ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「良心」20240904

2024-09-04 | Weblog

 

「あんなこと言っていたのに、こんなによくなってよかったわネ」
 などと言わないことである。
 癒えた病の記憶もこころの傷(外傷性記憶)として、
 意識の皮一枚下に生きていることが多い。
 この薄皮を大切にして、はがないことである。

        (中井久夫・山口直彦『看護のための精神医学』2004)

           

治療へ向かう努力、善意のプロセス自体がどこか〝病的〟であるうる可能性
すなわち、みずからがまちがえる可能性、可誤性について
つねに胸にとどめて生きるかまえ、それを「良心」と呼べるかもしれない

 

 

 

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