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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

梅雨入りに復活するアラゲキクラゲは今夜も食卓に

2022年03月05日 08時58分03秒 | 自然観察会(番外編)
6月10日の午前11時。

気象台は、「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表した。

近畿地方の梅雨入りは、昨年より17日間も早く、平年では3日間遅かった梅雨入り宣言。

梅雨前線は、次第に北上し、一週間はどっぷり居座る前線。

5月末に食べた自生のアラゲキクラゲが復活、再生する。

味わえる愉しみがまたやってきた。

梅雨入りを待っていた人は田植えを終えたばかりの農家さん。

梅雨入り宣言がから手形になった年もあった。

せっかく植えた苗は水分不足にダメージを食らうことがあると話していた農家さん。

雨も降らずに池の水が渇いていく。

田んぼも同じように渇き。

雨よ降れ、降ってたんもれと雨乞いしていた過去の時代は祈るしかない。

水がめ、特に奈良県の盆地部への水の供給は長年の夢であった。

江戸時代の治水、池つくりもあったが、もっと水を・・。

雨たんもれ、ではなく、

水たんもれが必要としないダムや治水工事。

それ以上に待っていた吉野川分水の工事

悲願だった工事が完了し、分水供給が始まった昭和62年。

たかだか32年前。

さまざまな人たちのおかげで田畑は潤った。

都会人にとっては感心の低い吉野川分水だったろう。

田んぼも畑もしていないが、農家さんの暮らしの民俗取材で教わる営農の苦労。

雨たんもれの雨乞いしかり、田の虫送りしかり。

さまざまな願い、祈りもあるが、年中行事、日々の暮らしに営む民俗の学びは実に多様で、多彩。

民俗に関心をもつ、もっと以前である。

大阪から越してきた盆地部の大和郡山。

自宅庭で栽培した野菜類。

胡瓜、茄、トマトに西瓜まで出がけた野菜つくりは実践の学びだった。

三交替勤務に就いていた昭和56年8月に大阪・住之江から奈良・大和郡山に転居した。

翌年から始めた手作り野菜。

仕事で忙しくなった昭和61年のころまであたりで限界を感じて中断したが、毎年が勉強だったことを思い出す。

ほんの少しであったが、栽培の苦労も、また稔りの味わいも愉しみながら身についたような気がする。

「梅雨入りに歓ぶ命の水」の文字を添えて紫陽花を描いた絵手紙作者の心が嬉しい。

前置きが長くなった。

今の愉しみは、水気を得たアラゲキクラゲの成長記録である。

カラカラに乾いた枯れ木から消えるあらげキクラゲが、水気を得ると再生する。

すごい生命力に感動するとともに、食べる愉しさも味わえる自然の恵み。

さて、梅雨入り宣言後の、雨降り日である。

宣言した10日は雨というほどでもなかったが、11日から13日の期間は本降り。

土砂降りでなくてほっとする降雨量にすくすくと育ったアラゲキクラゲ。

今度こそは2度目のアラゲキクラゲ味を愉しむぞ、と意気込んでいたというのも前月の5月22日に撮った萎んだ状態に27日は復活した状態で終わっていた。

今回こそは、もう一度食べ見るのが目標にある。

カラカラ乾きの日々は、毎日が同じ状態の萎んだ姿。

それも黒くて小さな状態。

見た目ではわかりにくい。

これって生きてんのんかいな、と思える状態をまた撮る気はなかった。

そして、撮ったのは雨降りが止まった2日目の6月15日の姿。

こぶりになっていた前日に復活、再生していたが、今日の方がやや大きい。

とはいっても、前回よりは小ぶり。

しかも数は減った。

しかも出現した場所は前回とはまた違う。

アラゲキクラゲ(※荒毛茸)は茸。

根でなく胞子菌の着床によって繁殖するのだろう。

これ以上の伸びはないと判断して、収穫することにした。

弾力のあるアラゲキクラゲがぷるぷる。

ぷにゅぷにゅといった方がわかりやすいアラゲキクラゲの触感。

水を溜めたバケツに入れて水洗い。

水から引き上げたアラゲキクラゲに付着している塵などを取り払う。

