鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

母の遺した薬

2022-06-11 21:01:29 | 健康・病気

曇り時々雨。

 

今週の初め頃から、また逆流性食道炎っぽい感じ。

空腹感は、あるのに、食後、胃酸が逆流してくる。

 

生前の母が、

『胃の調子が良くなると、腸が悪いし、腸が良くなると、胃が痛くなる。』

と言っていて、毎日、毎日、よくもまあ、不調を見つけてくるよなぁ・・・と思ったり、そのことを口にしたりしていたけれど、私自身が、母の年齢に近くなってくると、同じ症状だったりして、やはり母娘なのだ・・・と改めて認識したりした。

・・・ということは、この先、母の症状を追体験することになるのか・・・と思うと恐ろしい・・・。

それくらい、毎日、何処かしかの不調を訴えていて、年に数回あるかないかの絶好調の日を、維持したいがため、涙ぐましい努力?(・・・というか、無駄な心配とか、様々な薬の服用とか、挙句の果てには、野草を作り始めるとか)をしていた母であった。

絶好調の日が続いてくれると、手がかからなくて、私もラクだった。

精神的にも体力的にも。

 

母の遺した胃腸薬・エスマーゲンの最後の1箱を開封。

これが、母からの最期の胃薬。

母が亡くなって、1年3か月。

生前に買ってもらった消耗品(日用品)などももう底を尽きそう。

 

母が、だんだん遠くなる・・・。

 

去年は、処分できなかった母の遺した様々なもの・・・少しづつ、処分していく・・・。

亡くなった直後は、捨てきれなかったものを少しづつ・・・。

 

あれも捨てよう

これも捨てよう

 

八木重吉の詩を思い出しながら・・・

 

いえいえ、重吉さんは、

 

空のようにきれいになるものなら

花のようにしずかになれるものなら

値なきものとして 

これも捨てよう

あれも捨てよう

 

断捨離の詩ではありません(・・・なんてコトは、この拙ブログ内で、既出済ですが・・・。この詩好きです)。

 

さて、さて、最後のエスマーゲン。

大事の服用しよう。