鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

祝!祝!!300回!!!

2008-09-16 19:21:43 | Weblog
朝は、かなり激しい雨・・・。日中は、お天気になったりで、今日も目まぐるしく変る秋の空。

今回で、300回目のブログとなりました!
1ヶ月前くらいに、『祝!1周年』ってことで、お祝い文なんて、書いてしまったのだけれど、まあ、節目だからいいか・・・。
ほんと、よく続きましたね。300回・・・内容の無さは、こっちへ置いておいて・・・。

常時、ネタ切れ!1年間もやっていても、文章はまるで、上達もせず、それでも、なんとか300回ですわ・・・(回数を重ねればいいってもんじゃないですけどね)。

昨日のブログでも、ちょこっと書いたのだけれども、このブログを開設するにあたって、500文字以上1000文字くらいで、まとめる・・・ということを目標にしました。
文書作成ソフト:Wordで、ほぼ1ページの分量ということなんだけれども、書けないときは、全く書けず、お茶を濁すはめになったことも何度かありましたね・・・そういう時は、書かなきゃいいのに・・・と思いますが・・・。

次は、400回迄、たどり着けるかどうか・・・。

こういう、節目の文章を書いている時、毎回、思うのだけれども、次の100回分書き終えたとき、自分は、どんな状況にあるのだろうか・・・とホントに毎回そう思います。

1周年のときも書いたけれど、会社が消滅してたり、仕事の内容が変わってしまったりと、このところ、目まぐるしく変化している状況に、恐れと不安が交錯していて、かなりナーバス。

だけど、もっともっと良い方向へ行けている自分に出会えるたら、いいな・・・。

ブログのテーマ『読書・演劇・音楽』については、出来るだけ、自分の意見をしっかり書けるようになりたいと常々思っております。
偏っている見方をしているときも、多々ありますが・・・。

閲覧して下さった皆様に感謝・・・!です。

相変わらず、益体もないブログですが、どうぞ、また遊びにいらして下さいませ。

願わくば、400回目にも、お会いできますように・・・。


三毛猫堂



『悪夢のエレベーター』②

2008-09-15 20:20:36 | Weblog
敬老の日で、祝日なんだけれども、会社は、営業中。
お天気もなんかどんよりした曇り空。

このブログは、一応、1ブログにつき、500文字~1000文字程度書くという決まりを作っていたのですが、(ブログ開始のときにちゃんとお断りしとけば、よかったんですが・・・)、多少、短かったり、ちょっと長くなったりで、まあ、大体こんな感じ・・・。

昨日は、1000文字越えてしまいましたが、まだ、ちょこっと書き足りなかったりするカンジなので、本日も、『悪夢のエレベーター』の続きってことで・・・。

さて、開演ベルが、鳴って、さあはじまり、はじまり・・・っていうのが普通なんだけれど、今回の舞台、開演ベルが鳴っても、会場は、明るいまま・・・し~んとした会場は、少し、閉塞的な緊張感・・・この間、大体3分間くらい・・・だったと思うけれど、3分間は、結構、長い・・・。
こういう演出なのかな・・・ちょっと、恐怖を煽るってカンジで・・・。
・・・で、やっと会場のライトが、フェイド・アウトして、本当にドラマが始まった訳で・・・。

あの約3分(・・・くらいだったと思いますが・・・)は、これから始まる悪夢のようなストーリーに、観客を誘うプロローグ・・・ってことでいいんでしょうか?
それとも、単なる偶然なのか・・・微妙なとこですが・・・。
これが、5分くらいだと、会場は、上がりきったテンションが崩れていくんだろうな・・・緊張のあとの弛緩っていうか、そうなってしまうと、また難しいのかもしれません・・・。

兎に角、間を持たせるってのは、結構、緊張するもんですね。


シアタートラムは、キャパシティ220席程度の小劇場で、なかなか雰囲気のある劇場なんですが、椅子がちょっとね・・・。
2時間も座っていると、ちょっと辛くなってきて、足を組み直したり、座りなおしたり・・・。
椅子が独立していないベンチ式なんで、その列のどなたかが、動くと、その振動が、伝わってきたりしますね。

わりとタイトな空間なんで、後方席でも、役者さんの表情が見て取れるというのが、最大のメリットかな。

大劇場では、味わえない雰囲気もありましたね。

吹越 満さんは、世田谷パブリックシアター&シアタートラムでの公演が最近多いみたいだけれど、きっと演じやすいんでしょうね。
あの驚異の映像&肉体芸『フキコシ・ソロアクト・ライヴ』とかは、特に・・・。



