくろに見せてあげようと歯科医院に出かけるちょっと前の時間を利用して乗車する軽バンの窓から覗いてもらった。

へぇー、長年ここ団地で暮らしてきたが、こんな状態の花散らしは初めてや、と言っていた。

(H31. 4. 5 SB932SH撮影)

震える寒さに花落ちはちょと待てよ

2020年12月11日 10時03分32秒 | 自然観察会(番外編)
二月堂のお水取りが終わったら温かくなる。

暑さ寒さも彼岸までといわれているが、ときにはぶり返す寒さの年もある。

4月に入ってからも県内各地から冠雪の便りが届く。

各地といっても山間地。

すべてではないがあちらこちらの冠雪に奈良市内にも降ったというニュースもある。

雪景色に遭遇した便りをFBで伝える友人たち。



東山中になる勝原は1日。

西の平郡も1日。

下北山村叔母峯峠も1日。

宇陀は2日から3日にかけて。

3日は東山間の丹生町。

和歌山の一部も2日。

積雪量はすごくもないがそれぞれの地に積もった。

ここ数日間は天候が落ち着かない。

雷は鳴るは、突然の大雨にバタバタする気も起らず、ストーブ暖房で温まる日々だったが、この日の昼間はほっとする穏やかさ。

日が暮れるころの時間帯に光が・・。

5日前とほぼ同じ時間帯に、同じ色花を撮っていた。

夕陽はまだ落ちそうににもないから白色も・・・。

明日の昼間の気温はぐっと上昇すると予報していた。

・・その後の4月10日である。

全国ニュースが伝えていた関東地方の積雪状況。

明日も降りそうだと伝える終雪を、アナウンサーは「平成最後の雪です」と云っていたのが可笑しくて。

さらに付け加えた昭和63年4月8日にも見られた関東地方の積雪は終雪報道

「このときも昭和最後の雪・・・」と、あたかも元号と4月終雪に因果があったかのような報道にあきれ返る。

関東地方の終雪記録は昭和42年4月17日に昭和44年4月17日もある。

夕方になってあった関西のニュース。

情報ネットten.もまた伝える関西北部の冠雪映像。

季節外れの冠雪は実に35年ぶり。

名残の雪は、ここ関西のニュースでもアナウンサーが「平成最後の雪・・」と伝えていたのが悲しい。

ちなみに10日朝の山梨・富士河口湖は6cmの積雪。

群馬・草津町で8cm。

午後8時の草津町は17cmにもなったようだ。

長野・上田は16cm。

同県・軽井沢は15cm。

さらに上をいく栃木・日光では25cm。

東京・多摩や神奈川・箱根ともに5cmの記録もあれば、埼玉・秩父では2cm。

この時期の記録は記憶に残るだろう。

(H31. 4. 3 EOS7D撮影)

セミが鳴いた日

2019年12月26日 09時47分04秒 | 自然観察会(番外編)
セミセミセミセミセミセミ・・・・・。

朝起きたら、晴れ間が覗いて青空が広がっていた。

白い雲がぷかぷか・・。

昼ごろともなれば、気温は一挙に上昇してセミが鳴いた。

三日前、台風7号は上陸しなかった。

日本海に出て消滅。

温帯低気圧になったが、その台風崩れの影響で広島・岡山・愛媛など西日本各地に岐阜県中部が大きな被害を被った。

翌朝も鳴いたクマゼミ。

これから夏本番に向かって次々と地中から飛び出してくれるだろう。

う思っていたら近畿の梅雨が明けたと報じていた。

ところが午後は一転して空は真っ暗。

一部の地域に大雨警報の発令。急変はいつ起こるやもしれない。

毎日が被害状況を伝える報道。

その後の10日、気象庁は「平成30年7月豪雨」と命名した。

(H30. 7. 8 SB932SH撮影)

