鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

アルフォンス・ミュシャ 魂と装飾の芸術

2024-06-06 22:13:50 | Weblog

曇りがちで、少し蒸し暑い。

先週、給電不具合で、調子の悪かったパソコンが、一時的に復旧した後、完全にネットワークに繋がらず。LANケーブルのイーサネットにも反応せず。

という箏で、現在、Excel、Wordなと、ネットワークを介さないソフトのみが、つかえる状態。

6年半、不調を繰り返しながらも、騙し騙し使ってきたけれど、給電不具合が、トドメを刺した感じ。

iPhoneからの更新。

 

先週末に、訪れる予定だった美術館へ。

先週、相方は、栃木県立美術館と栃木市立美術館を間違えた。

私が行きたかったのは、栃木市にある市立美術館のアルフォンス・ミュシャの展覧会。

6月9日迄なので、ソロ活。

平日午前中なのに、駐車場の9割は、塞がっていた。

アルフォンス・ミュシャとえば、東欧の画家で、アール・ヌーボーの装飾的な曲線と植物をモチーフに、幻想的で美しい画風で、演劇のポスター、香水瓶、紅茶缶やビスケットなどのお菓子の缶、ポストカードなど、生活の中に溶け込む美しい装飾品が、特徴。

今回、見たかったのは、当時、一世を風靡した女優サラ・ベルナールの男装姿のポスター『ロレンザッチョ』。本邦では、過去に、若き日の堤真一が演じていたけれど。

晩年は、身体障害者となり、不遇だったサラ・ベルナールの美しい姿絵が、時を超えて、日本の小さな街の美術館で公開されるなんて、サラもミュシャも、想像もしていなかかっただろうし、私自身、ここで会えるなんて思いもしなかった。

 

美しいミュシャの作品を後に、ミュージアムショップを覗くと、店員さんの会話が聞こえた。

『ミュシャ展中は、平日が週末状態で、週末の混雑は、半端ないです。』

誰が見ても美しいし、懐古的、ノスタルジー、ミュシャを知らなくても、一度は何処かで、みたことのある作品。

商業美術のデザイナー、イラストレーターという分野を確立した世紀末の装飾美術の世界を堪能。