『悪夢のエレベーター』

2008-09-14 19:41:30 | Weblog
突然、雨が降ってきたり、晴れてみたりと忙しいお天気。

昨日は、三軒茶屋のシアター・トラムへ、『悪夢のエレベーター』を見に行ってきました。
開演が、19:00ということで、自宅を出たのが、15:30くらい。
この時間の都内へ向う快速は、大抵、座る事ができます。

ただ、山手線は、ラッシュ並み・・・しかも、あまり、丁寧な運転手さんじゃないみたいで、減速の仕方がとても荒い・・・。
渋谷で、東急線に乗換え。三軒茶屋も1年振りくらいかな・・・。

さて、『悪夢のエレベーター』。
吹越 満さんの舞台も久しぶり。スパイラルホールでの『フキコシ・ソロアクトライヴ』以来だから、こちらもかなりのご無沙汰。相変わらず、シェイプされた美しいお身体は、健在。演技力も抜群で、さすがフキコシ!

突然のエレベーターの停止で、閉じ込めれた4人。
気を失っていたバーテンダーのジュン(片桐 仁さん)が目覚めると、そこには、ヤクザ風の男サブロー(吹越 満さん)、超能力のあるニート?シズオ(中村 倫也さん)、自殺志願の女子高校生・カオル(高橋 真唯さん)がいた。
そして、狭い密室で、3人は、自分のヒトに言えない秘密を語りだす・・・放火、レイプ、幼女誘拐・・・。
かなりディープな過去が語りだされるのだけれど、実は、みんな嘘。

実は、浮気中のジュンを追詰め、本音を語らせるための依頼を受けた探偵の芝居というシチュエーションに変化していきます。
そして、次々に起こる『悪夢』のような展開。
ドラマは、二転三転していきます。

とても可愛らしくオカマ(最初は、超能力をもつニート)シズオ役を演じていらした中村 倫也さん。
オカマとニートの演じ分けがお見事・・・。オネエ言葉のトーンもお上手で、本当に、上手な役者さんです。また、拝見したい役者さんです(・・・テレビに出ているオカマさんタレントは、みんなこんなふうに、オカマというキャラクターを作っていらっしゃるのだろうか・・・だとしたら、オカマさんって演技力がないとできない商売なのかな・・・)。

最初は、単なる舞台の『華(きれいどころ)』なのかと思っていたカオル役の高橋 真唯さん。
ラストに向けての意外なそして、重大なキーパーソンの役でした(ラストまで、わかりませんでしたが・・・。でもあの可愛いキャラクターで、そんな役だったとは・・・思いもよらなかったけれども、でも、ストーリーの流れから考えれば・・・と思うフシあり・・・今考えると・・・)

多分、お笑いの方でしたね。片桐 仁さん。最近、舞台の出演が多いですね。
この方の独特のキャクターとヴィジュアルってとても不思議な感じがします。なんなでしょう・・・。

エレベーターに閉じ込められるという設定から、今後、どういう展開になるのかとドキドキしつつ、衝撃のラストまで、どんどん引きずり込まれるドラマとなりました。



アイフェル火山

2008-09-12 21:15:49 | Weblog
暑い・・・。残暑、またまた復活・・・。
でも、日暮れは、早い・・・。1時間くらい残業をして、退社する時刻には、もう真っ暗・・・。

このところ、『アイフェル火山』に縁がある・・・。
今まで、知らなかった地名ですが、ドイツの西部にある火山です。

今月4日のブログでも書きましたが、いま心惹かれている青い宝石『アウイナイト』が、産出される世界でたった一つの場所。
ほんとに、美しい青で、小さくても、かなりインパクトのある石で、いつまででも眺めていたい青なのです。

さて、アイフェルには、もうひとつ、有名なものがあるのですが、これも最近、遭遇したもの。
発泡性のミネラルウォーター『ゲロルシュタイナー』。
つい最近までは、ミネラルウォーターは、『ペリエ』きゃないと思っておりました。
『ペリエ』を買いに行ったものの、そのスーパーでは、置いてない・・・仕方がないので、同じスパークリング・ウォーターということで、見つけたのが『ゲロルシュタイナー』。
1本買ってみるか・・・。

