未熟なカメラマン さてものひとりごと

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芦ノ湖も寒かった

2012-03-14 20:57:27 | 観光名所

駒ヶ岳ロープウエーは、箱根園から1327mの駒ヶ岳頂上まで7分で結ぶ


頂上はマイナス4度、唯一の被写体は樹氷

富士市岩本山公園を出発し、次の目的地芦ノ湖に向かいます。富士ICから東名高速道路に乗って沼津ICで降り国道1号線を北上します。箱根峠に向かう途中、何と道路の両側には残雪がところどころに見えるようになりました。気温も随分下がってきたような気がします。トイレ休憩に寄ったのが、山中城址。まったく知りませんでしたが日本100名城の一つだそうです。その山側(トイレの裏側)にあったのが、杉の木立に囲まれた箱根旧街道です。石畳がとてもきれいに整備されていました。

三島市の観光案内によりますと、
  江戸時代、東海道を旅する旅人にとって屈指の難所となった箱根山(峠)越え。旧小田原宿から旧三島宿の間は、特に当時は箱根の八里越えと呼ばれ、東海道の中でも難所中の難所と言われていました。箱根旧街道は江戸時代初め、徳川幕府が整備した東海道の一部で、標高25mの三嶋宿から標高846mの箱根峠を登り、標高10mの小田原宿まで下る八里(約32㎞)の坂道です。この坂道は、箱根の山は天下の険、と歌にも歌われたように、東海道随一の難所といわれ、このうち、三嶋宿から箱根峠を越え、箱根の関所までの区間を西坂ともいいます。当初、この箱根旧街道には滑り止めのために竹が敷かれていたそうですが、延宝8年(1680)、三間幅(約3.6m)で石が敷きつめられ、石敷き(石畳)の道となりました。

ここで、びっくりしたのが、自転車(ママチャリ)を押しながら登ってきた若い女性。格好も町中で見る、ごく普通のスタイル。このあたりには民家もなく、三島方面から登って来たようで、箱根峠に向かってさらに自転車を押していきました。ちょっと唖然とした感じです。箱根峠を越えれば下り坂なので楽になると思いますが、このカーブ道、結構交通量が多いので、事故に会わないか、そちらが心配です。

さて、車はカーブの多い、急な坂道をしばらく走り、峠を越えると眼下に芦ノ湖が見えてきました。道路の残雪はもっと多くなり、寒々として天気も最悪。今にも雨が降り出しそうです。湖畔の道を進むと、海賊船乗り場や、山のホテル、美術館などもあって、晴れていればさぞ、最高の被写体になったであろうと、残念至極。気分も沈みがちです。とりあえず、食事をと、箱根園の駐車場に車を停め、レストランに入りました。ここは団体さん向けなのでしょうか、とても広いものでした。メニューは限られていて、みんな同じものを注文しましたが、なかなか出てきません。20分ほど待って、「まだでしょうか?」と店員さんに尋ねると、「申し訳ありません。もう少しお待ちください」との返事。お客さんの数に比べて、店員さんの数がとても少なく感じました。一人ひとり機敏に動いていて、対応も決して悪くないのです。すると先ほどの店員さんが「お待たせして申し訳ないので、何かドリンクをサービスさせていただきます。」とのこと。「そこまでしていただく必要はありません」と断りましたが、こちらでは「注文が通っていないのでは??」と逆に疑心暗鬼。しかし、そのすぐ後に、注文したメニューが出てきました。食事後、会計で、お待たせして申し訳ありませんでしたと、「カリントまんじゅう」をいただきました。これには恐縮しました。

さて、食後は、せっかく来たのでと、ロープウエイで駒ヶ岳に登ってみることにしました。乗り場の窓口で、券を購入するとき、受付の女性から「今日は天気が悪いので何も見えませんよ、それでもいいですか」との確認がありました。駒ヶ岳の頂上、晴れていれば富士山の絶景を見ることのできる最高のポイントなのですが、今日はあきらめるしかありません。それでも他の観光施設に行く余裕もないので、結局乗ることにしました。私たちが乗ったゴンドラは定員101名ですが、この時間では他に3組のお客さんがあって、計10人ほどでした。出発してしばらくすると、ゴンドラの屋根で大きな音がします。ガイドさんによると、ロープについている氷が落ちてきているとのことでした。
頂上に着くと、まさに視界はわずか。気温は零下4度でした。せっかくなので、唯一の被写体、樹氷を記念に撮りました。こうなると早く、旅館(修禅寺温泉)に着いて、温かい温泉に浸かりたいと、早々に箱根園をあとにしました。(つづく)



箱根園のミニ動物園のアルパカ君も寒そう


箱根をあとに伊豆修善寺に向かう
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