指でこするような感じで取り拭う。

大きなもんから、小さななもんまでみな指洗い。



引き揚げたアラゲキクラゲが輝いているように見える。

水気を取ったアラゲキクラゲは、フリーザーパックに入れて冷凍庫保管。

冷蔵庫内で一晩寝かしたアラゲキクラゲは、今回もまたかーさんが調理してくれた。

食卓にあがった皿盛り。

アラゲキクラゲが埋もれていたので掘り起こし。

ちょっと動かして正面に少しだけ移して撮った炒め物。

たっぷりのもやしに残り物のメンマ。

もう一つの残り物はちくわ。

適度な大きさに切って塩、胡椒で味付け。

生たまごを落としてスクランブル。

簡単料理のアラゲキクラゲに少し足した椎茸も入れて炒めた。



無味無臭のアラゲキクラゲは、多少の塩、胡椒加減で味はある。

ぷにゅぷにゅ感もちゃんとある自生のアラゲキクラゲを先に味わってから、他まとめて口いっぱい食べた。

次回、同じネタなら創味のシャンタンを使って中華味を確かめてみたい。

いろんな料理がネットにレシピがあるので、これらもまた参考にしたくなる。

(R2. 6.15 SB805SH撮影)
(R2. 6.16 SB805SH撮影)

倒木についたアラゲキクラゲを食す④

2022年02月13日 08時30分52秒 | 自然観察会(番外編)
摘まんだアラゲキクラゲの痕跡。

すっかり消えてしまった。

僅かにわかる下の方にある黒い塊。

まるで地衣類のように見える状態で生存するがアラゲキクラゲ。

完全消滅でなく実は生きている。

それを確かめるには雨を待つしかない。

そう思って雨天予報を待っていた。

25日の予報に、26日の夜には雨が到来すると伝えていた。

雨が降る前と降ってからの違いを比べたくて、待っていた。

予報通りに降りだした雨は、27日の朝方まで降っていた。

たっぷりの水分補給を受けたアラゲキクラゲに、なんと・・・。

小粒であるが、数多く出現したアラゲキクラゲ。



その後も雨にあたれば大きく育ち、また拡がりもみせるのだが、照りの日が続けば自然にしぼんで消えていく。

採りどきは難しいが、また降雨を待つことにした。

(R2. 5.22 SB805SH撮影)
(R2. 5.27 SB805SH撮影)

倒木についたアラゲキクラゲを食す①

2022年02月01日 08時48分28秒 | 自然観察会(番外編)
きのこネット調べによれば、アラゲキクラゲ(※荒毛木耳)は食用に供されているとあった。

一昨年、昨年に続いて、今年も我が家の枯れ倒木についたアラゲキクラゲ。

食べてみたいと思って成長過程を見ていたら、ふっと消えた。

融けてなくなったような、一瞬のように消えた感じだった。

今年もそうしてしまうのはもったいなく、惜しい。突然に消滅する前に採っておけば保存もできるのでは・・と思いきって摘まんだ。

見立てでは大きく、またたくさんあるように見えるが、使えそうなものだけを採ったらこんだけー。



水を溜めたバケツに入れて水洗い。

泥土や埃などを拭いとる。



柔らか肌のアラゲキクラゲはぬめりもないプルプル感。

潰さないよう、指でなでおろすような感じで、やさしく泥や埃を取る。



塵らしきものが多少見えるが、水洗いを数回繰り返したら、アラゲキクラゲは奇麗になった。



倒木のアラゲキクラゲは、ほんの少し残しておいた。

(R2. 5.19 SB805SH撮影)

北の小庭の古木につくキクラゲ

2022年01月28日 08時17分27秒 | 自然観察会(番外編)
北の小庭を彩っていた夏の花の芙蓉。

あまりに大きくなりすぎて隣家の庭まで枝がはみ出した。

落下する芙蓉の花にやがては葉っぱもお隣さんには迷惑なこと。

いっそのこと伐り倒そうと思って、仕掛けたが途中で断念した平成28年。

翌年にはなんと芙蓉の古木から新芽が出だして枝が伸びた。

若木であっても花をつける古木にキクラゲがぼそぼそ出だした

このキクラゲを調べたら、たぶんにアラゲキクラゲ(※荒毛木耳)。



表面に薄っすら白い繊毛がみられることで判定したアラゲキクラゲ。

もちろん食用になりますが・・。

(R2. 5.17 EOS7D撮影)