なんと、硬度1400ということで、あの『エビアン』が、304ってことですから、かなりな硬水。
硬水っていうと、なんか超ミネラル・ミネラル??していて、味もミネラル???なんじゃないのか(・・・つまり美味しくないってことですね。まあ、回りくどい言い方・・・)と思っておりましたが、炭酸水なんで、普通に飲めるし、結構、美味しい・・・。

しかも、カルシウムの含有量が、500ml中180mgとかなり豊富。
食事の時に、これ1本飲むだけで、かなりのカルシウムが摂取できる計算。
日本の土壌は、カルシウムが少ないので、野菜類から期待できるカルシウム量もわずかだってことだし、魚介類だって、そう毎日って訳にも・・・。
ミルクやチーズだって、毎日、摂取するってのも・・・。

・・・でも、普通に水飲んで、カルシウムが採れるってのは、なかなかメリットがあるようです。

アイフェルさんありがとう・・・ちょっと小声で言ってみる・・・。

でもね・・・アウイナイトは、結構、お高い・・・。
いま少し、大きな結晶が欲しい・・・と欲望を呼び覚ますのも・・・。



Rockなお母ちゃん

2008-09-11 20:12:26 | Weblog
午後になって、土砂降りの雨・・・。

先月のお盆の真最中、歌舞伎なんぞ見に行った帰りのお話。

上野駅からのローカル線で、これから(ご実家とかに)帰省されるのか、あるいは、都内からご自宅へ戻られるのかは、さだかではないのですが、小学校に上がる前くらいの女の子を連れた若いお母さんが、ワタシの反対側の席に座っていました。
時刻は、22時過ぎ・・・子供には、随分と眠たい時間だろうなと思ってみておりましたが、案の定、お母さんにぴったり寄り添って眠ってしまいました。
お母さんも大分、御疲れのようで、子供を護るようにして、うとうと・・・。

このお母さん、お子さん連れでなければ、とてもお母さん・・・には、見えない服装なのです。

所謂、ロック服(ゴシック系でいいのか、メタル系なのか、はたまたヴィジュアル系なのか、何系に属する服なのか、ワタシには、わからないのですが・・・)。
そのまま、ステージに立てそうないでたち。
ファッションには、疎いので、的確に表現できないのが残念ですが、ノースリーブの黒のジャケットには、銀色のアクセサリーがてんこ盛り。渋い色合いのプリントデニムのジーンズ。
リストバンドも黒で統一。スカル(髑髏)と薔薇のデザインがなんともいえない雰囲気。指輪もスカル。
帽子もカッコよく決まっていて、小さい顔に、服装に合わせたのか黒縁の長方形のメガネ。
細長い手足でバランスも抜群でした。

随分カッコイイお母ちゃんだな・・・とシミジミ眺めてしまいました。
もしかして、どこぞのロック歌手・・・???とでも言いたくなるような・・・。

このお母さんの立派なところは、フラットなスニーカーを履いていらしたところ。
このスニーカーもバッチリ決まっていました。

小さなお子さんを連れたお母さんで、ピンヒールを履いていらっしゃる方もいるけれど、なんだか、危なっかしくて、見ていられない・・・。子供を抱っこしたりするのに不安定じゃないのかなぁ・・・。

だから、このロック服のお母さんは、ロック系???なんだれども、子供連れで出かけることを、ちゃんと考えているのだな・・・なんて勝手に思ったりもしましたが・・・。

このロックお母ちゃん(勝手に命名・・・)は、お子さんには、何故か、昭和40年代風のレトロで、緩やかで着心地のよさそうなとても優しい色合いの服を着せておられました。

子供が着易い服で、しかも物凄くセンスのよいお母ちゃんのようなのです。

ちなみに、ロックお母ちゃんの着ているような、所謂、ロック服って何処で買うんだろう・・・と常々不思議に思っておりましたが、ちゃんとショップもあるみたいですね。ステージ服専門店ってのが・・。
先日、偶然知りました。

またお会いしたい・・・ロックお母ちゃん。


玉蟲(オーム)の残骸(続・Flying Gokkiie!)

