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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画:死神遣いの事件帖~傀儡夜曲

2020-06-16 23:55:57 | 演劇・映画

真夏日。昼頃から、雷雨。

 

本日は、県央・シネマコンプレックス迄、相方と映画。

例の流行病(はやりやまい)で、営業自粛の映画館も、各スクリーンの座席を半分以下にして、営業を開始して、1か月くらいになるのかも・・・(都内は、最近でしたかね?自粛解除)。

そろそろ映画も解禁か?

3月から6月初旬迄に封切り予定の作品も、公開が、遅れて、一体いつになるのやら?

・・・てな訳で、先週封切りの『死神遣いの事件帖~傀儡夜曲』を鑑賞。

やっぱ。映画は、日常を忘れるね。

私は、こういうSF系というか、伝奇系というか、そういう作品が好きなんでして。

時折、設定に甘いところがあるものの、主人公の死神遣いは、すっきりした草食系(←コレは死語なんですかね)男子で、衣装も美しく、映像も綺麗。

佳き哉、佳き哉と思いながら、平日の午前中を映画で、楽しんだ訳で。

この作品は、7月に、(たぶん?違うパターンの続編になるのかな?)舞台上演もあるようです。ライヴビューイングやってくれないかな?と思う次第。

 

さて。この疫病騒ぎで、映画館の座席も、お隣とは、2席開けて座るようになっていて、相方とも、離れての鑑賞と相成りました。

果たして・・・。こういう対策で、ヴァイラスやバクテリアなんかを、阻止できるのかどうかは、疑問で、もともと、あの三密だか、壇蜜だかしらないけれど、アレなんて、大して効果は、無いような気もするんだけどね。

 

映画が引けて、県庁近くの珈琲とパンケーキが売り物のファミレスとしては、ちょっとお高めのお店でランチ。

上映終了が、12時半近かったので、予約なしで行けるMの森コーヒーへ。

13時少し前来店。駐車場は、満車。殆どが、ランチの女性客。密集で、密接で、やや密閉気味・・・。従業員さんも、忙しそう・・・。

ソーシャル・ディスタンスは、いづこへ???といった状態。

 

まあ、周囲に、例の疫病に罹ったひとは・・・まだ見ていないし、聞いてもいなんだけどね・・・。

 


ライブビューイング:劇団☆新感線・偽義経冥界歌

2020-03-19 23:54:56 | 演劇・映画

春を通り越して、風は、もう初夏・・・のような陽気のなか、新型肺炎コロナ・ヴァイラスに脅えながらも・・・劇団☆新感線・偽義経冥界歌のライブビューイングを観劇(スクリーンだから鑑賞かも)に。

 

疫病の発生で、歌舞音曲、スポーツ、集会・・・およそヒトの集まるトコロには、極力近寄らず、不急不要の外出は控え・・・なんてことで、早2か月が過ぎ・・・劇場は閉鎖され、公演は、中止され、映画館は、細々?の営業の世の中。

久々に、『新型コロナ』を忘れた3時間。

鎌倉幕府設立あたり・・・は、よく時代劇(某・国営放送NHKあたりの大河ドラマ)になったりするものの・・・同時代、源義経を匿うことになった奥州・藤原家を下敷きにした奥華家が、メインとなって、物語は始まります。

同時代では、平氏源氏朝廷あたりが、やはり、メジャーなところ。奥州平泉(劇中では、奥華の国)が、舞台になる作品は、そう多くないでしょう。

上演劇団の新感線が、この時代をテーマにするのは、『鉈切丸』が、記憶に新しいところです。

 

史実をベースに、脚色された世界が、構築されていくのは、いつものパターン。

時折、相当な矛盾を孕みながらも、3時間よくもまあ、観客(私)を、飽きさせることもなく、中に引き込んでくれました。

 

御多分にもれず、この作品も、新型肺炎コロナヴァイラスによって、公演中止を余儀なくされ、本日、休演明けとなりました。

 

