鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

香考⑪ラフィーユドゥベルラン:セルジュ・ルタンス

2014-02-24 22:51:25 | Weblog
薄曇り。


そろそろ・・・季節の進み具合に加速度がつく頃だろうか?
風は、真冬だけれど、光は、もう完全に春に衣替えしたようで、赤外線から紫外線を感じる季節。

もう半年近くも、自宅にいて、ほとんど外出しないから、外出時につけるパルファムも、全く減らない。

去年の夏の終わり頃だったか、既に秋になっていたころか・・・このところ、わずか半年前の記憶もさだかではないくらい、のたりのたり・・・とした日々だけれど、その頃、開封したお気に入りの『パ・ドゥ・ソワ(2013年9月21日拙ブログご参照)』もまだ半分以上壜の中に残っている始末。

お勤めでもしていれば、今頃は、たぶん1本使い切る頃で、次は、春っぽい香りの香水が欲しいなぁ・・・と思うところだろうけれど。

一昨年あたりから、絶対に合わないと思っていた『セルジュ・ルタンス』の香調ラインの中に、これは・・・!と思うものを見つけ、蓋をあけ、スプレーの吹き出し口に鼻を近づけ、くんくん・・・している。

嗅覚は、慣れる・・・というか、同じ香りを使い続けていると、麻痺してきて、段々と使用量が増えるという。
定期的に香りを変えるのも、気分転換にもなるし、何より、季節にあった香りと使いたいと日頃から思っている。

・・・なので・・・再び、新しいお気に入りを見つける・・・のが楽しかった。
ただ、今は、お気に入りも、あまり減らないので、1本使い切るまでは・・・と思っている。

・・・思っているが・・・しかし・・・。

これから春に向かっていく中で、柔らかな桜の花をイメージしたものだとか、これまた大好きな薔薇の香りとか・・・いろいろあるのだけれど、去年の秋口、どうしても欲しい香りが、できてしまった。
前述のセルジュ・ルタンスのプロデュースの『ラフィーユドゥベルラン』。

少し暗い赤い色に着色された液体は、ベースが薔薇。
ネーミングの『ラフィーユドゥベルラン』は、ベルリンの少女。
愁いと翳りのあるような秋から冬に向けての香りのような気がする。
購入しようかどうしようか・・・と冬中、思っていたのだけれど、気が付いたら、もう春になってしまっっている・・・。

コレは、今年の秋までおあずけ・・・な香り。

秋か冬か、或いは、真冬。

黒いコートかトレンチコートにとても似合いそうな気がするのだ。

ぼんやりしているうちに、冬も私の前から去ろうとしている・・・。




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