ちょうど見ごろでした。
岡山県矢掛町の観照寺に今年も梅を見に行ってきました。残念ながらこの日は、朝から小雨模様でした。それでも出かけたのは翌日の日曜日が休日出勤だったので、観照寺に行くのは今年最後のチャンスと思ったわけです。
また、被写体として雨に濡れる梅に新たな発見があるかもと、少し期待もしていました。井原から国道486号を岡山方面に進み、矢掛町の洞松寺の案内板が見えたら、右折して橋を渡り、迷わず真っ直ぐ進むと右手にピンクの幟の立つ観照寺があります。
いつも下の道の空地に車を停めて参道を歩きますが、さすがに今日は観光客も来ないだろうと、そのまま参道を進むとやや広い駐車場に出ました。駐車場から境内に向かうと、白い土塀越しに枝垂れの梅が見えます。そして小さな門を入ると満開の梅が迎えてくれました。よかったドンピシャリ。過去の経験から考えると観照寺の梅の見頃は、3月10日がベストと思われます。
当然ながら小雨が降っているので、傘をさしながらの撮影となりました。梅の見ごろは、7分咲きの頃と、よくいいますが、今日はまさにその状態でした、この観照寺には約30本の梅の木があるそうですが、特にこの境内にある5本の大きな梅は見事です。よく知られているのが、樹齢200年の臥龍梅です。幹が龍のようにくねくねしているのでそのような名が付いたようです。
ガラス越しに見る梅も風情があります。
先客は、夫婦1組と、ひとりの男性カメラマンのみでした。取りあえずひととおり撮って座敷にあがらせていただきます。こちらでは、住職(不在の場合は奥様)みずからお茶の接待があります。境内の梅の木すべてと室内にある梅の盆栽は、すべて住職が剪定されているそうですが、そんなに苦になるような話はありませんでした。
こうしてストーブが焚かれた部屋の中で、お菓子とお茶をいただきながら、ガラス戸越しに梅を鑑賞できるのもこのお寺ならではです。
こうして、梅を観賞したあと、せっかくなので吉備真備公園で、手打ちうどん保存会の皆さんのうどんを食べて帰ろうと思いました。注文したのは湯だめうどんです。讃岐うどんのようなこしの強さはありませんが、独特のやさしい感じの感触は、病みつきになりそうです。いつだったか仕事でつきあいのある倉敷の支社長さん、「こんなにおいしいうどんは初めて」と絶賛していました。ちょうどお昼の時間帯だったので、店内は、作業服をきた人や制服を着た人の姿も目立ちほぼ満席でした。食後、公園内を散策して矢掛をあとにしました。
吉備真備公園の館址亭のうどん店