閉塞感の半端ない現状の中での再開は、どんなものかは、わかりませんが、とにかく、一時的でも、『コロナ』を忘れることができたのは、やはり歌舞音曲のもつ、偉大なチカラなのかもしれません。

 

・・・もっとも・・・。この映画館のお隣のショッピング・センターの店員さんが、県内2例目の感染者なんですけどね・・・。

 

 


ひとり観劇(或いは、映画)&3月の始まり・・・。

2020-03-01 22:35:47 | 演劇・映画

最高気温17℃・・・4月上旬の気温。

紙製品の不足。

マスクは、元より、エタノール(消毒液)、トイレットペーパー、キッチンタオルは、小売店から姿を消し、使い捨て手袋・・・などは、購入個数制限。

政府は、トイレットペーパーは、潤沢にある・・・と言っていたけれど、潤沢???ナニそれ???だって、小売店に、1個も残ってないよ?嘘つき。

政府の言うことなんて、信じていたら、バカをみる・・・。

潤沢ってのは、いつでも、入手できるってことだろうが???

使い捨てできる紙製品(紙おむつ、生理用品)などの棚も、空間が目立つ。

買い置きがなくなって、今すぐ必要なひとは、どうすればいいんだろう?トイレットペーパー。

 

感染拡大???おかしい哉????コレ迄のインフルエンザとか・・・の疫病の指標とは、まるで違うのだろうか。

やっぱ・・・生物化学兵器だったんだね???と疑いたくなる。

だから、学校は休みなんだね。明日から。

安心&安全は、もう神話の3月の始まり・・・。

 

2週連続のひとり映画。

歌舞伎舞台の映像化だから、多少、観劇。

前回は、上映前に、自作したサンドイッチを食してから、観劇したのだけれど、終演が、22時過ぎだったので、おナカが空いてしまったので、今回は、おにぎり2個、前日に作り置きしておいた鮭の南蛮漬け、玉子焼きなどを、タッパーに詰めて、持参。

御茶も、緑茶は変色するので、焙じ茶を用意し、映画館前の駐車場に車を留め置き、その中で、夕食。

あまりひとに接触しない方がいいだろう。インフルエンザ、ノロなども心配だし。

 

上映開始迄、少し時間があったので、映画館隣接のショッピングモールのスーパーで、野菜など購入。

金曜日の夕方・・・6時少し前だというのに、ショッピングモールのスーパーは、あまり人がおらず。

大丈夫なんだろうか・・・?と思えるくらい、閑散としていた・・・そして、日用品・・・の紙製品・・・すなわち、トイレットペーパー、ティッシュペーパー売場の棚は、伽藍堂で、商品が皆無。

 

さもありなん。

野菜類を購入し、車に戻り、上映時間開始10分前に、映画館入り。

インターネットで、前売りを購入し、座席指定もしてあるから、発券。

新作歌舞伎・風の谷のナウシカ・後編の初日。

 

料金、前売り4000円、当日券4300円だから、普通の映画の2~3倍の価格・・・にも関わらず、お客さんは、まずまずの入りだった。

客層も様々だけれど、チケット代4000円で、このディレイビューイングを鑑賞しようというひとは、どんなひとなんだろう。

宮崎駿のアニメ・ファン、歌舞伎ファン・・・と言ったところが、客層か・・・流石に、若い(と思われる)ひとは、居なかったようだ。

 

上映終了後、足の具合が、悪い老女と、そして同じくらいの年齢と思しき女性が、手をつないで、ゆっくりと映画館を出て行った。

どうみても・・・70歳代後半以上の年齢かと思われる。

後半の上映だから、たぶん、前半もみているハズだと思う。

楽しい時間を過ごしていたのなら、私は、嬉しい。

 

きっと、また観にこようね・・・とか、楽しみにされているといいなと思う。

可愛らしいおばあさん達だった。

 

 

 

 


ディレイビューイング:新作歌舞伎 風の谷のナウシカ・後編

2020-02-29 23:56:36 | 演劇・映画

閏年・2月29日。4年に一度の『29日』

 