迫力あるストロベリームーンを君は見たか

2019年12月08日 10時29分40秒 | 自然観察会(番外編)
おふくろが受けるヘルパーさんの契約で帰りが遅くなった。

いつもなら大阪・住之江から一般道の長居公園通りをずっと東に向けて車を走らせて、出戸を越えたら西名阪国道に乗る。

走って、走って大和郡山へという行程であるが、この日は午後7時半に打ち合わせ並びに契約書の署名に押印などなどをやっと終えた。

今から地道を走れば自宅に着くのは遅くなる。

疲れもあるから早く家に着きたい。

そう判断して帰りのルートは阪神高速道路に第二阪奈道路に設定する。

いずれも有料道路であるから負担はいつもより3倍近くになる。

住之江ICから入って大阪市内のど真ん中へ。

そこから東へまっしぐら。

東大阪辺りを通過中にぞっとするような真っ赤というか、朱色の月が妖艶な色合いで眼前に迫ってきた。

走れば走るほどに妖艶な朱色になった月が迫ってくる。

しかも、どでかい。

気持ちが悪いほどにどでかい。

都会のビルの谷間に出てきた妖艶な月は帰宅して拝見したFBに何人かが揚げていたストロベリームーンであるが、みな真っ白な月の色。

しかも肉眼で見たような迫力はまったく感じない。

車を停められるなら撮ってみたいと思うがカメラの持ち合わせは・・ない。

しかも生駒山に向かう右に出没していたストロベリームーン。

なんとなくの方角でいえば生駒山と信貴山の中間位置ぐらいであろうか。

第二阪奈道路はやがて生駒山の下を潜るトンネルに吸い込まれていった。

再び、眼前に出現したのはそのトンネルを抜けた直後だ。

第二阪奈道路の壱分料金所をETC通過する際には、そりゃもう怖いくらいのデカさ。

朱の色はまったく衰えていない。

ここも車をとめられるなら停められるなら撮ってみたいポジション。

朱の色をとらえられるお手軽カメラがあれば・・・。

この写真は4日前の映像。

ストロベリームーンでもなんでもなくて生駒山の向こうに落ちる夕陽に輝いて水を張った田んぼの夕焼け色が美しくてちょっとシャッターを押した夕景である。

撮った場所は大和郡山市観音寺町の田園。

暗い時間帯だからもちろんのピン甘写真である。

(H30. 6.24 SB932SH撮影)

小庭にキクラゲ

2019年11月23日 10時06分33秒 | 自然観察会(番外編)
雨が降った翌日である。

朝もまだときおり降る小雨に花や葉が濡れる。

ホワイト色に染まるカラーを撮っていた。

そういえば北にある小庭にキノコが生えていたことに気づいた。

じっくり眺めてみればキクラゲである。

中華料理に必須のキクラゲは干してから使う一品。

味そのものはないが、あのシャキシャキ感が好きでカップラーメンに入っている小さくて細いキクラゲをガリガリ噛んでいるのがお気に入り。

我が家のキクラゲは古木、ではなく枯れ木状態になった芙蓉の根株ににょっきりと出現した。

芙蓉の木は北の庭にあった。

狭い庭によくまあここまで太く育ったものだ。

大方30年ほどの期間に愉しませてくれた芙蓉の花である。

隣家の南庭に朽ちた花は落とすわ、葉っぱも。

枝伐りをしてきたが、これ以上迷惑をかけられない。

そう思って平成28年に伐採したが、翌年には切り株から新芽を出していた。

勢いもあったが、これもまた伐らざるを得ない。

新芽を落とすことで木を弱らせる。

そうすることで朽ちる。

朽ちたらボロボロになる。

そういう枯れ木になったらキクラゲは生える。

いずれはキクラゲも生えなくなるが・・。

突然に出現したキクラゲもまた記録と思って撮ったが・・。

ネット調べでわかったことは一応食べられる分野になるアラゲキクラゲになるようだ。

我が家のキクラゲを見て決め手になったのは産毛の状態。

それで判断したアラゲキクラゲだけど・・・。

どうかな。

その後の状態である。

毎朝に雨戸を開けるタイミングに見るキクラゲの状態である。

雨が降っている、或いは降りやんだある一定の時間内であれば、キクラゲは現状を保持しているが、雨も降らない日、極端にいえば翌日は降っていなけりゃ醜い姿で縮れてしまう。

干乾びた状態といえば正しいのかもしれない。

色は数日経てば黒色になっていた。

そこへまたもや雨が降るとなれば一挙に回復したキクラゲはまた元通りの姿になる。

6月の末ころになれば枯れたと思っていた芙蓉に若葉が出だしていた。

(H30. 6. 8 EOS7D撮影)

