「神殿崩壊」 2012／2015／20200503

 

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滅ぶべきものが正しく滅ないとき
滅んではならないものが滅ぼされていく

滅ぶべき滅ぶゆくものが道連れを選ぶまえに
滅びの道が正しく示されなければならない
生きる道を明らかにすることでそれは示される

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世界のありかたがどんなに貧しく思えても、
そうではない関係の可能性は思い描くことはできる。
それをしなければならない。
でなければ相手に依存した対抗論理しか生まれない。

対抗論理のエネルギーは相手の否定に頼りきり、
頼りきることで逆に相手の強化をうながし、
最後はチカラ勝負で決着する以外の解法をもつことができない。

最後にどちらが勝利しても、
関係のゲームの本質、関係のエロス、
その生成の原郷は見失われ、
荒廃だけが残さることになる。

関係状況のありかたに引きずられないためには、
「おまえはどっちだ」「あれかこれか」というクソ論理をしりぞけ、
考え抜くための「拠点」が確保されなければならない。

入口はただ一つ、みずからのBackstageとの対話から開始される。