鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『カエサル』②~美しいオクタヴィアヌス・・・もっともっと観ていたかった・・・!!!

2010-10-25 21:03:40 | Weblog
曇り。弱い雨。


昨日の続き。

今年の4月青山劇場で上演された『戯伝写楽』に喜多川歌麿役で出演されていた小西遼生さんに、一目惚れ?しまして、今回、ローマ帝国初代皇帝・アウグストゥス(オクタヴィアヌス)を演じられるということで、チケットを購入。

17歳の神経質でひ弱なオクタヴィアヌスと14年後、皇帝となったアウグストゥスを見事に演じ分けていらっしゃいました。
17歳の時は、初々しく、皇帝となってからは、神々しく・・・。
特に、皇帝のロイヤルブルーのお衣装が美しい・・・。
この方は、きっと、何でもお似合いでしょう。
ほんとうに、姿が美しい。

しかし・・・しかし・・・出番が、少ない・・・ものすごく・・・少ない!
セリフが10分あるかないか・・・そんなもんだった・・・。
あの綺麗なお姿を、もっともっと観ていたかった・・・!!!


ブルータス役の小澤征悦さんは、大河ドラマ『篤姫』で、西郷隆盛役で出演されていた方だったと記憶しておりますが、演技力のある役者さんですね・・・。
舞台上演期間も終盤を迎えていたせいか、声が枯れていたようでした。
セリフ多いしな・・・。
千秋楽まで頑張って下さい。

あまりインパクトがなかったクレオパトラ役の小島聖さん。
どうなんだろう・・・クレオパトラは、クレオパトラの物語だったら、違っていたのかもしれないけれど。
この方の衣装もブルー系で、綺麗だったな・・・。

奴隷で、ブルータスを慕うアリス役は、水野美紀さん。
元気者で、ひた向きなアリスを好演。
奴隷という役柄上か、わりと、ヘンなメイクだった。
綺麗な奴隷ってことで、もっと、綺麗なメイクにしてあげればよかったのに。モトが綺麗な女優さんなんだからさ・・・。

キケロ役の渡辺いっけいさんは、芸達者で、哲学者キケロの属っぽさを余すところなく発揮。
このひとは、こういった役がとてもお上手ですね。


・・・ということで、先月の『イリアス』に続き、地中海周辺の紀元前の物語2ヶ月続いたのも、何かの因縁なんでしょうかねぇ・・・???