自然観察会で享受した知識が役だったシロツメクサ

2022年01月24日 09時22分22秒 | 自然観察会(番外編)
一週間前、知人のSさんから届いたメール。

「自宅から垂仁天皇陵を通り、“歴史の道”を西の京方面に向かって歩いていたときに見つけた四つ葉のクローバーを送ります」。

添付に送ってきた四つ葉のクローバーを添える文に「信仰、希望、愛、幸福を表す」、「発見率 は、0.01%~0.001%らしい」、「希少価値があります」とあった。

添える文とか発見率はともかく、四つ葉のクローバーの贈りメールで思い出した自然観察会

平成10年ころに参加。

子どもが離れてからも補助員として手伝っていた観察会にいろんなことを教わっていた

ブログなどに記した記事を辿ればいいのだが、あるときに教わった四つ葉のクローバーから、いろんな観点から享受してもらった知識を、Sさんに伝えたく、また、私の子どものころの体験も合わせて情報を整理してみた。

『四つ葉のクローバーはさらに枚数を増やす事例は耳にしたことがありますし、私が二十歳過ぎまで住んでいた大阪市内。すぐ傍に流れる大河の大和川がコンクリート護岸になる前の土手は草むらが生い茂る川堤でした。中学生のころだったと思います。その川堤にあったクローバーは、四つ葉どころか、最大八葉も見つかったことを鮮明に覚えています。ところ代わって、越してきた大和郡山で参加していた自然観察会。矢田山を中心に観察する会の指導先生に教えてもらったのが、四つ葉のクローバーは何故にできるのか、でした。県立大和民俗公園内で見つけた子どもに答えた草刈り機でした。ほとんどというか間違いなくみなさん云われるのが「突然変異」だと・・。

だれしもそう思われる突然変異ですが、突然変異から紡いだ遺伝子だという見方もありますね。

明確に答えたNHK番組のチコちゃんの答えは・・成長期に踏まれたアクシデントによるものと・・。

そのアクシデントの一つが、傷めつける草刈り機です。

図解もあるのでわかりやすといいますが・・。

で、なんと、突然変異と想定した四つ葉のクローバーを人工授粉して意図的に作ったという56枚葉のクローバーに驚き・・ですが、これがまたギネス登録したそうで・・』、と送ったメールに「たいへん役立ちました。ブログに自然観察会があったので、何か紹介できたと送りました。ありがとうございます」と返信された。

変異についてお伝えしたが、なぜにシロツメクサと呼ばれるのか。

時代、文化交流から始まった経緯も、伝えておきたいと、思って、続きメールを送った。

『原産地がヨーロッパのクローバーの正式和名は「シロツメクサ」です。ご存知でしたら、すみません。充てる漢字は「白詰め草」。なぜにこんな和名なのか、です。
クローバーは、シロツメクサだと名前を教えてくださった先生は、やはりの自然観察の指導先生でした。江戸時代に遡ります。日本に送られてきたヨーロッパのガラス製品。子どものころに知った懐かしい名前にギヤマンがあります。ガラス細工の工芸品を加工する金剛石(※ダイヤモンド)を呼んだ名前がギヤマン。シロツメクサは、これら壊れやすい製品を遥か遠い国から運ぶ際に使われた草。収納した箱の中でガタゴト揺れて破損しないように詰めた乾燥草がクローバーでした。そういうことで、基本系は「詰め草」。開いた花が白いからシロツメクサ。花が紫色ならムラサキツメクサがあります。新聞紙を丸めたものとかプチプチのような緩衝材、つまり詰め物に用いたローバー草はタネも同時に運んできた港に零れたケースもありましたが・・・。明治時代以降、家畜の飼料用として輸入されたシロツメクサが零れて周辺に拡がり野生化。さらに物流・運送行為によって運ぶ家畜とともにシロツメクサも紛れ込んで全国に広がったとされる外来種です。貿易ですから、日本から送られたのはさまざまな物品。その包装紙に用いたのが浮世絵。そのことがあってヨーロッパに浮世絵が広まった、ということで・・』

と、送ったら、「より以上に、詳しく学ぶことができました。これで、クローバー博士になりました」と嬉しいお言葉ですが、これだけの情報では博士号はとれない。

しかし、Sさんのおかげで、わかりやすく説明できたと思うので、これもまた当ブログに記しておくことにした。

(R2. 5.16 SB805SH撮影)