2008-09-10 19:32:31 | Weblog
朝夕、めっきり涼しくなってまいりました。
朝なんぞ、夜中に跳ね除けたふとんを新に被りなおして、二度寝ってことなんで、寝起きが悪いったらありゃしない・・・。

さて、今回も、お食事されながら、このブログを観ていらっしゃる方(多分、いらっしゃらない思いますが・・・)、申し訳ございませんが、大変、気持ちの悪いお話なので、お食事終了されてから、読んでいただくことをお勧め致します。

先月24日の『Flying Gokkiie』のその後のお話。

・・・いえね・・・。ずっとお掃除しなかった訳じゃないんですが、『ゴッキー』を吸い込んだ掃除機を使うのが、怖くて、怖くて・・・。
また、生きて飛び出して来たらどうしましょう・・・って訳で・・・。
卓上掃除機(・・・という名称でいいのかどうか・・・?車の中のシートなんか、掃除する、ハンディ型の掃除機)で、自室のゴミを吸い取っておりましたが、いかんせん、小さい・・・。
ここは、やっぱり、フツーの掃除機の出番だな・・・。
多分、もう、あのゴミ・パックの中で、絶命しているのに違いない・・・そうに決まっている・・・。
いつまでも、掃除機を使わない訳には行くまい・・・。
ゴミ・パックさえ交換してしまえば、問題なかろう・・・と意を決して、掃除機を取り出し、吸引口に貼り付けた透明ガムテープを見たところ・・・。

大体、ここまで、書けば、この後のシナリオの展開は、予想がつくと思いますが・・・。

『ヤツ』は、ガムテープの接着面にピッタリとくっついておりました・・・あああ!!!!!
絶命は、していたものの、あの掃除機の『強』で、再び、吸い込んだにも関わらず、ゴミ・パックから這い出し、ガムテープの接着面で、ついに事切れたようです。恐るべし!

・・・それだけならいいんですけどね・・・。その後が、問題・・・。
私は、しばし立ちすくみ、この事態をどう収拾しようかと、10分くらい茫然自失しておりました。

『風の谷のナウシカ』という今は、巨匠言われる『宮崎駿』さんの長編アニメーションがありましたが、玉蟲(オーム)の残骸に、腐海に生える植物の胞子が散っていく場面があったかと思いますが、掃除機の吸引面のガムテープにくっついた『ヤツ』の身体には、ここ数週間の雨続きで、薄いクリーム色の白い粉末がびっしり付着しておりました。
『ここは、腐海か・・・。』
黴の胞子がびっしり・・・。『ヤツ』の身体は、滋養に富んでおるのであろう・・・。

使い捨てのビニールの手袋をして、タオルで鼻と口を塞ぎ、掃除機を外へ持ち出し、新聞紙の上で、吸引口のりガムテープをゆっくり、はがして、『ヤツ』の遺体を、ガムテープの残りの部分で、包みつつ、更に、新聞紙で、隠蔽。掃除機の吸引口を水洗いし、更に、アルコールで、拭いて・・・ああ疲れた。

『ヤツ』との攻防にもやっとピリオドを打った・・・。しかし、玉蟲の残骸そっくりだったな・・・。


音楽の効用

2008-09-09 19:27:41 | Weblog
重陽の節句・・・奇数が二つ重なる日。
本日、久々によいお天気。

先週の土曜日に、暫くぶりに、都内へ観劇ってことで、でかけましたが、週末、引籠もりが続いた身には、やはり、都内は、遠い・・・。

先週は、ほぼ毎日3時間近く、残業をしていたので、やっぱりちょっと疲れてるし、このところの局地的な大雨も心配だし(帰宅出来なくなっちゃったらど~しましょ!・・・なんて・・・)、行く前から、いろいろな心配事が頭をよぎる・・・『心配症』だしな・・・。

自宅を出るときは、晴れっぽい曇りだし、折りたたみの傘も持ったし、今日は、GO!だ。
・・・と言う訳で、出かけましたが・・・。

なんだか、それっぽい予感(・・・というより、おぼろげながら感じる程度の・・・)みたいなものが、ありまして、帰りの電車が、途中、止まりました。
線路内に人が侵入・・・ということで、30分位立ち往生・・・。

外は結構激しい雨振り。

音楽を聴きながら、ウトウトしていると、ピーっというかなり煩い雑音。
『ウォークマンいかれたか・・・』
と思いつつ、ヘッドホンを外すと、この不快な音は、車内からの異音。
なかなか鳴り止まないので、少し不安になったりで・・・そしたら、電車の停止。

