鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

演劇:終わりのない

2019-11-02 23:58:58 | 演劇・映画

冷たい風の吹く・・・それでも、綺麗な秋晴れの土曜日。

 

本日は、相方と世田谷パブリックシアター迄、『終わりのない』を観劇。

観劇なんて、何年ぶりでしょうかね?

 

今、旬の量子物理と人間の潜在意識がテーマの深淵で、少し難解な舞台となりました。

この劇団は、舞台の空間を最大限に生かし、無駄な大道具・小道具などを一切排し、舞台効果には、光源を最大限に生かしたシンプルな空間演出が見事な劇団で、円形の台座の上で、海中、キャンプ場、川の中、宇宙空間、宇宙船、地球外惑星と様々な場面を作り上げていくのは、流石。

AIが、もっとも苦手とする人間の潜在意識の闇とは、極めて相性が悪いようで、人工知能にはわからない・・・潜在意識、アカシックレコード・・・そして、最近、運用が可能だという発表のあった量子コンピュータと、物理・科学のネタが、満載なのは、いつものとおり。

輻輳する数々の事象と時間、空間の謎が、ひとつひとつ解かれて、数々の点と点、線と線が、つながっていく面白さが、今回の『終わりのない』では、少し不完全だったことは否めないような気がします。

先取りしすぎたのかも・・・???

それでも、イキウメの面白さは、健在でした。

プロローグの掴みの部分に、やや退屈さがあり、物語に素直に入っていけない感じもしたのだけれど。

AIを演じる浜田さんの美的なスタイルをみるだけでも価値があると思います。

 

 


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