長雨に集中豪雨をもたらす台風21号の影響は広い地域に

2019年01月20日 09時34分10秒 | 自然観察会(番外編)
大型の台風21号の接近に伴い、午後の5時から8時にかけて奈良県内各地に避難勧告が発令された。

日曜日だった10月22日である。

風雨吹き荒れるその日は行事が多い。

中止若しくは延期を決断した地域は数多かっただろう。

避難勧告の発令地域は山添村、桜井市に天理市、三郷町、川西町、王寺町、斑鳩町(※一部)、広陵町、御所市、明日香村、下市町、宇陀市、十津川村、野迫川村だった。

午後8時現在の大量雨量を示す真っ赤なサイン地域は三重県に移っているが、大和川上流にあたる地域は氾濫危険水位(※レベル4)に到達したと発表」された。

氾濫のおそれがあると発表された地域は奈良県内だけでなく、西に位置する大阪府の堺市や太子町、河南町、柏原市。

石川から大和川にかけての氾濫危険地域。

住民への避難指示が発令された。

馴染みのある河川が氾濫しかけているという状況である。

そのうち、奈良県でも氾濫するのではと思っていた矢先に発令される奈良県内の浸水想定地域。

住まいする大和郡山市の佐保川に天理市、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、王寺町、広陵町、河合町・・。

一時間後の午後9時の情報に三重県の名張市の名張川は氾濫が発生(※レベル5)したと伝えていた。

名張川は一級河川。

地域によっては川幅が広いところもある。

名張川は三重県から奈良県、そして京都府南部に注ぐ大河。

いったいどこが氾濫したのか、と思っていたら、次いで発令された氾濫情報は宇田川であった。

パソコンで大雨警戒情報を見ていたが、衆院国政選挙の結果が続々と映し出されていたテレビ画面に気象情報が並列で伝えられる時期に来ていた。

選挙の結果は大方が判明した。

その後の状況は大きく変わらないだろう。

むしろ、今、情報が必要なのは気象情報である。

刻々と変化する長雨に風雨も厳しくなってきた。

大河が氾濫するとなればたいへんなことになる。

そう、思ってテレビ画面に集中した。

午後10時。より一層厳しい避難指示が発令された地域は・・。

避難準備からいきなりの避難指示が発令された生駒市を筆頭に王寺町、三郷町、東吉野村、十津川村である。

また、避難勧告が発令された地域は宇陀市、河合町、安堵町、東吉野村、広陵町、三宅町、斑鳩町、三郷町、桜井市、天理市、川西町、明日香村、下市町、野迫川村、御所市、山添村、明日香村である。

さらに、土砂災害の恐れがあると避難勧告された地域は天理市、桜井市、御所市、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、明日香村、広陵町、河合町、下市町、野迫川村、東吉野村である。

午後11時。大和川の増水でJR大和路線の王寺―三郷間が冠水したという情報もある。国道25号線は通行止めだ。

冠水で済めばいいのだが・・・。

王寺、亀の背区域は県内各地の河川から流れた川の水が集約されて一本の大河となって大阪湾へと流れていく。

奈良盆地に降った豪雨が一挙に集中することになれば河川は溢れる。

溢れが拡がれば盆地全体が水で埋まる。

まだまだ稲の刈り取りをしていない地域もあるから影響は甚大。

そこまでくれば・・と思うと眠りになかなかつけないが、布団にもぐり込んだ身体は温もって、知らず知らずのうちに夢の中。

ふっと気がついた時間帯は午前1時。

2時間も寝ていた。

現況をしりたくなってテレビをつける。

そのころの我が家は大風に見舞われていた。

ガタガタ震える雨戸をすり抜けてガラス窓は障子も隙間風がすぅーー。

午前1時半。

気象台の情報によれば奈良県・三郷町を流れる大和川を映し出していた。

映し出されたテロップは「三郷町 立野南 立野北地域に氾濫発生 厳重な警戒に身の安全確保を」だ。

アナウンサー「夜遅い時間帯です。

身の回りの状況を確認し、できるだけ安全な場所で身を守ってください」と伝える画面右下に与党は307、野党は142の確定当選者数が出ていた。

午前1時40分。

河川の避難判断水位情報が各地区・河川ごとの次々と発表される。

奈良市を流れる能登川、五條市を流れる丹生川、大淀町を流れる吉野川、橿原市・高取町・御所市を流れる曽我川、橿原市・三宅町を流れる飛鳥川、橿原市・桜井市を流れる寺川、香芝市を流れる葛下川、生駒市を流れる竜田川、広陵町を流れる葛城川、宇陀市を流れる宇陀川である。