昨日(2月28日)は、夕刻より、隣市シネマコンプレックス迄、ディレイビューイング:新作歌舞伎 風の谷のナウシカ・後編を鑑賞に。

アニメ映画の『風の谷のナウシカ』のその後の物語。

後半は、歌舞、音曲の総出演。

義太夫、常磐津、清元(区別がつかないのだけれど、三味線、笛、鼓など、雛壇で演奏するアレです)。

尾上菊之助演じるナウシカが、歌舞伎舞で、物語を音曲で、繋いでいくあたり・・・ああ、コレは、やっぱり、歌舞伎なんだなぁ・・・と。

『鳴神』から出てきたような坂東巳之助演じるミラルパ皇弟、巨神兵の尾上右近の赤獅子、中村歌昇の白獅子の連獅子舞。

終幕にかけて舞台も盛り上がり。

後半の狂言回しは、トルメキア帝国ヴ王の宮廷道化役・中村種之助。一種異形のつなぎ役。身の軽さ、コミカルさ、シニカルさを混ぜ合わせたような道化ぶりが、目を引いた。派手な衣装、奇抜なメイクもかの世界と違和感もなく。

舞踊と謡で、進行していく展開になると物語は、少し難解でもあった。

森の人セルム、箱庭の主と美しいヴィジュアルの登場人物の不意の登場で、このヒト誰?的な・・・。

やはり、原作読まないと・・・理解が、追いついていかないところもあるにはあったが・・・歌舞伎なんて、殆ど意味分からず・・・なところもあっても、音曲と衣装、雰囲気だけでも充分楽しめる(と思う)。

 

前後編を通して、久石譲の音楽を、琴、三味線、笛などの和楽器の音色が、舞台を際立たせている。全く違和感がなく、『ナウシカ』の世界観を美しく構築する柱のひとつとなっていた。

 

『風の谷のナウシカ』を歌舞伎で・・・って、どうやるのだろう・・・と思ったのだけれど、前後編6時間を飽きさせることなく、楽しませる演出は、流石に、今勢いのある演出家G2ならでは。

 

小劇場から、歌舞伎の演出は、野田秀樹をはじめ、宮藤官九郎、横内謙介、前川知大などが手掛けているが、伝統と斬新さの融合が、難しいようで、傑作、駄作と評価が分かれるところだけれど。

ジャンジャンやって、そして、映画館で、中継してください・・・と切に願う・・・(手許不如意なので、観劇に行けないし・・・)。

 


映画:1917 命をかけた伝令

2020-02-23 14:23:51 | 演劇・映画

強風。

 

昨日(2月22日)は、お昼過ぎより、相方と隣市シネコンへ、『1917 命かけた伝令』を鑑賞。

第一次世界大戦中、膠着するドイツ軍との戦いの中、退却の伝令を伝えるイギリスの青年兵2人。

戦車、機関銃など武器の進化により、塹壕戦を余儀なくされた第一次世界大戦。

ドイツ軍、イギリス軍ともに、ヨーロッパ大陸ベルギー・フランス・ドイツの国境付近に延べ700キロメートルにも及ぶ塹壕を掘り進んだ・・・という。

塹壕は、機関銃などから身を守るための堀なのだけれど、なんとなく知っていたくらいで、映画でみて、びっくりした・・・。

雨が降ればぬかるみ、衛生状態は、極限。結核、チフスなどの蔓延で、命を落とす兵士も多かったと聞く。

そんな塹壕を駆け抜け、戦友は、命を落とし、単身、ドイツ軍が、占拠した街を抜け、イギリス部隊の駐屯地へ、走る走る走る・・・。

 

誰もが、半年で終わると思っていた第一次世界大戦。

それが、1年過ぎ、2年過ぎ、3年経っても、一向に終わらない戦争。

英国の戦費は、一年間で、国家予算の6倍となり、戦費回収のため、ドイツ軍には、負けられないアメリカの参戦で、カタがついた。

 

因みに、ここ数年、秋口、春先などに流行したトレンチコートは、第一次世界大戦の塹壕(トレンチ)が、発祥だとか?