得体のしれない獣糞痕・・ありがたくもない追加の糞

2021年11月08日 08時53分28秒 | 自然観察会(番外編)
中庭の雨戸を開けたその下に落ちていた獣の糞。

2月8日のことだった。

獣の糞には雑菌があると想定されたからにはどうするか。

高地、山間地、山麓それぞれに獣が生息している。

昨今では稀でなくなった田畑を荒らす獣たちもまた糞をする。

田畑ではどう処理されているのか、存知しないが、人の入らない山間地ではそのまんまだ。

やがては土壌のバクテリアによって腐敗、樹木などの肥えになる。

そう思っていた・・。

中庭に放置していたらやがて・・が、今朝に開けた雨戸の下に、なんと第2弾が・・・・。

雉打ちは、山でもしてくれりゃいいのだが、こりゃぁなんとかせなあかんな。

(R2. 2.19 SB805SH撮影)

得体のしれない獣糞痕

2021年10月27日 09時25分20秒 | 自然観察会(番外編)
有名なコマーシャルに「玄関明けたら2分でご飯」がある。

ついこのフレーズが口に出た我が家の玄関、でなく中庭の雨戸。

朝、起床してすぐに開ける雨戸。

そしてガラス窓。

そこで気がついた、これまで見たことのない異様なモノ。

まだしっかりしていない眼であっても、こいつにはびっくりする。

眠たい目をこすってよくよく見れば猫の糞でもない。

猫の糞はたんまに放たれる。

臭いでわかる猫の糞であるが、これは無臭。

いったいこれは何だ。

廊下から身を乗り出すようにして見た糞と思える物体に見たことあるような“形”がある。

推定だが、白い方は硬い殻。

縁に特徴のある銀杏。

薄茶っぽいのが糞。

鼠ではない。

ときどき目撃する中型のチョウセンイタチ(※若しくはホンドイタチ)でもないような・・・。

もしかとすれば、あの破壊者。

大型で雑食性のアライグマ??。

それともハクビシン。

いずれにしても未消化の銀杏が物語る獣糞

(R2. 2. 8 SB805SH撮影)

食虫植物にも見えたソレは瓶子草

2021年03月30日 09時07分08秒 | 自然観察会(番外編)
上荻の天王行者祭探訪に訪れたY家の庭に見た植物。

緑一色にケータイカメラまでが異様な緑色に包まれる。

植物には違いないが・・・・なんだろう。

なんとなくだけど食虫植物にも見えるんだが・・・初めて見る植物に名前は、あるのだろうか。

そんなとき、頼りになる知人が居る。

FBに揚げたさまざまなモノモノに、たいがいのことに応えてくれる頼もしき知人。

Mさんが、アップした緑色の画像に、すぐさま反応してくれた。

ヒントキーワードは「サラセニア」。

ぐぐったネットにあるある・・大辞典

筒状の葉っぱがお酒を入れる瓶子(へいし)に似ているから瓶子草(へいしそう)・・。

瓶子葉が捕虫葉。

わかりやすい和名である。

もやっとした気持ちがすっきりし、空はすっかり晴れた。

(R1. 7. 7 SB805SH撮影)

