雨の蒜山大山スカイライン 平成２２年１０月３１日（日）

小雨に煙る大山鏡ヶ成

どうも、知らず知らずのうち週末に行事が入って来て、今年の紅葉のベストシーズンには、見に行けないかもと、少し危惧を抱きながら県内の紅葉の名所をネットで検索していました。そうすると、蒜山の三木ヶ原と、県立森林公園が見ごろとありました。県北の今日の天気は、曇り、午後より一時雨となっていましたが、天気は天気、蒜山・大山スカイラインを久しぶりにドライブしてみるかと、出かけてみることにしました。
笠岡ICから高速道路に乗ると、しばらくして電光掲示板に、「総社～賀陽間７キロ渋滞」の表示。あれ、今日に限って何たることと、引き返そうかと思いましたが、すでに倉敷近く。仕方なく進むと、表示どおり賀陽付近はしっかり渋滞していました。ここで４０分間のロス。渋滞の原因は、道路の舗装工事中のためでしたが、週末だけは勘弁してもらいたいと思いました。そうこうしているとおまけに小雨も降ってきてなにやら暗雲が。蒜山ICで降りると、まず道の駅「風の家」で恒例の蒜山大根を２本購入（１本＝１５０円）し、話のネタにと先日のB級グルメで準優勝した「ひるぜん焼きそば」を食べ少々休憩の後、蒜山・大山スカイラインに出発です。
県境の鬼面台展望台で最初の撮影をしましたが、大山はすっぽり霧の中、まったく何も見えません。そして次の撮影場所は、大山・鏡ヶ成。ここでも遠くの山並みはすっぽりガスに包まれ、紅葉は近くの山裾しか見ることができませんでしたが、霧に煙る広い芝生と中央部分の常緑の針葉樹、休暇村「奥大山」の洋風の建物が何とも西洋的でロマンチック。実はこの場所、私のお気に入りなのです。
ここでのもう一つの楽しみがマツムシソウの撮影です。可憐な淡い紫の花はどこかいとおしく感じます。そして次の目的地が、大山の一番の撮影スポット鍵掛峠です。しかし着いてみると案の定、こちらもすっぽりとガスに覆われ、大山はまったく見えません。雰囲気だけ味わい大山寺方面に向かいました。実は本日の一番のお目当ては、スカイライン沿いのブナ林です。うっそうとした中に、ところどころに陽が差し込み、被写体としても最高です。傘をさしながら撮影している人もいました。何枚か撮影し、そのまま進むと、霧に覆われまったく視界が利かなくなりました。恐る恐る溝口IC方面に降りてゆくと、なんとか霧も晴れてきました。惨憺たる一日でした。ま、こういう日もありますね。

コンビニ・気持ちのやさしいお店

先日の早朝、高速バスに乗るため、田園地帯を通り抜ける県道を笠岡方面に向けて走っていました。ふと朝食用におむすびでも買おうかと思いつき、たまたまあったコンビニに駐車しましたが、何となく違和感が？？
よく見てみると、お店の軒先に枯れ草が巻きつき、まるで使い古しの電気ストーブのような、ごみっぽい電気器具がありました。名前はわかりませんが、おそらく光で虫を誘引する補虫器なのだと思います。
　お店は、とてもきれいなので余計に目立つ感じがします。どうしてきれいに掃除しないのだろうと、近くに寄ってみると、なんとその中に鳥の巣があるではありませんか！そしてそのまわりには５．６羽のかわいい鳥が！　一見、スズメのようでしたが、詳しくないのでわかりません。
　近くによってもまったく逃げようとせず知らん顔。安心しきった様子です。
　これでは、撤去できませんね。鳥がいなくなったら片付けようかというおおらかな店主の気持ちなのでしょう。朝から、少しほのぼのとした気持ちになりました。