雨や泥をから身を守る撥水性の素材に、軍用の銃器の身に着けるための肩のベルトやポケット。

・・・でもなあ、あの泥だらけの塹壕では、折角のトレンチコートも・・・。

 

英国二大俳優、コリン・ファース、ベネティクト・カンバーバッチも、ほんの数分の出演があった。

 

それにつけても・・・。

今年のアカデミー賞は、なんとも・・・。いや・・・今年もか・・・。

英国映画は、見向きもされず、キムチ映画が、受賞とはなぁ・・・。

 

全編ワンカット撮影の迫力。

欧州に咲く桜の花、川面を流れる白い花びらの乱舞、草原に咲く黄色い野の花(きんぽうげ?或いはポピーか???)の美しさ。

戦場にも花は咲く。

 

 


ディレイビューイング:新作歌舞伎・風の谷のナウシカ・前編

2020-02-21 23:33:34 | 演劇・映画

昨日(2月20日)は、夕刻より、隣市シネ・コンにて、ディレイビューイング・風の谷のナウシカ(前編)を鑑賞。

昨年末、新橋演舞場にて、上演された新作歌舞伎・風の谷のナウシカを、映画館で、上映。

『風の谷のナウシカ』は、言わずと知れた宮崎駿の代表作で、1984年頃、アニメーション映画で公開さた不朽の名作。

この映画版は、物語の一部で、今回の新作歌舞伎では、第一幕に相当するようで、ストーリーに多少の変更はあったものの、二幕では、トルメキアとドルクの列強、(たぶんこの物語の)主役であろうトルメキアの皇女・クシャナの物語が展開されていく。

ナウシカの優しい性格を、尾上菊之助が、控えめに演じた・・・というより、クシャナ役の中村七之助の力量が上回ったような気がする。

ナウシカの物語より、クシャナの物語が見たいと思ってしまう。

それ程、七之助のクシャナには、高貴さと力強さがあった。

アニメ映画のクシャナの印象的なセリフがある。

『我夫となるものは、更におぞましきものをみるだろう。』

歌舞伎では、『おぞましきもの』は、外見上では、みうけられなかったけれど、後半どうなるのだろうか???

 

そして、ミラルバ役の坂東巳之助のあの存在感。

高貴なるもの、此の世のもの区別する藍の隈取で、重厚な幽玄ささえ感じさせる。場の空気を凍り付かせるようなその圧倒的な佇まい。

巳之助と言えば、スーパー歌舞伎Ⅱ・ワンピースで、独り勝ちしたボン・クレー役が印象に残っているけれど、あれは、序章にすぎなかったようだ。若干30歳の若者の持つ雰囲気ではないドルクの神聖皇帝役は、老練な役者のようでもあり、その美しさは、観るものを圧巻する。

鬼神の役がよくにあう。

今一番旬なのではないだろうか。

・・・という訳で、少し影が、薄くなってしまった菊之助だけれど・・・。

ディレイビューイングならではのアップの画像などをみると、横顔などは、ご母堂の藤純子そっくり・・・で。

かつて一世を風靡した緋牡丹のお龍。

 

ディレイビューイングは・・・やはり10代の少女・ナウシカを、おっさんの歌舞伎役者が演じている・・・という感じが、顕著に現れる・・・ということだろうか?

七之助演じるクシャナとて、物語では、ハタチそこそこか、或いは、まだ10代かも知れず・・・ソコは、アニメ映画と比較するのは、野暮というものだろう。

やはり、歌舞伎は、劇場で、遠目から見るもの・・・なのかもしれぬ・・・が、現状では、手許不如意。

一等席1万5千円だか、1万8千円だかで、前後編で、3万数千円。

往復交通費、食事代など含めれば、軽く5万円は、ふっ飛ぶ世界。

 

ディレイビューイングを催行してくれて有難いことよ。

 

来週から、後編の上映が始まるので、前売り買っておかねばな・・・。

 

 


ライブビューイング:舞台・鬼滅の刃

2020-02-03 13:35:35 | 演劇・映画

風もなく、3月上旬並みの気温の穏やかな節分。

午前中、オナガ、シジュウカラ、アカゲラを、居室裏の雑木林の中で、姿見。

 

