鼎子堂(Teishi-Do)

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映画:エクソダス 神と王

2015-02-04 05:33:09 | Weblog

立春。
夕暮れが遅くなってきた。
午後5時でも明るい。光は、春に向かって、速度をあげてきているようだ。


一昨日(2日)の週明け、月曜日。映画のレイト・ショー(料金が割引になるらしい)の、『エクソダス 神と王』を見に、相方と市内のシネコンへ。地方紙に『事業継続、断念』の記事が出てしまったために、銀行回りで、社屋にいない社長に変わり、やはり誰もいない事務所で、電話対応に追われ、映画でも見なくちゃ、やっとられん・・・ってことで、私も御相伴して、レイト・ショーへ。

今日のお題。
チャールトン・ヘストンの主演の『十戒』のリメイク版。
旧約聖書のエジプト人の奴隷と化したヘブライ人を神との約束の地・カナンへ連れて行く『出エジプト記(エクソダス・国外大量脱出)』を物語の根幹として、兄弟同様に育ったエジプト王・ラムセスとモーゼを導く神よる、彼の葛藤を描く。

それにつけても・・・。
かの国の神様って、なんで、こんなにも残酷なんでしょうしょうかねぇ・・・。

そもそも、神様ってのは、博愛・・・汝の敵を愛せよ・・・って言うんじゃなかったのかいな?
かの地の神様は、復讐の神なのでしょうかねぇ。

『復讐するは、我にあり。』

王(人)が、神に成り代わって、報復するのは、正しくないことなのかもしれない。神の仕事は神に任せておけ・・・。

『神のものは、神に。ローマ人のものは、ローマ人に・・・』ってのは、新約(聖書)か・・・。いづれにせよ、日本人には、分かりにくい神様なのであろうなぁ・・・。

(ヘブライの)神に導かれたモーゼは、兄弟同様に育った支配者であるエジプト王に、神の御業を見せつける。

ナイル河を鰐の血で染め、アブで、病気を伝染させ、大量発生したカエルを宮殿に侵入させ、大群となったイナゴに食糧を荒らされ、弾丸のように降る雹で、建築物を破壊し、挙句の果てに、エジプト人の子供を皆殺しにする・・・。自分の息子を失ったエジプト王・ラムセスは、神の意思とおり、ヘブライ人の奴隷を追放を決意するが、それを翻して、紅海まで追い詰める。
エジプトの一般市民には、何の罪もないと思うのだけれど。

壮大なスペクタクル叙事詩。それでも、神の思惑どおりではないようだ。
この先・・・千年、二千年と・・・約束の地から追放され、パレスチナ問題として、現在に至る過程をみていると、本当に、神の御業なのかどうか、私には、分からないのである。

モーゼと対話する神は、少年の姿となって、出現する。
何故か、不気味なキャラクターである(・・・何だか、昔流行ったホラー映画のオーメンのダミアンを思い出した・・・全然ベツモノであるけれど)。

総勢6000名近いエキストラの1日の弁当代が、500円?としても、1日だけでも…と妙な計算を始める相方。

どうぞ、世界が平安でありますように・・・。





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