鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

CINEMA(シネマ)

2022-06-01 15:55:25 | Weblog

くもりがち。

 

水無月の始まり・・・。

5月が、もう随分と遠い過去のように感じられて・・・。

 

私の現在の居住地は、県で、二番目か三番目に人口が多いけれど、映画館は、子供の頃から、存続している映画館が、駅前の商業ビルと市内西北部の商業施設に小さ目なシネマコンプレックスの2館のみ(私の知る限りでは)で、東京都内の名画座(←今はどうなんだろう???)のように、昔の映画を上映してくれる施設は・・・ない。

なので、気軽に映画をみる・・・という環境になくて、過去の映画を見るのは、専ら、テレビの映画放映に頼るしかなかった。

それでも、なかなか見たい映画に遭遇できなくて(それは、テレビが、過去に1家に一台しかなくて、私には、チャンネル選択権がなかった)、ずっと見たかった映画が、最近では、県央のシネマコンプレックスで、『午前十時の映画祭』という午前中に料金が少し割安で、過去の映画が見られる・・・というプログラムがあることを知った。

・・・たぶん、先週とか、今週は、ジェームス・ディーンの特集が組まれていたと思うけれど、彼の代表作・エデンの東は、つい最近上映していたけれど、見逃してしまっていた。

上映していても、見られない・・・ってコトもあって、映画にも、相性というか・・・そんなものがあるのかもしれないな・・・などと思ったり。

もう数か月くらい前になるのか・・・『イングリシュ・ペイシェント』を見たけれど、コレは、恋愛映画の傑作・・・というコトだったけれど、私には、合わなかったし、時間を無駄にした感がありで・・・。

世間の評価とは、かなり乖離しているけれど・・・。

 

公開より少し後になって、もうどの映画館でも上映していなくて、数十年とかにリバイバル上映される映画で、『ベニスに死す』も、去年だったか、一昨年だったか・・・映画館で、見た。

ストーリーなんかどうでもいい映画で、100年にひとりの美少年・ヴィヨルン・アンドレセンとベニスの美しい風景だけ見ていれば、ソレでいい・・・(たぶん、本当は違うんだろうけれど・・・)映画で、これは、コレで、こういうのも有りか・・・と思ったりした。

私は、どっちかっていうと、ストーリーを追いたがるタイプのようで、相方などは、ひたすら、映像にこだわるから、前後のストーリーなんかは、どうでもいいらしい。

昨日見た『トップガン・マーヴェリック』でも、前作よりも空中戦の映像が3倍くらい多いとか、F18戦闘機のフォルムがスゴイとか・・・いっていたけれども、私は、戦闘機なんざ、白と黒の違いくらいしかわからないし、見慣れた?F14とかのほうが、飛行機っぽくて優雅な感じがする・・・なんてコトを言ったら、だた、憐れみの笑みを浮かべるだけだった。

映画なんて、支配者層が、下僕を洗脳させるために編み出した娯楽に過ぎないのに・・・と最近、そう思うようになってきたけれど、やはり、平日の・・・遅い午前中から、夕刻にみる映画は、なんだか、特別な気がする・・・。

但し、私は、神経的におかしいところがあって、映画館で、映画をみるのは楽しいけれど、ふと、家の鍵は、かけてきたっけ?、電気は、ガスの元栓は、部屋の鍵は・・・と気になりだして、純粋に楽しめないコトの方が多い。

つまらぬ病の持ち主で、やはり、こういうひとは、自宅のテレビ放映の映画を録画して、ちょいちょい中断しながら、見る方が適している(ような気がするし、テレビなら、映画料金不要だからな・・・)

 

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