昨日(2日)、夕刻より、相方と舞台・ライブビューイング『鬼滅の刃』を鑑賞。

2つのスクリーンが、ほぼ満席のようで、殆どが、女性客。

2日が、千秋楽で、劇場からのライヴ中継を、映画館の大スクリーンで、見られる贅沢さ。

遠くの劇場迄、出向く必要もないので、交通費もほぼかからず、通常の映画料金の約2倍程の料金で鑑賞出来(コレが、演劇上演劇場なら、映画の通常料金の5倍くらいだろうし)、映画館の椅子は、演劇劇場の椅子と違って、広いし、脚も伸ばせる?し。

主催者側は、演劇の他にも、興行収入が上がるし、映画館などのスクリーン提供者にも余得があり、集客できるし、まさに、買い手よし、売り手よし、世間よし???のシステムでしょう。

 

物語の進行は、原作(・・・というか、テレビアニメでしか見ていないけれど、テレビアニメに忠実)通りで、ストーリーの変更などもなく、雰囲気もそのままで、良く練れた舞台でした。

役者さん達は、全く存じ上げない方々だけれど、漫画のキャラクターにも忠実(・・・というか、漫画よりは、年齢層が、高くなるのは、仕方が無いですが、ちょっと育ちすぎ?かも)で、衣装なども、忠実に再現されておりました。

特に、鬼舞辻無残、矢琶羽、響凱、兪史郎、亥之助などは、漫画の中から抜け出たような・・・。

コレだけ再現してくれれば、言うことなし。

漫画原作の舞台化というのは、原作キャラクターと役者のビジュアルのギャップを如何に僅差迄、縮めるか・・・が、勝負なんでしょうし、逆に全く違ったキャラクターを役者の演技力で、役を作れるか・・・を問われるところでしょうか?余程、演技力がないと無理ですが・・・(可能なのは、北島マヤか、月影先生くらい?)

コレ程、人口に膾炙した作品なので、キャラクターに近いヴィジュアルで、役を決める方が、間違いないかも???その方が、一般受けしますしね。完全にキャラクターが出来上がっている作品に関しては。

そんなこんなで、休憩時間15分を含め、約3時間、楽しむことができました。

 

テレビアニメでは、那田蜘蛛山の鬼退治に成功し、無限列車編迄、放送されましたが、舞台では、那田蜘蛛山に向かうところで、終幕。

2時間半で、よくここぞまで、再現したと思います。

 


映画:ダウントン・アビー

2020-01-15 23:52:23 | 演劇・映画

雨のちくもり。

予想最高気温12度ということだったけれど、10度に届かず・・・。

 

本日は、午前中、映画『ダウントン・アビー』を鑑賞。

テレビドラマの映画化だそうで、かなり複雑な人間関係が、アタマの中で、把握出来ず・・・。

同じような顔、タイプの俳優が、同じような役をやっているので、見分けるのが難しく・・・。

それでも、英国貴族の雰囲気は、たっぷり。

ティータイムの陶磁器、20世紀初頭の衣装、宝飾品、調度品・・・随分とおカネのかかった映画で、ソレだけ見ても面白いかも?

イギリスのジョージ5世とメアリー王妃が、ダウントン・アビーへの来訪が決定。

様々な問題が、巻き起こる・・・。

まあ、ソレだけって言えばソレだけなんだろうなぁ・・・。

 

英国映画は、古くは、『モーリス』、『眺めのいい部屋』、『アナザー・カントリー』などを思い出し、その同じような時代背景、あの雰囲気・・・を、踏襲したような『ダウントン・アビー』。

貴族社会を描く映画は、このセピア色を帯びたような映像が必要なのは、あまり変わっていないようで、登場人物相関図が、混乱しても、俳優の顔の区別がつかなくても・・・ソレは、ソレでいいのであろう・・・(と思う)。

イタリアのルキノ・ヴィスコンティの描く貴族映画と違うのは、英国という(一応)島国と、イタリア(或いはフランス、北欧)といった大陸(コンチネンタル)風の違いなのか、そうではないのかは・・・定かではないけれど、明らかに、英国貴族は、違っているように思う・・・その一因は、やはり、ホモセクシャルを描くことなのかもしれない・・・つい最近(っていつ頃だ?少なくとも、20世紀中盤頃迄か?)頃迄は、帆もセクシャルは、英国では、重罪だったから、その辺の歪が、かのヨーロッパ大陸とは、ちょっと違う?のかもしれないし・・・?

