未熟なカメラマン さてものひとりごと

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2014(平成26年)年度 高校女子駅伝を検証する その2 印象に残った選手たち

2015-03-08 00:11:14 | 駅伝
(過去の駅伝記事は、カテゴリーから駅伝を選択ください。例によって敬称略です。ご了承ください。)
ついに平成26年度も終わりました。高校女子駅伝、多くの選手たちが活躍し駅伝ファンに感動を与えてくれました。
本年度卒業する3年生を対象に、最も活躍した上位4名を選び、その功績をたたえたいと思います。



最終5区でゴールする鷲見梓沙

第1位 鷲見梓沙(豊川高校)
全国大会 5区 1位 
県予選会 1区 1位
くらよし 5区 1位
全国都道府県対抗女子駅伝 2区 1位
3000m記録 9.00.89 2014年度ランキング1位
1500m記録 4.21.33 2014年度ランキング4位
(参考)
2013(平成25年) 全国大会 5区 1位
2012(平成24年) 全国大会 2区 1位(区間新)

身長166㎝の長身。愛知県沓掛中学の出身です。どの区間を任されても、ただ前をみつめ、やや苦痛の表情を浮かべながら独特の前傾姿勢で風神のように駆け抜けます。不屈の闘争心を持ち与えられたその役割を全力で全うしてきました。決して期待を裏切ることはありません。体調管理もよくできていて大きく崩れることもありません。出場したほぼすべての区間が区間賞というすばらしい成績を残しました。近年まれにみるスーパー高校生といっていいでしょう。
社会人になってどのような活躍をするのか今後の活躍を注視していきたいと思います。
進路 ユニバーサルエンターテインメント



優勝テープを切る加賀山恵奈

2位 加賀山恵奈(大阪薫英女学院高校)
全国大会 5区 2位
地区大会 5区 2位
県予選会 1区 1位
くらよし 1区 5位
全国都道府県対抗女子駅伝 7区 1位
3000m記録 9.13.33 2014年度ランキング10位
(参考)
2013(平成25年) 全国大会 4区 3位
2012(平成24年) 全国大会 4区 4位

加賀山姉妹の妹です。とても印象に残っているのが全国大会での優勝インタビューです。笑顔で理知的な受け答え、とてもさわやかでスポーツ選手の健康的な美しさを感じました。
1年生のときからチームの主力選手であり、3000mランキング10位ながら、ここぞという一番に実力以上の力を発揮し、監督の期待に応えてきました。

全国大会での、立命館宇治高校との戦い、彼女の気力が勝り、初優勝を勝ち取りました。
進路 立命館大学



第1中継所 矢作佳南子と関紅葉

3位 関 紅葉(立命館宇治高校)
全国大会 1区 4位
地区大会 5区 1位
県予選会 1区 1位
くらよし 2区 1位
全国都道府県対抗女子駅伝 4区 5位
3000m記録 9.11.70 2014年度ランキング7位
(参考)
2013(平成25年) 全国大会 1区 10位
2013(平成25年) 全国都道府県対抗女子駅伝 5区 1位
2012(平成24年) 全国大会 3区 2位
進路 立命館大学

埼玉県埼玉栄中学から名門、立命館宇治高校に進学しました。紅葉は「くれは」、と読みます。1年生の時からチームの主力メンバーとして活躍してきました。やや前かがみで肩に力が入った男性的な特徴あるフォームで走ります。


4位 矢作佳南子(青森山田高校
全国大会 1区 3位
地区大会 2区 2位
県予選会 1区 1位
全国都道府県対抗女子駅伝 1区 16位
5000m記録 15.51.40 2014年度ランキング8位
(参考)
2013(平成25年) 全国大会 2区9位
2013(平成25年) 全国都道府県対抗女子駅伝4区 22位
進路 日本体育大学

埼玉県高階中学の出身です。身長149cm、38㎏の小さな体のどこにあのようなパワーが秘められているのでしょうか。偉大な先輩、西沢果穂のもと、急激に力を発揮するようになり、モニカ・マーガレットとともにチームの主力選手となりました。全国大会では最後までトップ争いにからみ、その存在感を大いにアピールしました。区間3位は実に見事でした。この好走により、チームは昨年と同じ同校最上位の5位入賞となり、表彰台はすぐ手の届くところまできました。

以上で、2014(平成26年度)の駅伝記事は終了させていただきます。
ご覧いただきました、多くの方に感謝いたします。2015年度(平成27年度)も独自の切り口と視点、データをもとに検証してみたいと思います。ご期待ください。
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