しばらくして、アナウンスがあって、件の事情。
迷惑な話だ・・・。

復旧後も、安全確認の為、2駅間15km以下の徐行運転ですと・・・。
ほんと迷惑な話だ・・・。

この電車の8分前に発車した普通電車は、多分、この快速電車に追い越され、その後の発車だろうから、少し迷ったのだけれども、少し遅らせて快速に乗って、今回は、正解!!まあ、不幸中?の幸い???
最近、多いね・・・こういう、ヘンな勘が働くってのも・・・。

だけど、もうスグ、下車駅だってのに、その前にアクシデントっつ~のも・・・。

復旧の見込みの経たない停車中の30分は、結構長い・・・。
でも、音楽があるとあまりイライラせずに済むってもんです。
結構、『短気』なんで・・・。
待ち時間を、イライラせずに過ごせるってのは、精神衛生上かなり宜しいようです。


『青猫物語』②

2008-09-08 19:18:58 | Weblog
昨日のブログの続き。

舞台は、昭和8年のカフェ『青猫』で、繰り広げられる恋愛喜劇ってことでした。

昨日のブログでも書きましたが、ワタクシの座席の後の方が、一幕終了後の幕間で、厳しい評価をされていたのですが、確かに、一幕は、面白く無かったかな・・・。
コメディなんだけど、ただドタバタしていただけで・・・というのが本音。
あくまで、ワタシの勝手な見解ですが、ヒロイン『宮下そら』のキャラクター設定が、ワタシの許容範囲を超えていた為なんですね。
このヒロイン、結婚を控えた最愛の恋人がいるにもかかわらず、娼婦(・・・という表現でいいのか)を職業としているんですね・・・。
普通ありえます???
嫉妬しない男性の方が不思議だ・・・。
最愛の恋人・八起も貧乏な新劇青年という設定だから、生活の為、仕方なく・・・ということなんだろうけれど・・・昭和8年という時代背景は、女性が、お金を得る手段って娼婦とか、カフェの女給さんくらいしかなかったってことを強調したかったんでしょうか・・・?
ちょっと常識から外れたヒロインの天真爛漫で、無邪気さをキャラクター設定したためでしょうか?

多分、この『宮下そら』を演じるのは、相当難しいのではないかと思います。
見た目、楚々っと清楚で、セクシャリティを感じさせず、子供のように無邪気で、反感を買いにくい女優さんでないと、後々まで、嫌悪感を引きずるはめになるし・・・。

このドラマの主人公で、最高にタイミングの悪い男・八起を演じる北村有輝哉さん・・・。
雰囲気からして、ぴったりですね。ボケかたも自然だし・・・。もっていらっしゃる雰囲気が、緩やかというか、柔らかいというか、アカ(共産党?)系の新劇脚本家という設定でも、柔らかい雰囲気でもOK!か・・・。

カフェ・青猫のマスター役の『きたろう』さん・・・。盲目のマスターをいうシブイ役どころですが、この方の笑いを誘うコミカルさというか、もう少し前面に押し出してもよかったのではないかと思われます。
ストーリーを混乱と笑いに導くための『盲目』という設定ですが、多少、無理がありそうだし・・・。

きたろうさんの衣装は、黒のスーツに濃紺のシャツというのは、何か意味があるのかな・・・と思っていたのですが、劇の最中には、思いつかなくて、帰りの電車の中で、ふと思いついたのですが、青猫・・・ブルーキャットの『ブル』さんと呼ばれているので、それで、濃紺なんだな・・・と・・・気がつくのが遅い!

衣装も、きたろうさんだけいいなと思いましたし、他の方の衣装は、なんか、喜劇ってことを意識したのか、奇抜で美しさがまるでなく、舞台のセットがあれだけ、レトロな雰囲気を醸し出しているのに、残念でした。

なんか、酷評してしまいましたが、第二幕目からは、当時の演劇論とか、雰囲気とかがでていて、ラストに向けて、なかなか面白い展開でしたよ。
理性(八起)と感性(そら)の対立と融合のドラマ・・・とでもいいましょうか・・・。