県営馬見丘陵公園は花らんらん

2021年02月06日 09時29分04秒 | 自然観察会(番外編)
先月の4月21日、和歌山で写真展があった。

毎年に訪れる和歌山市民会館で開催している写真展はJNP風景写真協会・和歌山支部の展示会。

久しぶりに座って話すDさん。

翌月の5月23日辺りは逆に奈良行き。

同じくJNP風景写真協会・奈良第二支部の写真展に伺う。

その際に、訪れたい花見の場所。

TOP画像に紹介した県立民俗博物館の菖蒲園はどうだろうかという。

天候次第というよりも自然気候次第。

時季が早くなればいいが、例年であれが早くても5月末ころからになる。

またそのころになれば連絡するからという。

久しぶりに案内する奈良行きに良い情景をみてもらいたい。

そう思っていたが、花菖蒲はまだ早い。

明日行くけど・・に対する行動は下見である。

朝早めに家を出て向かった先は県営馬見丘陵公園

所在地は主に事務所がある河合町と広陵町の両町をまたがる広大な敷地を誇る公園。

大きく分けて北エリアに中央エリア、南エリア。

それぞれに駐車場スポットがある。



毎年の2月に訪れて渡り鳥などを観察する自然観察会でお世話になる探訪地でもある。

直近に訪れた観察日は平成30年2月4日だった。

利用する主なエリアは中央エリア。

渡り鳥が多くみられる池を中心に観察する。

先に見つけ駐車場は北エリア。



いつもと違う駐車場にぱっと広がる花の園。

ここにこれだけ素晴らしいお出迎えをしてくれるとは・・。

駐車場に車を停めて花の状況を確かめる。

事務所、トイレ付近に子どもを連れた人たちが集まっていた。

この日は3歳児のピクニック。



写真店を経営する専門のカメラマンが同行する保育園児はどうやら近くになる香芝市のあけぼの幼保園のようだ。

北エリアに入ったものの菖蒲園はどこになるのか。

方角もわからなくなる広大な園地。

園内にあった地図を見てわかる菖蒲園であるが、方角がわからない。

何層にもなる彩る花。



形は虹のように見える微高地を越えていきゃなんとかなるだろう。



そう思って歩いていけば、最寄りの近鉄電車駅・池部駅。

そこでないのはわかったがどの道を選んでいいのやら。

途方に暮れるにはまだ早い。

大きなテント下に集まった高齢者団体。

これから何かが始まるらしい。

近くにいた帽子を被った男性に聞けば、これより始める上牧町が主催するシニアの人たちのウオークラリーだった。

尋ねた男性は花園を管理しているボランテイアの高齢者。



菖蒲園ならこっちだと言われて下っていく。

途中に拝見する構造物。



これもまたボランテイアが寄せた園芸のあり方。



メモフィラの丘、薔薇の園などを下っていけばあった。



Dさんがメールで伝えていた早生の花菖蒲がほんの少し咲いていた。

一面に咲き誇る時季は6月初めから。



満開は6月10日辺り。

そのころになればおよそ3万本。

百種類の花菖蒲でいっぱいになる。

見ごろは6月中旬辺りまでになる。



公園管理の職員さんに聞いた花の園はもう1カ所ある。

南エリアに咲くポピーが見ごろだというが、このまま歩いていけば、戻りの距離はむちゃ遠くなる。

中央エリアから北エリアに戻って車に乗る。

目的地は南エリア。

ぐるっと半周して着いた南エリアの駐車場。

道路を挟んで北、南にわかれる駐車場。

尤も近い南に位置する駐車場に停めたところに赤、朱、ピンク、白・・・。

駐車場すぐ近くで作業をしていた人たちは公園周辺地区におられるシニアボランテイア。



萎れた花に枯れかけのポピーは根こそぎ掘り起こす。

もったいないという人はいうが、ほっとくわけにはいかない植え替え作業。

根こそぎ抜いたポピーが咲いた跡地は整地。

それから種まき。

抜く作業をせずに放置しておけば、草ぼうぼうになる。

手に負えない状態になる。

そうなれば種まきどころではない。



ポピーの園は、一年の時季をわけて3度も植え替えをする。

そうすることで奇麗な花を見ることができる。



手入れをしない人が住む家はすぐにわかる。

花を咲かせて愉しむのは手入れが肝心。



昔は、山野草などを育てていたこともあって、私がしていた自宅の庭の今はかーさんがしている。



翌日の23日。

奈良第二支部の写真展を拝見した3人を案内する馬見丘陵公園。



前日もそうだった暑い日。



熱射病にならない程度に動く3人。



めいめいが思い、思いの場で、思い、思いの構図狙いに輝く光をもらって花撮りに夢中。



花しょうぶ苑は、早や陰が入る。



光を求めて場を移動したそこは、ポピーが乱舞する花園。



陰はないが、ここも逆光に映えるポピーの姿を追っかけ。



2度目のポピーを撮っていた。



和歌山に戻る時間を考えて、ここで解散した私は施設のトイレ利用。

長時間の立ちっぱなしに持病が悪化する。



ちょっと寄った待合室でひと息つこう。

(R1. 5.22、23 SB805SH撮影)
(R1. 5.23  EOS7D撮影)