これら河川すべての流量が大和川に流れ込む。

午前2時の避難指示。

大阪府、京都府、兵庫県、三重県、和歌山県に奈良県である。

奈良県外であっても避難指示が発令された地域が行事取材させていただいた地区や親族が住む地域であれば、気になるもんだ。

それだけに今回の発令地域はメモに残しておきたい。

大阪は東大阪市の山側、八尾市、河南町の持尾・北加納・大宝などだ。

京都は木津川市全域、南山城村の南大河原・田山・高尾、

奈良は王寺町の王寺・九度・本町、明日香村の細川、川西町の保田・南吐田、河合町の長楽・市場・城古・大輪田・城内・泉台・穴闇・西穴闇・池部・薬井、三宅町の小柳、東吉野村の小川・小・小栗栖・中黒、三郷町の立野・勢野、生駒市の西松ケ丘、十津川村の滝川(※19世帯・38人)。

また、指示よりも緩いが避難勧告が発令された地域は、大阪市の住之江区・住吉区、東住吉区、平野区の一部地域、富田林市の流域地域、能勢町全域。

京都は木津川市全域、南山城村の全域。

奈良は香芝市の穴虫・関屋、川西町全域、大和郡山市の筒井町・下三橋町、稗田町・若槻町など佐保川流域10地区。

三宅町は小柳地区以外のすべての地域。

安堵町の笠目・窪田・柿の里・若草の里・西安堵・岡崎、斑鳩町の阿波・目安・高安・小吉田など大和川流域にある11地区。

下市町は北部から中部にかけての一部地域。

広陵町の広瀬・大場・中・的場・弁財天・南・萱野・百済・南郷・古寺。

多武峰や初瀬、出雲など桜井市南東部の山沿いの50地区。

大宇陀の下茶・下本・下中、下出口・小出口・西山川向。

川西町全域、天理市の山沿い8地区に中山町・萱生町・竹之内町・乙木町・園原町・柳本町・渋谷町。

十津川村の他、山添村、野迫川村の全域に明日香村や御所市の一部地区。

午前3時・・。

各地区・河川の避難判断水位情報はさらに増加する奈良市を流れる能登川・地蔵院川、大和郡山市を流れる地蔵院川、五條市・下市町を流れる丹生川、大淀町・吉野町を流れる吉野川、橿原市・高取町・御所市・三宅町を流れる曽我川、橿原市・三宅町を流れる飛鳥川、橿原市・桜井市を流れる寺川、桜井市を流れる大和川、広陵町を流れる葛城川、宇陀市を流れる宇陀川・芳野川である。

東吉野村を流れる高見川。

これら河川すべての流量が大和川に流れ込んでいる。

こういった発表をしている時間帯の台風21号はどこに上陸するのであろうか。

静岡県御前崎市沖の海上を北北東に進んでいるようだ。

中心はそれたが、暴風圏内はあまりにも大きい。

さらに強くなった風に家が横揺れしているような錯覚に陥る。

頭の中がもやもや、もやもや・・・午前3時半、ようやく眠りについた。

翌日23日に起床した時間帯は午前7時半。

青空が広がっていた。

ニュースで伝える水害は甚大でもなんでもなかった。

大きな危機は逃れた。

もちろんではないが、樹木が倒れたところもあるし、田畑が水ツキしたとかはあるが、堤防が決壊して家が流されたとか、山崩れで民家が埋もれたということはなかったのが幸いである。

