人と出会って、なんとなくやすらぐというか、
心がほどける感じがすることがあります。
その人が意識的であるかどうかはわからないけれど、
心がくつろげるような配慮が動いている感じがすることがある。
そのことがとても自然で、臆することなく安らいでいられる。
なぜか。よくわかりません。
急いでいない。ことばを待ってくれる。
小さなスキマを開くように。
その人は他人に対してだけではなく、
自分自身に対してもそうしているのかもしれません。
人が迷ったり、とまどったり、ゆらいだりすることの意味を、
その大切さを知っているからでしょうか。
飛躍していえば、そういう学校、そして社会だったら……とか。
ことばにすると何か教訓めいたものになってしまいそうです。
よくわからないまま、この感じだけは忘れないでいようと思います。