『青猫物語』

2008-09-07 19:15:02 | Weblog
昨日は、去年、日比谷にオープンした『シアタークリエ』へ、『青猫物語』を観に行って来ました。

湿度が高くて、どんよりと重たい空気。
曇りがちだったので、夕方暗くなるのが、早くなったな・・・と改めて感じました。
先月に続いて、2ヶ月連続の日比谷でしたが、この暑さなので、水分補給をかねて、お茶のペットボトルでも購入しようかと思い、有楽町駅の西口から、劇場までの区間、自販機を、探したのだけれど、JRのガード下に1箇所あっただけで、他に見つけることが出来ませんでした。その1箇所だけあった自動販売機の前には、
『・・・ちょっと怖い???・・・』と思う男性が数人いらして、なかなかどいてくれないので、買うことを断念。
仕方がないので、『日比谷シャンテ』の裏のコンビニ『ampm』で、『壮健美茶』を購入。
・・・で、無事、劇場入り・・・。
初めての劇場なんで、勝手が良くわからない・・・。
どうも、地下にある劇場のようですが・・・階段をひたすら降りる・・・。
帰りに気がついたのですが、エレベータがあった訳です・・・。

『シアタークリエ』は、もと『芸術座』のあったところで、新劇のメッカだったと思いますが、演目に興味が持てず、結局、1回も行かなかった劇場でしたが・・・(先月も書いたかな・・・)。
『シアタークリエ』の内部は、赤を基調とした高級感のある中劇場といったところ・・・。
ボックス席もあって、なかなか居心地のよさそうな空間となっているようです。
東宝・松竹系の劇場って、座席での飲食が許されているようで、他の劇場のように、芸術至上主義と言わんばかりに、座席で、モノ喰ってると、劇場のお姉さんから注意されるってことは、なさそうでした。

今回は、センターの最前列というロケーションでの観劇でしたが、最前列は、前の方の頭で舞台が、二分割されるというストレスは、ないけれど、首が疲れるし、全体が見渡せないというのが欠点ですが、役者さんを間近で観られるというメリットがあります。

更に、ワタクシのお隣と真後ろは、かなり演劇通なお客さんだったみたいで、お隣の方は、若い女性を伴った中年?のオジサンといった感じで、エクセルで作成したらしい、観劇予定のびっしり?(よく見えなかったんだけれど)のA4サイズにプリントした観劇予定表をお連れ様の女性に見せたりして、とても楽しそうでした。
後の方は、幕間にかなり厳しい批評をされていたので(一応、高い観劇料を払ってみている訳で、多少、つまらなくても、第二幕に期待している身にとって、酷評は聞きたく無い訳です)、今回も、開演前、幕間とウォークマンのヴォリュームを上げて、周囲の会話を遮断・・・。
一人観劇というのは、周囲の会話が聴くとも無く聞こえてくるので、出来るだけ、聞かないようにしているのだけれど・・・(歌舞伎座あたりだと、年配の女性なんかが、嫁だの姑だのの愚痴が多いようですが・・・)。
・・・そんな訳で、今回も、ウォークマン大活躍!といったところですが、肝心の感想を書くには、前振りが長すぎてしまいましたので、続きは、また明日。



『アウイナイト』の誘惑・・・。

2008-09-04 19:50:52 | Weblog


本日も、蒸し暑い一日でした・・・。

9月の誕生石は、青いサファイア・・・。

青い石で思い浮かぶのは、もちろんサファイア、トルコ石、ラピスラズリ・・・なんてあたりでしょうか。
青というより、水色の蛍光色・パライバトルマリンとか、ちょっと紫がかったタンザナイト・・・なんてのも最近、主流のようですが・・・。

実は、もうひとつ・・・画像は、アウイナイト。
細くて繊細な金の台座に、これまた小さな小さなアウイナイト一粒。
一見、サファイア風なのですが、これが、引き込まれるような青・・・。

・・・と言う訳で、まぁ・・・衝動買いですわ・・・。

初めて、聞いた宝石の名前・・・アウイナイト。
現在では、ドイツのアイフェル地方でしか産出されないそうです。
あのラピスラズリの成分の一部だそうで、硬度が弱く、研磨できる結晶が少ないってことらしいですが、それにしても、綺麗な青なんですわ。
一見、暗い青に見えたのですが、光の当たり方によっては、蛍光ブルー・・・心惹かれる青なのです。

アウイナイトは、ワタシを誘惑する・・・。
『綺麗でしょう?こんな青って他にない・・・。』

願わくば、もう少し大きな石が欲しいところですが、ワタシの経済では、この位がやっとなんで、この小さな小さなアウイナイトに、しばらくお付合い願おうと思います・・・。

・・・だけど、華奢なんだよね。

因みにこれは、ピンキーリング。小指用です。