三郷町の冠水は、冠水で終わったようだが、床下冠水で難儀する家もあった。

奈良県の大雨警報情報には未だ避難勧告ならびに避難指示が出たままの地域がある。

翌月曜日の23日午後6時現在の奈良県の大雨警報情報によれば、避難勧告地域は桜井市の大字倉橋、今井谷、横柿、北山、西口、下居、多武峰、鹿路、飯盛塚、八井内、針道、百市、南音羽、北音羽、笠、萱森、白河、吉隠、初瀬、岩坂、狛、出雲、小夫、修理枝、三谷、小夫嵩方、芹井、瀧倉、白木、中谷、和田、白河に山添村全域がある。

避難指示地域は生駒市の西松ヶ丘の一部(以前からひび割れが発生していた崩落危険地区)であった。

その日の夕方ニュースが伝える被害状況。

超大型で非常に強い勢力を保ったまま台風21号が奈良県に接近し記録的な大雨を降らせて、川の氾濫、土砂崩れなど大きな被害をもたらせた。

今朝未明までの雨量は五條市で257mm、葛城市で256.5mm、田原本町で215mm、奈良市で197.5mmと4地点で観測史上最も多くなったという。

三郷町龍田南では大和川が氾濫して床上下浸水。

同じく三郷町勢野・東信貴ケ丘。

近鉄生駒線の竜田川駅-勢野北口駅間の住宅地法面が崩れて線路を塞いだことから電車は運行停止。

その法面に建つ住宅の基礎部分がむき出し。

今にも崩れ落ちそうな映像が映し出されていた。

五條市西吉野町を流れる丹生川はスレスレ。

安堵町では田畑などが水没に床下浸水も。

天理市のある地域の共同住宅地や広陵町の民家も床下浸水。

明日香村の岡寺では裏山が山崩れ。

信貴生駒スカイラインは山崩れによって道路を塞いだ。

翌日の火曜日。

24日の夕方ニュースでは三郷町の東信貴ケ丘民有地に16年前に開発した住宅の被害状況の続報。

稲作被害の地域は広陵町、斑鳩町、田原本町の水田が水没。

収穫が遅れていた地域の一部が被害にあった。

水田の水抜きに大わらわになっていると伝える。

また、大阪と奈良を結ぶ阪奈道路も通行止め。

大量の土砂崩れがあった地は東大阪の善根寺付近のようだ。

翌日の水曜日。

25日の夕方ニュース。

県のまとめによれば4棟が全半壊で約300棟が浸水被害に見舞われた。

五條市生子町(おぶすちょう)の1軒は土石流の発生によって土砂が流れて全壊。

下市町は山崩れで3棟が半壊。

奈良市など一部損壊が11棟にも。

三郷町龍田南の被害は床上浸水が28棟に床下が25棟にもなった。

一週間後の30日の夕方ニュース。

今度は台風22号。

2週続きの台風であったが、今回はさほどでなく、被害は22号の台風影響ばかりだ。

21号の影響で町営住宅地斜面が崩落した下市町下市では住民の避難が続いているとか、斜面の土砂が大規模に崩れた吉野町楢井の国道169号は全面通行止めになっていると伝えていた。

被害は国道だけでなく楢井・長崎バス停付近の寺や民家も押し流されていたと報道する。

通行止めの国道169号線を迂回するには吉野室生寺針線から三茶屋交差点を右折れして県道370号線を走るしかない。

今のところ開通の目途がたっていない。

・・12月5日にニュースが伝えた情報によれば、応急措置をした結果、12月8日に通行解除になったという。

悲惨な状況はテレビ報道の映像がセンセーショナル的。

それとは別にFBの知人たちが伝える身近な場での被害状況はとにかく多い。

山添村に住むMさんやOさん、Sさんが伝える村内の至る所で派生した崖崩れに道路も畑も陥没。

生活道路の断線状態も深刻である。

また、同じ東山間部になる桜井市在住のNさんの裏山も崩れたと伝えていた。

東吉野村のMさんは手造りの発電所が損壊。

被害の復旧には時間も労力も要る村費用。

こういった地域被害についてはテレビどころか新聞でも報道されない。

(H29.10.22~30 記)