まあ、そんなこんなで、幾分、分かりにくさ(というか、理解力の足りなさ)のある映画だったけれど(ドラマを見ていれば違うのだろうケド・・・)、音楽は、よかったし、映像も綺麗だったし・・・。

 


映画:カツベン!

2019-12-21 22:07:18 | 演劇・映画

今年の冬は、例年とちょっと違うような気がする・・・。

寒いことは寒いのだけれど、最低気温が、氷点下を割ることがないから、寒さについては、そう寒い・・・という訳でもなさそうなんだけれど、あまり晴れない。曇りがちで、小雨などパラついて、寒い・・・。

寒さの質が違うのだけれど、やはり、寒いと言えば、寒い・・・なんだか、ヘンな冬の始まり。

 

本日は、朝から、相方と隣市シネコンで、映画『カツベン!』を鑑賞。

 

映画『カツベン!』予告

 

土曜日だけれど、午前9時前の上映だったので、それ程の混雑もなく・・・。

今から、百年程昔。

映画にまだ音声が無かったころの映画に携わるひとたちのコメディ。

活弁士という職業が、花形だった頃。

大正時代のレトロモダンな雰囲気のある映画に仕上がった。

主役の成田凌の活弁シーンが、なかなかな見もの。ドタバタ喜劇の幕が開く!

脇を支える竹中直人、渡辺えり、小日向文世。徳井優、田口正浩、正名僕蔵。

監督は、『Shall we dance?』の周防正行。

 



演劇:劇団朱雀 復活公演

2019-12-11 23:23:23 | 演劇・映画

本日は、師走とは、思えない暖かさになると言う予報でしたが(それ程、暖かい訳でもなかったようだし、それでも、寒さがかなり弛みました)が、朝から、相方と新宿・紀伊國屋サザンシアター迄、『劇団朱雀 復活公演』を観劇に。

座長の早乙女太一率いる劇団朱雀は、数年間、活動を停止していたようですが、今年復活。

大衆演劇というジャンルのようですが、歌謡?舞踊と剣劇という構成で、昭和テイスト満載の中、ハードロックもバリバリという・・・。

 

早乙女太一は、劇団☆新感線の客演などもこなしており、そのビジュアル、舞踊、殺陣など、人目を引く華がある役者さんだということは、御周知のとおり。

平日のマチネでも、コレだけ観客を呼べるのは、このひとの力量なのだろうと思います。

大衆演劇というと、旅役者・・・日本国中、旅から旅へ・・・その中には、芸術至上主義の所謂・・・『演劇』と呼ばれるものとは、一線を画すようです。

娯楽と芸術その違いかもしれませんが、某・新国立劇場などの・・・スカした・・・面白くない舞台とほぼ、同額の料金ならば、ワタシは、娯楽を選びますね・・・たぶん・・・(別に、新国立劇場の上演目にケチをつける気は、サラサラないのですが、あの劇場の上から目線というか・・・本当の芸術は、つまらないんですよ!と言わんばかりの・・・理解できず、つまらない2時間の高額チケットには、脱力さえ感じましたね・・・最近というか、ココ暫くは、全く訪れていないけれど・・・大体、初台という場所も場所で、新宿駅から、(たぶん)徒歩でも行けるのでしょうが、とにかく私の居住地からは、行きづらく不便な場所ですし・・・)。

まあ、そんなこんなで、手許不如意の中、今年は、3回も観劇できましたこと・・・ラッキー!でございました。

今年最後の観劇で、やはり、劇場は、よいものですね。