小林町・白いドッジボールの正体

2018年12月10日 09時14分39秒 | 自然観察会(番外編)
在所の大和郡山市小林町に住む人から電話があった。

地区の雑木林の中に「白いドッジボール」のような大きなモノがあがったから撮りに来て、というお声に誘われて現地に向かう。

話しの様相から「オニフスベ」であろうと思った。

かつてというか、「オニフスベ」を見たのは云十年前。

生えていたのは県立民俗博物館がある大和民俗公園内。

発見したのは自然観察会のとき。

指導先生に教わって知った。

やや薄目のこげ茶色の塊であったが、「オニフスベ」そのものだった。



一昨日はテニスボールの大きさだったが、犬の散歩にでかけてみた物体はドッジボールの大きさになっていた。

手尺で計った直径は最大が18cm。

最小でも16cm。



団子兄弟のように三つ並んで大きくなっちゃった。

大きくなった「オニフスベ」は2日も経てばひび割れが生じる。

その後の数日後には茶色に変色する。



やがて小さくなって萎んでいく「オニフスベ」は合計で9個。

生えていた雑木林に赤色の曼殊沙華が咲いていた。

その向こうに稲穂が垂れる。

来月になれば稲刈りをすると話していた。

なお、オニフスベは食用キノコであるが、内部が白い幼菌時のみであるから要注意。

あがり出たてのテニスボールくらいの大きさがいいようだが、味がないので推奨されるものではないようだ。

場合によっては土の匂いもするらしい。

(H29. 9.22 EOS40D撮影)

今日は条件的に台風焼けっていうが

2018年12月01日 09時41分17秒 | 自然観察会(番外編)
写真家のUさんがFBで伝えた「今日って条件的には台風焼けするよね」に反応して投稿した画像は久御山町の佐古。

今、どこに来ているか、のつもりで撮った串虎。

3カ月前にここで食べたワンコイン定食。

その幟幕に引きつられて撮った写真はケータイ画像。

もっぺん食べたいと思って撮った写真に夕焼けが写り込む。

この時点での台風18号は沖縄にあった。

そこより京都はどれほどの距離があるのか・・。

台風18号が沖縄にあっても地球物理に夕焼けが出現するのか、私は存知していない。

実は前日の13日にも夕焼けがあった。

それから4日も経過経した9月17日の台風18号は、未だ九州にも上陸していないが、早くも大阪では午前9時54分に暴風・波浪警報が発令された。

奈良県は11時半に暴風警報が発令された。

その後の午後3時54分は暴風も含めて大雨、洪水警報になった奈良であるが・・、午後9時になっても無風と思えるほどの我が家の静けさである。

それが、奈良市内では突風が吹いたというニュースも飛び交う。

明石に上陸した時間は午後10時。

午後10時半も過ぎたころ。

ようやく暴風雨圏内に入ったようだ。

それは間違いないのか。

午後10時18分の気象庁発表の警報は「暴風」であった。

締め切っている雨戸がガタガタと音を立てる。

その音を聞きながら眠りについた。

はっと、目が覚めた時間は午前1時。

風の音はばったり消えていた。

朝のニュースを見れば、石川県から新潟を通過して東北に向かっていた台風18号。

午後には温帯低気圧になるだろう。

さて、通り過ぎ去った9月18日の夕景結果は・・・。

19日、20日になっても一向に焼けない。

台風焼け条件なんてものは存在しないことを知った。

(H29. 9.14 SB932SH撮影)

白昼の団地に咲く白花サボテンは白昼の麗人

2018年11月22日 09時27分22秒 | 自然観察会(番外編)
所用でやってきた生まれ育った地。

平屋の木造住宅から5階建ての中高層団地化になってから早や36年。

屋内も外観もほぼ昔のまんま。

少し変ったといえば、団地内の路上駐車を排除するために、団地内の道を有効利用に工事された有料駐車場がある。

そこに停めておけば安心だ。

駐車場から歩いてすぐ。歩いているときに、ふと、目に入った白い花。

それも見事な姿の大輪花。

美しすぎるその姿はまるで月下美人(※英語名は夜の女王)のように思えたが、時間帯は午後1時。

白昼の時間帯である。

白い花のサボテンの名は知らないが、その美しさから「白昼の麗人」と呼んでもいいだろうか。

それから4日経った9月6日も所用で訪れた生まれ育った地。

「白昼の麗人」はすっかり萎れて、見るも無残な状態。

麗人は命儚い短命であった。

(H29. 9. 2 SB932SH撮影)